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え……。
えへへへ。
[血のりをふき取ってにっこり]
褒められるとルリ照れちゃうよ。
と、ところでぇ……智狼って……バカにされちゃうの?
[微妙にひきつった笑み]
[しれっと云われ、俯いて]
――。
[ぶるぶると震えていたが]
いいわよ!!
[唐突な大声と共にその場に蹲り。
地面に亀の様に丸くなると]
いいわよ、いいわよ!!
もうこうなったら卵でもなんでも産みまくってやる!
おとーさーん!おかーさーん!!
[号泣しながら、
うぅん、うぅん、とやけっぱちに唸り始めた。]
ヒ、ヒナおねえちゃん……!
[心配そうに蹲るヒナの肩に手を置く]
いきむときは、ひっひっふーだよ!
ひっひっふー。
ひっひっふー!
[なぜか一緒にひっひっふーしている]
何か上のほうでは智狼がどーのこーの言ってたからねえ。
そういう位置に置かれてたのかも。
きっと[結社員]が一番偉いとか言って、[役者 ソラ]が決めたんだろうね。
[ルr……もとい、ダンケに諭すように言って]
[ヒナにはその気持ちも知らず応援しながら]
そうそう、その調子ですよ!
これだったら[餅肌 ネギヤ]も[参観者]もかなわないです!
[囁き狂人]が100回[マヨラーになった。]したところで
ヒナさんには勝てませんよ!
ひっひっふー!
ひっひっふー!
[ダンケの手の温もりを感じ、
涙ながらに必死で呼吸している]
頑張るわ!
たとえ、ネギヤさんだろうが、参観者だろうが。
卵を産んでしまえばこっちのもんよ!
[ノリノリだが、ふと気付く。
本当は卵が産めません、どうしよう、と。
卵に変わる何かを産もうと]
ひっひっふー!
[呼吸しながら考えている]
結社員が一番偉い世界なんて、ルリ、許せない……!
ソラさんなんて、[丁寧語でしか話せなくなった。]になるといいんだわ!
[エプロンの裾を握り締める]
[そして、唐突に]
――
[止む呼吸。もじもじ、っと身を捩り]
あ、あの
[もそもそ、と握った右手を上へ]
産まれました…
[ゆっくり右手を開くと、小さな飴玉]
そうですよ!
卵さえ生んでしまえば、そこで人生の勝利者ですよ!
まさにウィナー!
[ヒナには無責任な応援を繰り返している]
[r……ダンケには神妙な面持ちで]
……確かに結社員が一番偉いのは問題かもね。
100歩譲って[共鳴者]が限界でしょう。
[夢の国]あたりだったら、結社が一番偉いのかもしれないけどね。
いいのいいの…
慰めなんて
[めそめそ、しくしく]
結社員が一番偉いなら、
結社員が卵産めばいいのよ…
そうすれば全部丸く収まるのに…!
[なんだか黒い愚痴を零し始めました]
……!
飴玉じゃあ……その場限りで終わる……!
早く何とかしないと……!
いっそのこと[ピチピチになった。][囁き狂人]という触れ込みだったら
まだチャンスは……!
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