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さてに……。
[食事が終われば、そのまま、窓際で暮れて暗くなる空を眺めている。
閉店の音楽は昨日と変わりはない。]
ん?
[ふと、袖が揺れた気がして扇子を取り出す。
見れば、
『七番を見かける』
そうあったので、つい、とみやった。
だが、考えてみれば七番がどういう人なのかもわからない。]
[ふと、また、振動を感じ、扇子を広げる。
『二番と七番をみかける』
表記が変わっていたので、瞬いた。
でも、二番の子ならわかる。
なので、そのままフードコートの端に座っている。]
あっちか…。
[そのままいると、二番が現れたのが見えた。
気配を隠していると、向かう先は、カフェバーのようだ。
薄暗いそちら、入っていくのを遠く見る。]
――……やる気か?
[そう、感じたのは、二番の足が全く迷いがないように見えたからだ。
そして、席か立つと、カフェバーの入口が見える場所にかけなおす。]
― 5F・カフェバー近く ―
[彼女らが入っていって、時間が経つが、何やら異変はない。
何かが起こるかと思ってみていたが。]
気のせいだったでしょうか?
[そして、静かに袖から音楽端末を出して、
そして、イヤホンがなかったのを思いだし、またしまう。]
[だが、カフェバーに乗り込むようなことはしない。
また窓をみて、すっかり日は暮れ、空を見た。]
星は、ない、ですね。
[それは男には見えないだけなのか、それとも本当にないのか。
ともかく漆黒の空に星はない。
だから、また電気が落ち、非常灯だけになった。
カフェバーの中も薄闇だ。]
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