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宿、ない。一番近くて、隣村。歩いたら、二日。
夜通し歩けば、宿要らず……
[手をぽんと叩いて、家の中を指差し]
今日から、宿屋。
開店記念で、宿賃サービス。
[レンの言葉にはこくりと頷き]
細腕繁盛記。宿屋の、バイブル。
ようこそ、おこしやす。
お風呂にする……ご飯にする?
[一人、玄関先で三つ指をつき、変な人と化している。
やがて広間へと足を向けると、不思議な光景に]
どうしたの、フユキ?
地球を、七回半……
[読み上げられる言葉を、とり憑かれたように*反復する*]
[フユキの言葉にしばらく何かを考えていたが
突然床の一点を中心にして、その周囲をぐるぐると7回転半。
回り終えると、ふらふらとよろめき、息を切らせながら]
はふ、はふぅ
……何秒?
光、速い。世界、まだ遠い
[床に倒れ込み、呼吸が整うまでしばらく休憩]
[フユキの視線の先を見やり、黒板に気づく。
黒板の前へと進み出ると、書かれた文字をじっと見つめる。
やがて白墨を手にすると、おもむろに何かを書きはじめる。
辺りにカツ、カツと白墨が削れる音が響く。
書き終えると、白墨を置き手をぱんぱんと払う。
白い粉がはらはらと床に舞い落ちる]
○月×日 たぶん晴れ 日直 リウ
[書かれた日付はなぜか霞がかかったように
ぼんやりとして認識できない。
文字の隣にはデフォルメされたキリンの落描き。
しばらく黒板を満足げに眺めていた]
[卓上の束から、表紙にキリンの絵が描かれたノートを取り
広間の食卓の上に置く]
……宿帳。
[まだ真っ白な二ページ目を開いて、その脇に鉛筆を*置いた*]
温泉ない。露天風呂なら作れる。
ドラム缶……庭に運ぶ。
[レンに名前を呼ばれて、不思議そう。
戸棚に近づき、蝋燭を眺める]
……蝋燭が、宿帳?
[名前の書かれた蝋燭にそっと触れ、少し*悲しそうな顔*]
うおっほん。
[低い声でわざとらしい咳払いを一つ]
……起立礼前転着席。
出席を取る。ええと……
[蝋燭に書かれた名前をひとつひとつ読み上げていく]
[聞こえる返事には、顔と名前を覚えようとし]
自由選択。
[フユキにふるふると首を横に振り
手伝いを申し出たソラに、首を斜めにかしげて]
露天風呂作り?
庭に石を積み上げて
ドラム缶を運んで
薪割り小屋から薪もいる。分担する?
[女将の歌を口ずさみながら、ドラム缶を取りに*勝手口へ*]
[庭でドラム缶の歌を歌っている]
……?
お客様の気配。
[玄関に向かうと、こっそりと体半分隠して柱の影から様子を窺う]
いじめの現場……
若女将は見た。
お手伝い、感謝。
[ソラに礼を言うと、薪を確かめるようにぺちぺちと叩く。
腕を組み、大きく二、三度頷くと、広間へと足を運ぶ]
宿屋はじめました。
露天風呂あります。
[ノートの一ページを破り、マジックで大きく文字を書くと
玄関の脇にセロテープで貼り、満足げ]
家政婦さん?
[レンの声を聞き、広間へと小走り]
ようこそ、おこしやす。
ここに必要事項を書いて。
[ノートを一枚破ると、
一番上に「りれきしょ」と書いて、テンマの前に出す]
……あ、試用期間。
[左の掌を右拳でぽんと叩く]
羊羹、もらう。
甘いもの分、補給……
[ネギヤに手を振ると、羊羹を薄く薄く、
向こう側が透けるくらいにスライスしていく]
[羊羹の向こう側にソラの顔を見ながら]
あ、落ちた。
[自重に耐え切れなくなった羊羹を指でつまみ、口に放る。
なぜか一人分余っている羊羹を見て、少しだけ哀しい気持ち]
ううん、何でも。
気にしないで、多分妹。
[ルリの頭を撫でようと手を伸ばす]
明日、晴れるかな……
そしたらおにぎり用の味付け海苔
切れてたから、買い出し
[羊羹を食べ終わると、お茶をすすりながら、ぼーっと遠くを*眺めていた@0*]
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