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[黴と埃の香りしかしないような、日の当たらない路地の奥に
『カレワラ』
という、ボロボロで、蒼いペンキ塗装の剥げかけた看板がある。
風が鳴る度に、辛うじて柱に繋がる釘たちがぎいぎいと軋んだ音を立てる看板の、真下。
看板よりは幾分しっかりと立て付けられた戸が開かれる。
中から出てきたのは、齢20に届かないだろう程度に見える、その『店』の、たった一人の従業員。
三白眼としか言いようの無い目は、常に機嫌悪そうに周囲を探っていた。]
[その店がかつて情報屋として機能していたと、知る者もいるだろうか。
10年ほどの昔、カレワラという名の、銀縁眼鏡をかけた壮年の男が幼い子供と二人で、生きていた頃は。
但し現在では、店の看板だけがそこにそれがあった証。]
……ウゼェ。
[靴音を鳴らし、細い裏路地を抜ける。
眼前に広がるのは、かつての都会。
廃退した町並みを潜り抜けてきた乾いた空気を吸い、不快を吐き出すと、白い帽子の下、短い眉が歪む。
数日前、その店に投げ入れられた『情報を売ってくれ』との短い文章を書きなぐったメモを思い出して。]
[丁寧に、『――支払う、――で待つ』と、大層な金額と場所まで記されていたそれ。]
……チッ。
[その文面を全てそのまま信じるわけではないが、廃業した情報屋を頼ってくる馬鹿の顔を見てみようかと。
きっと、そこに行ってみようとしているのは、そんな気持ちの筈だ。
もやもやとした感情を蹴散らすかのように盛大に舌打ちしても、何も変わらないまま。
生きる人間はもう少ない、壊れかけた世界。
足を向けるのは、書かれていた場所は、壊れかけたビル群を抜けた先**]
/*
クレオソートってなんだい?
多分防腐剤。かな?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%88
― 壊れかけたビル街 中心地 ―
[ゴム製の厚底が、ざりり、と踏みしめるのは、砂であり細かく砕けたガラス片であり。
自然に発生したものでは無い香りと上から眺めてくる視線には、薄ら気付いても気付かぬ振り。
漸く、とそちらに視線を向けたのは予測する場所から気配が消え、遥か遠くなった後だった。]
……狙われてンのかね。俺は。
[誰に向けるでもない問いと目付きの悪い睨みを残し、再び目的地へと足を向ける。
不意な崩壊に巻き込まれるのを避け辿り着く先は、街の中心地。
とはいっても、それは繁栄した頃の話。
今はこの街の中でも、建物の損傷が酷く、普通の人間ならば立ち入ろうともしない場所。]
やア、待たせたカイ――……?
[崩壊を僅か持ちこたえるビルの中。
待ち合わせる場所に居たモノに、特徴的な訛りを含む声で問いかける。
その表情は、歪な微笑み。
こちらに向けられる銃口は、待ち伏せた男の両手に二つ。
『カレワラの秘匿文書を渡してもらおうか』
脅しと言う名の歓迎の言葉に、ハッ、と息吐く嘲笑を返す。]
ンなもんねェよ、タコ。
アッたら俺が旨く利用シテやるっての。
[死を見せ付けられても、若い三白眼が動じる事は無く。]
[懐から するり と一対のナイフを取り出し、構える。
今度は待ち伏せる男が笑う番だった。]
ナニが可笑しいンだい?
[機械仕掛けの飛び道具と、短い刃物が対する。
二発の銃声は、どこまで響いたか。
その後に、立っていたのは待ち伏せ られた 側だけだった。]
[手向けの言葉は、静かに響く。
ピクピクと痙攣する普通の人間の頭に、ざっくりと刺さった一つのナイフを引き抜くと、それに付いた粘着質を温もりある相手の服で丁寧に拭い、腰につけたナイフポーチに仕舞いこんだ。
それから、当然のように手際よく、相手の持っていた金目のものを漁り始める。
ずしりと重みのある漆黒の二丁のハンドガン、それからそれの予備弾。綺麗な石が付いた指輪。
それらをポケットから取り出した布袋に突っ込んだ。]
儲けさせて貰ったゼ、アリガトよ。
[感謝の言葉は感謝の意味無く上辺だけ。
にやりと笑んで、赤くもう動かないものに背を向けた。]
/*
ん、更新ちょい延長了解。
ソロールしすぎた、いや昼頃これたけど覗くだけですぐ去らねばだったのが痛かった。
拳銃(・∀・)カコイイ!!
http://sankowebshop.com/shop/item_detail?category_id=62302&item_id=360340
/*
キャラ付け纏め
・昔おっさんがやってた『カレワラ』はお偉いさん御用達情報屋だったらしい。今はカウコ一人で休業中。
・カウコはカレワラの娘、俺っ娘(変更可能性アリ)
・変なカタカナ混じり言葉遣い。
・ナイフ使いと見せかけて異能。
詳細未定だけど、金属変質か磁力辺りを考え中。
ひとまず、見かけを「普通の人」にしたい。
[帰ってくる答えに、驚きとそれ以上に呆れを向ける。]
家ェ? 迷子って、お前……
[しかし、最後の言葉には、息を詰まらせた。
そうして、それを自分なりに理解する。]
……そうダナ、俺は、生きるタメに殺す。
[冷えた声が肯定する。
澄んだ瞳は、この世界に狂う証。
それを哀れむ事も、拒絶する事も、賛同も勿論、しない。
それは逃げた弱さであると同時に、順応した強さでもあると思うから。]
俺はモウ、十分頂いタ。
残りが要るならやるガ?
[こちらに敵意が今のところだけでもないのなら、軽い警戒を解いて。]
/*
そんなわけで、lalanです。
ららんです。ぁぁんです。
これから約一週間ほど、ドウゾ宜しくです。
シリアスRPしたようしたいようってもだもだしてて、kkrさんにやろうぜやろうぜうひひひひしました。
殺伐ロール自体が、かなり俺としては珍しいのですが、ががが頑張るます。
今回のPC思考軸は、メガテンの「カオスヒーロー」をイメージ中。とはいっても俺「真1」クリアして無いんだけd
力こそ全て、力がある者だけの世界でいい、力ある者ひゃっはー、そんな感じです。
/*
はう、ちょっと調子悪いんで⊂( ⊂(´_ゝ`)ねる。
一人なら話相手にとおもたけど、
マッティーとレーメたん二人いるなら
だいじょぶ、よね?
おやしゅみ⊂( ⊂(´_ゝ`)
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レーメたんのは、つまりは石炭とか食ってるらしい。
クレオソートは、合成化学物質的な意味のほうで合っている様子。
あとはえーと、
サーディとは変口調つながりが何かあるかもしれない。
[先の銃声で幾らか、崩落の危険が瓦礫と化していたか。
その中を、さした感傷無く再び歩いていく。
先を歩いていた小太りの影は別の道を行けば見えなくなり。]
……アッチのほうガ、俺は好感が持てるナ。
[その道すがら、『恵みを』と、地を這いずる骨と皮だけの物体の声に、耳を貸す事など当然のように無かった。
食料無くして已む無くだろう、探して迷い込んだ、力を持たないモノの言葉など、何の意味があろうか。
必要な分以上を捕食していそうな体格を思い出す。
鈍そうだと思いながらも、人を喰らい生き延びているのであれば、決して弱くは無いのだろうと予想しながら、口端をあげた。]
[>>136情報屋として殆ど機能して見せてはいないものの、極稀にこちらを頼る人間がいる。
幾つかの取り引きをした事のある変人の一人に、僅かに肩を竦めた。]
ソりゃ、失礼。
まア、こんなゴミ溜めノ中じゃ、気にしてモ変わりゃネェと思うガ。
ドロテア……ドロテア、ね。
どっかデ聞いた名ダナ――
[似て非なる言葉の訛りで、記憶を探り、到る答えに一つ瞬いた。]
ああ、思い出した。
話題の『イケニエ』ダロウ?確か――…
[この街のどこでだったか、神にか何にか、捧ぐ供物になろうとする人間がいること、それはそれなりには有名な話。
知りうる限りの知識を口に、けれど胸糞悪い話のため、話は早く切りたいと、情報料など請求することなくひらりと手を振り。]
俺はンなモンに縋るような弱い人間にゃ興味ねェガ……そいつがバカンスの種カイ?
殺スなんてタダの手間ダト思うゼ?
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