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猫さん、おいで。
宝物庫でおいたすると、かみかくしにあうんだよ。
[ドンドンと祭囃子。
ジリ、と一歩、中へと近寄る]
[ふいに現れた人影に、ぽかんと口を開けて思考停止]
……こ、こんにちは。
[相手が一度見た顔であったことからやや警戒を緩めるも]
なにしてたの?
[こてりと首を傾げる。素朴な、疑問]
おじちゃんなら、きっと知ってる。
知らなくても、知ってる人を知ってる。
[宝物庫の由来についてはそう答えて]
かみかくしも、おじちゃんが言ってたの。
後でお話してくれるって言ってたよ。
おねえさんも一緒に聞く?
[微かに香るザクロを感じながら、問い掛ける]
ふぁ、
[手元に飛び込んできた鈴をじっと見つめる。
ネギヤへの伝言として告げられた言葉にはこくりと頷いて]
あ。
[顔を上げた時には、ザクロは既に走り去っていた]
―宝物庫―
[鈴を宝物庫の奥、棚の上にしまう。
外に出て、扉をきっちりと閉めると]
猫さん、見張りお願いね。
[猫はザクロの実をガツガツと食べながら、『ぶにゃーお』と返事した]
[宝物庫を離れ早足で本部テントへと向かう。
働いているエビコの姿が見えるとぺこりと頭を下げて]
エビコおねーさん、こんにちは。あの、おじちゃんいますか?
[エビコか、他の者から不在を教えられると、礼を言ってその場を離れようとして]
……お面?
[萩原の老婦人から、おたふくのお面を手渡された]
[お面をプレーチェの頭に乗せながら、ネギヤはおそらく集会所にいるだろう、と萩原の老婦人は教えてくれた]
ありがとう、おばあちゃん。
[お礼を言って、小柄なおたふくはテントを出て集会所―神社の社務所―へと向かう]
[そしてしばらくも行かないうちに、昨日の少年を中心とした人だかりを目にすることになる]
……?
[やたら見た顔だらけの人だかりに、おたふくは小さく首を傾げた]
―集会所(社務所)―
[集会所に近付くと、たしかに叔父の姿が見えた。
入り口の前に長机が出され、ビールとラムネの瓶が並んでいる]
『お待たせしましたー!
お酒の振る舞い始めますよー!』
[自治会員の若者が、会場中に響くような大声を張り上げる。
もちろん未成年に配られるのはビールではなくラムネである]
[姪っ子の姿を見つけて、ネギヤはラムネの瓶を渡す]
『神隠しの話だったね。
もうすぐ取材の人が来ると思うから、その時一緒に話してあげよう』
[そう言って頭を撫でて。]
[宝物庫での出来事とか、話したいことはあったのに、
なぜか何も言えなくなって、黙ってこくりと頷いた]
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