情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
あれ、アン休みなのかな?風邪かなあ。
あ、その人知ってるかも。
[空いた席を眺めていると
裏門のところで変な男に話しかけられたという噂。急いで裏門へ]
や。今日は何を売りにきたの?
え?あ、うん。
ありがとー親戚のおじさん!
明美、かんげきー。
[棒読みした後、じと目]
取材ねー。
実は海外に売る女の子見繕ってるんじゃないの。
で、何か収穫あった?
違いがよくわかんなーい。
へえ、お金持ちなんだ。
どうだろ。あんまり立入禁止の場所に入り浸る気はしないけどなー。アンは真面目な子だから。
あ、もしかしてロリコン?あの子に手出したら怒るよ。
ええ?じゃあ早く見つけないと。
……家出するような心当たりはないなあ。
[グリタの話を聞き、出された名刺に鼻を近づけて]
加齢臭?
[顔をしかめると、指でつまんで*ぱたぱた*]
何かあったら、ね。
― XX県立高校 ―
[午前は自習と聞いて喜ぶクラスメイト。ぽつりと空いた机がひとつ。
しばらく静かにしていたが、やがて立ち上がる]
……あ、うん。トイレ。
あはは、長くなるかも。
[友人の問いにお腹を抑えて片目をつぶり、教室を抜け出して向かう先は――]
アンが失踪……の可能性。
どうしたんだろうね。
骨になんてなってなければいいんだけど。
[学校帰り。付近の民家の犬小屋で骨をしゃぶる犬を見てつぶやいた]
コーラ一本。
[弁当屋に寄って、代金を置く。冷えた瓶を手の上で転がして]
あの……
アン、見ませんでした?
[店員に聞いてみた]
[雑貨屋の前、コーラを半分ほど飲んで、こみ上げるものと闘っていた]
そっか……ありがと。
じゃあ、見かけたら狼煙あげて知らせて。
そういえばさ。そこの空き地、噂になってるよね。
何か面白い話とか聞いてない?
うん。よろしく。
[モミジが話しはじめると身を乗り出すようにして]
呪い?……へえ、それは本当なら興味深いけど。
そんなに効力があるようには思えなかったよ。
呪いよりは、御呪い。
それか……何かのメッセージなんじゃないかな。
でも誰がそんなこと言ったの?
どうなんだろ。
骨年齢の専門家じゃないからね。ただ、感じるだけ。
あはは、骨は砕いて粉にする方が黒魔術っぽいよ。
目立つかどうかはわかんないよ。
たまたま見つかっただけかもしれない。
[逡巡した様子に小さく笑って]
ニュースソースは守秘義務ってところ?
コーラごちそうさま。狼煙の代金はツケといてね。
[モミジに礼を言って、店前を離れる]
[コーラの瓶をいじりながら、ぶらり]
アン……別にそんなに仲いいわけじゃないけどさ。
何か気になるじゃん。
[独り言い訳がましくつぶやいた。
骨董屋の店頭で足を止め、商品を眺める。陶製の壷が目に入ると]
これ綺麗だね。何入れたら似合うかな?
[白くキラキラ輝く表面に、うっとりしている**]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了