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そっか・・・・・・。
[マキの言葉を聞いて、見つめるような視線をどこかに向ける。]
・・・・・・マキとスノウがそういう存在ってことは、ちょっと思ってた。
[抱き上げたスノウをぎゅぎゅぎゅと抱きしめた。]
でもそれは、一夜の魔法が解けるって事よね?
じゃあ、どうなるかは分からなくても、ウェンディは戻ってくる可能性も、あるって事だ。
誰が、いつ、どこにいるのか、どこへゆくのか。
私は知らぬよ……。
[低い声は、夜の美術館に微かに響き、その静けさを強調する。]
メイも、待っているのか?
怪談。
[くすり]
[おかしそうに笑いを漏らす]
おじさんにしてみればそうかもね。
でもあたし達にとっては、普通。
みぃんないつも出回ってるんだよ?
みんな?
[鸚鵡返しにそう言って]
それはそれで、面白い。
ただ、バレたらクビだな。
[やはり、元に戻れるつもりでいるようだ。
ぽちゃん、と音が反響する]
[マキの言葉を聞いて、漠然と理解する。そうなんだ、と。どこか得心したように言った]
じゃあ、戻るのかな。
うん。きっと戻る。良かった。
でも、たぶんぼくたちとは入れ替わりだね。それは残念だ。
[そこまで話した時、メイにぎゅうぎゅうと抱きしめられた。ありがとう。優しいね。大丈夫だよ。とスノウが言った。きっとメイの待ってる人も戻ってきます。とも。]
[この場で、言ってはいけないと思える一言が、マキの中で存在を大きくする。
それを押し留めようと、ぺたり、両手で頬のあたりに触れ、撫でた。]
願いはいつか叶うよ。
私がここで歩いているように。
おじさんが言わなきゃバレ無いよ?
おじさんだけじゃない。
このことを知った人が言わなければ。
[くすり]
[何かを含んだ笑い]
尤も、ここから戻れたら、だけどね。
カツン、カツン。
[噴水のある広間の方から硬質な靴音が響いてくる。絵画セクションの入り口手前で靴音は止まり、闇の中で何かが光った。
と、暗がりからばらばらとコインが散らばり出した。水に濡れたコインは夜の美術館の非常灯の光をぬらりと反射しながらあるものは倒れ、あるものは絵の前に集まった皆の足元まで転がっていった]
[スノウが何か納得したように言葉を紡ぐのに耳を傾ける。]
・・・うん、きっと。
・・・・・・スノウこそ、優しいよ、それ。
うふふ。あたしは・・・・・・あたしは優しくないんだよ。
それにあたしが待ってる人は、待ってても来ないんだ・・・・・・ふふ。馬鹿みたいだって、分かってるのに、ね・・・・・・。
[呟きながら、涙で瞳が揺らいだ。
マキの言葉に、ありがとうと小さく呟く]
大人が、こういうことを言うのは許されないだろう。
[戻れたら、の言葉に肩を揺らして笑った]
君たちは外へいけるのに、私たちは閉じ込められるのか。
まぁ、それでも構わないが。
[ぱたぱたとコインが倒れる音に誘われるように暗がりから男がぬっと歩み出る。両手をおどけたように広げて見せながら、二人と二匹に足を向けた。
徐々に歩速を上げながら、
メイの顔を覆うように右手を伸ばした]
さぁ?
あたしには分からないわね。
[ひょい]
[肩を竦めて見せて]
あたし達は自由に出入りする術を持ってるもの。
でもおじさんは違う。
入れられたから、出られるかは、分からない。
[自分を抱くメイの腕に労わる様に触れた。]
そんなことない。優しいです。
馬鹿じゃないよ。ちゃんと生きてるだけだよ。
事情は判らないけど、そんなこと言っちゃだめです。
[しんどかったら悩みを聞いてやろう!と威張ってみた]
[スノウをぎゅっと抱きしめる。]
な、に・・・・・・?
だ、れ・・・・・・。
[やっと掠れた声が出た。
男から後ずさろうとするが、僅かにしか動けない]
[少女の軽い調子に、微かに残っていた緊張感や警戒心はすっかり消えた]
ここでは、不老不死なのかな。
[口角をぐっと持ち上げ、右手で大きく水をすくって上空へ舞い散らした]
[きらきらと輝く様は、どこか作り物めいていて、さほど美しくはなかった]
面白いな。
[何に対してか、*目を細めた*]
[冷たい床に横たわり、その温度が気持ちいいなどと思いながら、メイと男の動きを――まるで、一枚の絵を見ているような面持ちで見つめ続ける。
床にぺたりと頬をつけ、90°回転した世界は、不安定。]
何者だ?
[空気が、違っていた。]
ここは絵の世界。
時間の流れは無いわ。
あたしも、ずぅっと昔からこのまま。
でも”人間”がここに来てどうなったのかは知らないわ?
興味が無いもの。
[ふふん]
[鼻を鳴らす]
…ああ、もう一人居たっけ。
[ちらり]
[聞こえた声に僅かに視線を向けた]
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