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[ユージーンから告げられた『時間』>>20をようやく理解する。
彼が何事かを語る毎に勢いを増す火を避ける事もせず、ただコーネリアスの眼を見て。
コーネリアスの肩へ振り下ろされる獣の爪は止めず、消える時まで彼を見続けた。
その間に火は僧衣の裾を伝い、這い上がる。
それでも笑顔を浮かべながらぽつりと呟き始めた]
…ユージーンさん。
私、もしかしたら貴方に感謝しているかも知れませんの…
だって、コーネリアスは最後に残ったら天へ行かずまたふらふらと旅に出てしまいそうなんですもの。
私が後から追って行くつもりですわ、私が行けるのか、また行く事が出来たとしてどの位かかるか…わかりませんけれど。
それに…彼の笑顔、ご覧になりまして?
貴方は理解出来ないご様子でしたけれど、穏やかでしたわ。
ですから私は貴方を恨みは致しません、彼は笑顔で行ったのですから。
[両手で胸の前で十字架を持ち、膝を付く。
祈りの為か、既に立てなくなっているからか]
私はここでおりますわ。
貴方達はこれからどうなさるのかわかりませんけれど…
祈っておりますわ、皆様の元へ行かれる事を。
[全身に火を纏い、最後にハーヴェイを見]
…ハーヴェイ、またね。
[いつかの自分に戻る事の許しを祈りながら告げ。
やがてその姿は崩れ、消えた。
後に残ったのは、十字架ひとつ]
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