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[けーん、と何処からか獣の鳴き声]
[木陰から白装束に羽衣を目深に被った人影がぼうと浮かび上がる]
[ふわり、と羽衣が揺れて現れたのは若い男の顔]
た、たたん、たん。
[舞うように律を踏む]
[男の手元にはいつの間にか蝋燭が一本]
ひょおぉぉぉ。
[風が草の葉を吹き上げ、男は広げた袖で灯りを囲う]
おじさんの家政婦っていないんだ。
そういえば、お母さんも家政婦を頼んだって言ってなかった気がする。
・・・泥棒かな?
[サンダルを履いて、靴箱の上にあったはたきを手に取り引き戸に近づきました]
家政婦って言うくらいだからおばさんじゃないの?
オレおじさんの家政婦って見たことないや。
えールリちゃん……だっけ? 危ないよ!
噛み付かれるかもしれないよ!
[何か色々誤解中]
[強い風の音。引き戸から木の葉がひらりと一枚。
物々しい雰囲気を感じ、身を竦ませました]
・・・じゃあ、お兄ちゃん、見てきてもらえる?
噛みついてきたら、これを使って。
[はたきをレンに差しだしました]
あの、オレ……。
野球でだと4番でエースとかじゃなくて。代打専門だから。
パリーグで言うところの、DH?
ピンチにならないと出てこないから。
[さらに間違っている]
……行かなきゃダメ?
[広間のほうを不安そうにみやる。
ため息をついて、マフラーを巻きなおし、帽子を深くかぶりなおし、サングラスの位置を直してはたきを握り締める]
よし。行くか。
[はたきを手に、テンマの潜んでいそうな物陰に声を掛けた]
こ……こらー……!
偽家政婦め!
[限りなく棒読みに近い。
重心は後ろ足に。いつでもバックステップを踏む準備は万全]
お兄ちゃんの反対側から行って、後ろから挟み撃ちね。
[引き戸の反対側をそうっと開けると、
隙間からスーツ姿の男がうずくまっているのが見えました]
挟み撃ち!? そんな卑怯な!
かっこいいよ!
[ルリのアグレッシブさにどきどきしつつ、
テンマにはたきを突きつける]
おじさんは包囲されているぞー!
[庭でドラム缶の歌を歌っている]
……?
お客様の気配。
[玄関に向かうと、こっそりと体半分隠して柱の影から様子を窺う]
いじめの現場……
若女将は見た。
[訝しげなソラには、いや、と言って視線を逸らし。庭に出ると岩を運ぶ手伝いをし出したが、そのうちにまた賑やかな声が玄関の方から聞こえてくると]
……?
[一度手を止めて、窺うようにそちらを見やった。ここからでは様子は、*わからないが*]
テンマさーん……反応ない……反撃も無いけど。
怪しい──でも敵でも、無いかも……。
[ごそごそと懐から鳴子セットを取り出すと、
テンマの周りに仕掛けた]
これでよし!
さぁルリちゃん、露天風呂でも見に行こうよ。
─広間─
[戸棚に7つの明かりが揺れている。
<<餅肌 ネギヤ>>の名前が書かれた蝋燭が無いようだ]
ドラム缶だねー。
すごいねー入れるのかな。
[庭のドラム缶に目を丸くする。
準備をするみんなに楽しそうに声を掛けた]
―屋外―
[薪を抱えて現れた。
一部に椎茸らしき物が生えているが気にしていない]
置いておきますね。
[何度か運ぶことを繰り返したが、やがて飽きると切り株に*腰掛けた*]
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