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[ドロテアの表情に問う色が現れたのは、ほんの一瞬。
妹に向けられたのは、受け止めるような頷き>>96。
どうやら、ナイショはとことんナイショであるらしい。
「あれ買ってきて」で通じる双子の姉に、どこまで隠しおおせるかはわからないが、嬉しい結果と一緒に秘密を明かせるといいな、と思う。
責任重大だね、と密かに笑んだ]
あはは、くじがお腹の中じゃあ、困っちゃうね。
[エートゥ>>107に笑い]
じゃあ、間違って食べないように、籤はアルミホイル製にしようか。
うっかり噛みしめると、こう……
[想像して悲しい顔になった]
…………やめよう、うん、それはやめよう。
[アルミホイルを想像してしまったらしいエートゥ>>109に苦笑を向け]
そうだね、ナッツなら食べちゃっても気がつくか。
大きなマカダミアナッツとか。
……いや、魚は抜きで。
この辺りの文献、探してみるとたくさんあるんだね。
それでもシュテルの正体について、はっきりした結論は出てない……か。
[手近の文献をぱらぱらめくり、また棚へと戻す]
でも、シュテルがマッテオだって仮説で、だいぶ筋が通る気がしない?
真実は――たぶんもう、誰にもわからないけど。
彼らはさ、千年以上も後の人間が、自分たちの志や生き様を想像して、熱く語るなんて、夢にも思わなかっただろうね。
[地図のコピー、中央の辺りを指でなぞり]
命尽き、墓すらも朽ちて、城の名が失われても、尚残るものがある。
ロマンだねえ。
[地図の上を歩く指>>127を見つめ]
シュテルと同等の力を持つ、指揮官。
三将は武力には長けているけど、いささか心許ない。
守護天使はその名の通り、護りを得意とする。
二分した軍の一方を、シュテルと同じように率いられる者――
彼の、半身?
一度に二つの城を落としたとも、翼が生えていたとも噂される英雄。
その正体は、何よりも強い絆で結ばれた、離れていても通じ合う、ふたり。
トゥナならね、その力はあったと思うよ。
[ドロテア>>130に頷き]
ただ、
どちらもたやすい戦じゃあない。
分かれてしまえば、もしかしたら二度と……
[言葉を切って、わずかに目を伏せた]
[ウルスラの声>>131に視線を上げ]
そうだね。
執着王がその後圧政を強め、虐げられた民が英雄を懐かしんで伝説を残した、って考え方もあるけど。
逆にシュテルを支持した人々、いわゆるファン達にも、執着王は案外寛大だったのかも知れない。
心は、離れない――
[はっとしたようにサーディ>>135と視線を合わせ]
そうか、そうだね。
そのくらいでないと、半身とは言えないか。
[双子の顔を見比べて、柔らかく笑む]
ロマンだよねえ。
跡継ぎ……?
印象が薄いと言えば、次男坊のテシオだけど。
それならテシオの戦功を、もっと目立つように歴史に残しておくと思うんだよね。
あれ、どうなったんだっけ?
伝説は願いからできている、か。
いいね。
[サーディ>>147につられるように笑う]
たとえ、真実はそうじゃなくても、たくさんの人が彼らの幸せを願っているのなら、きっと、何て言うか……魂は幸せになれるんじゃないかな、とか。
そうだねえ、もうイイ時間だし、ご飯食べに行こう、ご飯。
[ドロテアの提案>>146に頷いたが]
……なに?
[じーっと向けられた視線>>152に、首を傾げた]
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