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[診療所で。
自分の死体の前に、少年が椅子に座っている。
あるいは、彼だけがそのつもりになっている。]
……。ふむ。
[困ったように、己の亡骸に話かける]
幽霊なんていない。と思っていたのだけど。
駄目らしい。まだ僕は終わらないらしい。
[とっても暇そうに、天井を見上げている]
僕が――。
[無意識に囁いて、ほんの一瞬苦笑する]
残っていても。
まあ、何もできなかっただろう。うるさいわ。
[いつものように、軽口を叩いた。*]
[壁際で腕組み、フユッキーたちの会話を傍観中]
どうなんだろうね。この事件。
合理的に考えると気になることが幾つもあるんだが、
合理的に考えて良いのかな? これ?
何か僕たちのルールの外の話な気がする。
ロッカ――。
ホヅミさんの言う通り、あの状況で自信げに言う台詞じゃなかった。
でもあの子がそこまで子供かというと自信がなかった。
自分でも馬鹿げた話に聞こえるけれど、彼女は何か別のものを夢と表現しているように思った。
不謹慎な事実を「大丈夫だよ」では済ませない自信と、「今まさに何か見ているような素振り」。
さて、彼女の確信は何故だったのか。
アン――。
傷一つない死体だったと。それゆえ、彼女は落下せず、下まで降りてから死んだように見える。
さて、だとしたら、どこから、何故降りたのだろう。
そもそも雨の中、彼女は何がしたかったのだろう。
室内の落雷とかもそうだけど、実に奇妙だ。
犯人を見つけた時、僕達は僕達のまま何ができるんだろう。と考えてしまう。
もうとりあえず女子更衣室とかに行くべきなんじゃないか。僕は。
[ぼんやりと、皆の言葉を聞いていて]
なんか少しパーツが判った気がするんだけど、
その肝心の伝承を思い出せない僕がいる。
――どうなったんだったか?
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