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[二人の学生が会話している。
一方の男が赤髪の少年にぽつり言った]
良いよ。おためごかしはよせよ。
こないだ、ちっこい女の子に骨ガム貰ったんだぜ……。
噛めねえよ…!噛めねえよ…!
もういいよ。なんか俺よくみたら体型も妙だし!
[話しかけてきたスーツの男にきょとんとした表情で]
え?あ……はい。
81年ぶりって聞いたので……。
人が集まってるのかどうか、ちょっと微妙ですよね。
[ゴロウマルに気付かれたのを見取って慌てて取り繕う]
ぶっ…えっくしょん。
………冷えますね?
[リウの答えには、それでは、と]
今日の流星群は何時ごろの予報になっていますか?
調べてくるのを忘れたもので…81年ぶりですか。ハレー彗星ばりですね、それは。
[感心すると手帳にメモした]
ああ、今日が一番見頃という訳ではないのですか。
その割には人が集まっているのですね、いつもこんなに集まるものなのですか?
[辺りを見回すと主催者のものだろうか、テントが目に留まる]
何か配っているようですね。
うーん……どうなんでしょうね。
何せ前回の流星群のときはまだ私も生まれてなかったですから。
でも、それだけ珍しいから人が集まるんだと思いますよ。
[テンマが視線を向ける方に目をやって]
あれ、何ですかねえ……すいとん?
年末ですから慈善炊き出しがあってもおかしくはないですが、ちょっと雰囲気が違うような。
[リウに失礼、と言い残してテントに向かうと細長くカットされた色画用紙を手渡されて]
願い事を、はあ、書き終わったらこのツリーに……。
[節操無いな、と心の中で呟きつつも数枚貰うと取って返した]
[リウに短冊のようなものを説明しながら手渡した]
よかったらどうぞ、先ほどのお礼です。
あ、君たちもどうですか?
[ゴロウマルたちにも一枚ずつ差し出した]
[リウにヒナのことを聞かれると]
ええ、私の上司なんです。
ほ、
[法律事務所、と言いかけて土管に腰掛けて甘酒を飲むヒナの姿に思いとどまる]
ほんとうに気さくな女性でして。
ぶえっくしょーいいっ!!
いいい、いつの間にか、寝とったわい。
死んでしまうわ。
[どこからか甘酒の匂いがする]
ふむう?良い匂いだのう。
あ、ありがとうございます。
でも願い事を短冊に書くなんて、七夕みたいですね。
[そういうとヒナの方を見て]
ああ、確かに気さくそうな方ですよね。
?
[声は聞こえないので、ひらりと手を振り返すのみ]
またなんか適当言ってる。
[テンマが右斜め上にわずかに視線を泳がせたことに気付いた]
なんじゃか、賑やかになってきとるのう。
[人が集まっている方へ歩いていく。と、途中に甘酒の屋台が]
おぉ。これか。
えぇと。小銭、小銭。
よかったらこれ、ちょっと多く持って来過ぎたんで。
[トートバッグから新聞紙を取り出した]
あったかいんですよー。
[満面の笑みで差し出した]
[ヒナがひらりと手を振るだけで立ち上がる気配がないのを見て]
飲み始めて腰が落ち着いてしまったのかな。
[むぅ、と手を下ろすとリウやゴロウマルたちに]
良かったら向こうで一緒に待ちませんか?
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