155 六月燈の思い出屋
★【発言絞り込み表示中】
★全員表示は
こちら
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
[1]
[メモ/メモ履歴] / 絞り込み /
発言欄へ
視点:
人
狼
墓
全
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/05 23:22)
[前日の降灰も掃き清められた参道。
福引屋の前で足を止めたのは、
大学ノートを小脇に挟んだ作家。]
…いや、僕は
"坊っちゃん"なんて年じゃ――
[福引屋が呼び止めた対象を探す態で、
背後の雑踏へうろりと視線が彷徨う。]
(1) 2014/07/05(土) 23:48:29
―――― あ、
[視界に入った若者へ覚える、既視感。
陽炎の立つ昼下がり、前日の幻視と思しき
若者の背が、ふと作家の脳裏に浮かんだ*。]
(2) 2014/07/05(土) 23:53:41
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/06 00:00)
[追憶に意識が吸い込まれそうになる、
その刹那を掬うように声をかけられた。
我に返る作家は、
会釈に足りない身動ぎと目礼をする。]
ああ、すまない。
(6) 2014/07/06(日) 22:00:19
[目の前の若者に、"会った"とも
"見かけた"とも言うのは何か違う気がして]
思い出の中に、
君がいた気がしたんだ。
[作家の補足は奇妙な言い回しになった*。]
(7) 2014/07/06(日) 22:01:08
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/06 23:33)
……
[瞬く作家が無言で首を横に振ったのは、
詮無い謝罪合戦になるのを防ぐ些細な業か
はたまた『今のこの僕』を否定したものか。
まじと見つめられても、掠めた思い出は
未だ相手と共有するものではなくて――]
(11) 2014/07/07(月) 14:24:17
…
いか焼き・福引き・お面売り。
[漏らすうわさは、唐突に。]
この順に屋台がならぶ界隈に、
思い出屋がいると聞いたんだ。
(12) 2014/07/07(月) 14:25:35
[福引屋が呼ばわる。
福を引いてお行きなさい。――――
ごそり、作家の片手がボケットを探る。
つかみ出した500円玉をおもむろに
福引屋へ渡しながら、若者を見遣った。]
よかったら。
…君も、ひとつ*どうだろう*。
(13) 2014/07/07(月) 14:27:55
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/07 14:29)
そう、噂に聞いてね。
[問い返す若者の反応に、
作家の眉尻が少し下がる。]
目当ては、そうだな…
アレがいいな 僕は。
(18) 2014/07/07(月) 22:44:41
[景品を見回した作家が指さすのは、
重ねてぴっちりとラミネートされた
分厚い『シツジノ学習帳17冊セット』。
…前日のご婦人が通りすぎるのは、
新井式廻轉抽籤器の回し取っ手を
慣れぬげに摘んだ作家の背後。]
(19) 2014/07/07(月) 22:45:15
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/07 22:55)
… 美味しそうだ。
[福引き屋が食べるイカ焼きについては、
うまそうであることに作家も同意した。
感想を付け加えるに、]
正面から買うイカ焼きよりも、
たぶん、ずっと。
[隣屋台から手を伸ばす其れゆえに、
きっとあれは旨いのだろう――と]
(21) 2014/07/07(月) 23:11:54
[『1等が出たら、ごちそうするよ』。
――福引屋が、もちりと不敵に笑う。
『なんだったら、
"思い出屋"から買った思い出の話も』。]
… む、…
(22) 2014/07/07(月) 23:12:20
[がらがらがら。
こっころこん。
受け皿へ転がる玉はみどりいろ。
作家の手元へ渡るのは、
六等の2Bえんぴつ1ダース箱。]
(23) 2014/07/07(月) 23:22:49
… いや、文筆業というやつだ。
[若者の問いには、遅れて応える。]
だから、これも"あたり"なんだ。
[堅物なりに判り難く道化てみせた。]
(24) 2014/07/07(月) 23:25:56
作家 フユキは、迷い子 バクに抽選器の前を譲るように一歩*ずれた*。
2014/07/07(月) 23:27:07
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/07 23:39)
[1]
[メモ/メモ履歴] / 絞り込み /
発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
視点:
人
狼
墓
全
トップページに戻る