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あっけよ!あけよう!
[適当に入った教室の窓を開けようとして、そのうちそれは力ずくにと変化する。しかし、開く気配は全く見せなかった。]
― 1年1組の教室 ―
んだよー、誰もいねーのかよこんちくしょう。ここはそうだ1年1組じゃないか。なら俺の机が…。
[何かを求めるように声を荒らげ、何かを求めるようにふらふらと机を探す。
探し物は直ぐに見つかった。]
―引き出しに仕込んでおいたあれが見つからないか…。
なんだかもういいや…。
[教室から出て廊下に寄りかかり座り込む。手持ちのカロリースティックを放り込むと、大きくため息を吐いた。]
皆どっかに居るとか、いないとか。出れるとか、出れないとか…。なんかもう疲れた。
[犬を傍に寄せて、静かになでようと。
しかし、当の犬はそれを振り払うように、何処かに行こうとした。]
おい、何処に行くんだ。
[何かに向かう犬に、仕方なく立ち上がりそれを追う形になる。]
散歩の時間にでもしたいのか。
お前は平和なやつだなぁ。
[此方の思うことなど露知らず、器用に階段を登っていく。]
やっぱ帰りたいなあ。
[矢張り足音は響いていた。
暗がりを手すりを用いて登っていく。]**
そういや13階段なんてものもあったな。
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