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[イヴの時間に終りが告げられ店の外へ出るとその場所からできるだけ早く走りさる。
店から姿が見えない距離まで遠ざかると キュゥウウウウンと機械音が鳴り
CODELIFEが切れた]
[ナオの母親の待つアパートに戻る]
ママ、遅くなってごめんなさい
[真っ暗な部屋の中、白くなるほど手を握り締め食卓テーブルに座る女性に声をかける]
…ちょっと、友達とだべっていて遅くなったの
[その辺にいるどこにでもいる女子高校生を演じて]
ママ…大丈夫?
ママ、ママ 心配させてごめんね
[心の底から愛をこめてその人を抱きしめる。
おじいちゃんが死んでから…一切成長しなくなった機械のナオを困惑したように見つめる母親を―――ただ抱きしめる]
[倫理委員会は…ある程度正しい
演じてみてもアンドロイドはアンドロイドなのだ。
目の前の大事なマスターが自分の性で壊れていくのを見ていてもどうすることもできない。
そして悔しいのは事故により夫と娘を同時に無くした母親のための介護アンドロイドナオの設定には 微笑むだけで泣くことなどインプットされてはいないこと]
−if倫理委員会の取調室−
[机といす以外は何も置かれていない小さな部屋で数名の倫理委員会の前に座らせれて型式番号で呼ばれる。
「介護型女性型アンドロイド型式番号<12>“U”-<<01>><<09>>だな。お前がここに呼ばれた訳はわかっているだろう?」
[無表情のまま静かに型式番号を繰り返し、次の返事には首をふるだけ]
「そうか、ロボット法3条が効いているのかね…しかし、しらを切ろうとしても
お前のチップを調べれば我々が聞きたいことは隠しようがないのだよ」
…それなら、調べてください
[何を言われても瞳を動かすこともなく感情のないモノのまま座っている]
ガタンッ
[不意に倫理委員会の一人がいきなり席を立って椅子が倒れた。
静かな部屋に大きな音が響く。
無言のまま扉を開けて出ていく人影…それはずっと喫茶店で待っていた少年。
ツゥーとその姿を追うように少女の首が動いて]
キュウゥゥゥウ
[ほんの数秒---すべての機能が凍ったように停止した]
[調書に目を通していた倫理委員の者が何かを感じて机に広げたメモから目を上げるが。目の前に座っているのは口の端を少しあげて微笑んでいるようにみえるガラスの瞳の人形のようなアンドロイド]
[−ナオの自宅−
もし自分が倫理委員会に引っかかったらどうなっていただろう。
亡くなった娘の代わりに人間の様にふるまうアンドロイド。
とすこしづつおかしいと気づきながらも自分をごまかそうとする母親
少しづつ軋んでいく日常はとても危うい。
---それでも続けていくのは]
ママ 大丈夫だよ。ナオはここにいるよ
ずっとずーっとママと一緒だから。
[全てを失ったこの女性にとってナオはなによりも重要だから。ロボット法第1条と第2条が動いている為なのか]
[倫理委員会に捕まりたくなかったのは
ロボット法3条が働いているから
それだけなのだろうか
それともまだ形にならない胸の奥に生まれかけた感情]
ただ…消えなくなかった
ナオはナオでいたい
[そう思った瞬間に急に目の奥が熱くなる]
なに?これ
[つんっと鼻の奥が痛くなる]
[頬が何かで濡れるのを感じてそっと指で触れてみた]
なんだろう これ?
[目からはらはらと零れ落ちていく雫。
濡れた自分の指を不思議そうに眺めた**]
[−そして翌日、いつものように家を出る。学校へ行く用意、手作りのお弁当を持って]
行ってきます。
今日も…少し遅くなるかも。
大丈夫、心配しないで。
友達とね学校で少し残って試験勉強する約束だから
[手を振って家をでる。しばらく歩けば頭の上にリングが浮かび顔からは表情が消え去った。
学校の時間がおわるまではいつものようにどこかの図書館で過ごして、決まった時間になれば自然に「イヴの時間」へと]
[イヴの時間の入り口にある電光掲示板が見えてくると頭の上のリングが何度か点滅するとふっと消滅する]
あの、モミジさん
[喫茶店の扉を開きながらモミジの顔を振り向いて]
お店の中ではルールお願いしますね。
[にっこりと笑いながら上目づかいでモミジの顔を覗き込んで小さな声で少し心配そうな声を出す]
こんにちはーっ
今日はなに食べようかなっ
ナオ今日は体育あったからおなかペコペコなんだ
[するりと店内に入り込むと店にいる者たちに挨拶をしながら、いつものカウンターの席へ座って]
マスター!今日は おみくじクッキーとホットミルクのセットくださーい
[オーダーを入れた]
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