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…通報!!
[そこにおっさんがまだ居たかどうかは定かではないが
わなわなと携帯を操作して、繋がらないと判ると床に叩き付けた。]
おおおおっさんおおおおおおもちつきたまえ!
覗きならば罰金で済むが人を殺したらそうはいくまいぞ!!
いや。いやいやいや待ちたまえ。
あれも実は超高級ケチャップかもしれぬ。
あるいは死んだら殺すと脅されてまだ息があるやも…
と…とにかく
今はおっさんと一緒にいるなんてごめんこうむらせてもらおう!
テ…テッ、テントに戻らせてもらうよ!
[そそくさとテントに逃げ込んだ。]
ケチャップまみれが人殺しを任せると思うのか!
ほんものだ…おっさんはほんものの変質者だった。
[テントの中に聞こえてきたおっさんの抑揚のない声、
寝袋に頭から潜り込み、必死の反論も声は届いているのか。
少女はがくぶると震えている。]
イマリ…。イマリが危ない。
[寝袋の振動が収まったと思いきや、
少女は出口の見えない寝袋としばらく七転八倒して抜け出した後、気取られないように忍び足でテントを出て、おっさんの後を付いて行く。その手にピッケルを堅く握りしめて。]
おっさん…
今日がおまいの命日だ!**
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