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[すっかり6年前の風景に戻ってしまった外を眺めながら、聞こえて来たアーヴァインの言葉に]
バレーコート壊すなよ。俺の青春なんだから。
[と、力なく突っ込み、手に握った手紙に視線を落とし]
そういや俺、誰に当てて書いてたんだっけ…
[ぺらりと広げて]
あ、<<自警団長 アーヴァイン>>に当てて書いていたんだな。すっかり忘れてたなぁ。
さて。俺も本当に6年前に戻ったのか確認してくっかな…。
あ、そういや俺タイムカプセルに後輩からもらったお御籤マシーン入れてたんだっけ。
[蓋の開いたままのタイムマシーンから小さい金属製の箱を取り出し]
がらがらポン。
…*末小吉*か。
ま、どうにでもなれって感じかな?
[大きく伸びをして、外へと*向かった*]
――朝・体育館脇――
[タイムスリップした事が、俄かに信じられなかったのか。それともただ単に好奇心が勝ったのか。
...は、合宿所を出た後、構内のあるとあらゆる場所を巡り歩いていた。
そしていつの間にかこの体育館脇の道端で、外壁にもたれ掛るように眠っていたらしい。]
……我ながらまだ肌寒い春先に、野宿の如く外に寝るなんて、あまりにも無防備だったな…。
[朝日に照らされて、きらきら輝く若葉達の朝露に目を覚まし、ぼんやりと呟いては頭を左右に振る。]
とりあえず…シャワーでも浴びて眠気を覚ましてから、これからの事を考えるか…。
[そう呟くと、まだ誰も遣っては居ないであろうシャワー室へと向かった。]
[シャワーを浴び、着替えを済ませると、...は再び外へ出て構内を回り歩く。
見覚えのある校舎は、やはりどこか6年前よりはくたびれて無く。
皆が集まる前に一人巡った廃校になった校舎に残されていた傷跡も、所々消去されていた。]
[体育用具室に入り、籠に山済みにされたバレーボールを一つとり、ポンポンと叩いてみる。
懐かしい感触に、6年前の思い出が脳裏を過ぎる。]
なーんか…こうしてると、6年前に戻ったような気がするなぁ…って本当に戻ってるんだったか。
周りの風景も、校舎も昔に戻って…だけど俺らだけが変わってないって言うのも不思議な感じだな…。
[手まりのように、ボンボンと床にボールを二、三度落とし、キャッチする。
そして球をぎゅっと押し潰すようにして…]
もしこのまま6年前に居座る事になったら…。俺達この先どうなるんだろうな…。
[誰にも言えない弱音をぽつりと呟くと、...はボールを元に戻し、再び外へと*歩き始めた*]
――昼過ぎ 校庭脇桜の木の下――
[体育用具室から出て、しばらくの間木陰でぼんやりと考え事をしていた...は、ふとタイムカプセルから出てきたアーヴァイン宛の手紙の存在を思い出し、ポケットの中から引っ張り出す。]
しかし…我ながら長ぇ手紙書いていたな…。
一体どんなの書いてたんだ…?
[ぶつぶつと独り言を漏らしながら、紙を捲ってみる]
【アーヴのおっさんへ。
こんな手紙をタイムカプセルの中に忍ばせるのも何だか気恥ずかしい気がするが、でも今の俺には素直に礼を述べられるほど大人でもなく。
まして、学生時代の事を懐かしむように語れる大人になって居る頃、おっさんに会えるかどうかも判らないので、タイムカプセルに今の気持ちを託してみた。
俺が大学に進学せず、卒業と同時に夢だった遺跡巡りという放浪の旅にすんなり出られるようになったのも、おっさんの後押しがあったからだと思う。
俺の夢を馬鹿にせず聞いてくれ、親を説得してくれたおっさんの熱意には、幾ら感謝の言葉を並べても足りねぇ位だと思っている。
ただ、今は素直に礼を述べられない事を許して欲しい。】
(二枚目へ)
【十年後か、二十年後か。時を経ておっさんがこの手紙を見てる頃、俺はどうなっているか解らねぇけど、でもおっさんの誇りには恥じない自分で居たいと思う。
だからおっさんも、何時までも型に捉われない教師で居て欲しい。
おっさんにとっては駄目な教え子だったかも知れねぇけど、俺にとっておっさんは、何だかんだ言っていい先生だったぜ。受け持ってくれてありがとうな。
ナサニエル・ロトス】
……。恥ずいな、俺…。
[そっと紙を畳むと、再びポケットに仕舞いこんで溜息を吐いた。]
[再びぼんやりと空を眺めながら、6年前の事を思い出す。
夢を叶える為の葛藤が、まるで泡のように浮かんでは消えていく。]
ん?待てよ?確かに風景は6年前のままだが。俺ら、本当に6年前にタイムスリップしたんだろうか…?
もし、本当に6年前にタイムスリップしたのなら…【あれ】は今のこの地には無い筈…。
[何かを思い立ったように、勢いよく立ち上がると、まだ何処かで疑っている自分自身を試すかのように、...はとある場所へと向かった。]
――昼過ぎ 梅の木の下――
[...が向かった先は、花がひらひらと舞い散る梅の木の下。
そこに着くなり...は手近な木辺である一点を集中的に掘り下げていった。
程なくして露になった木の根を見るなり溜息を一つ吐き]
やっぱり無ぇな…。確かに同級会で集まった【昨日】には有ったのに。
つーことは…やっぱりここは…?
[卒業時に託したもう一つのタイムカプセルの存在が無い事を確認し、改めてここが6年前だという事を思い知らされる。]
つーことは…あれを…やり直すことが出来るのか…?…6年前の後悔を取り戻そうなんて未練がましいけど…。
でもやっぱり気持ちは…あの時のまま引き摺ってたしな…。
[前髪をくしゃくしゃと掻き上げながら空を見上げてそのまま後ろへ倒れこむと。
日が沈むまで...はぼんやりと空を眺めながら、浅い眠りへと*堕ちていった*]
何つーか…。寝過ぎだろう、俺…。
[夕暮れを通り越してとっぷりと日が暮れた辺りを見渡し、頭を左右に軽く振る。]
そろそろ皆と合流した方が良いよな…。
[そう呟き、ゆっくりとした足取りで明かりのついている場所へ。]
[ドアを開けると、どうやら食事の最中だったらしく。居る人に軽く手を上げ挨拶に変え]
飯…。俺も食ってもいいか?
[と言いながら適当な席に腰掛けた。]
>ローズ
ただいま。あぁ、何か寒さで目が覚めたよ…。
[と、苦笑を漏らし]
>セシリア
世界一周とまでは行かないけど、とりあえず構内は制覇したよ。
[と、相槌を打ちながら手を振り替えした。]
>>341 ハーヴェイ
[箸を口に運んでいると、ハーヴェイから手紙を渡され]
ん?そうか、お前6年前は俺の事を…
[と、流れに乗って頬を染めながら手紙を読み]
そう言えば俺、駅伝でアンカー務めたんだっけ…。
[記憶を辿れば、ぼんやりとそのときの光景が目に浮かんだ。]
>>342 ギル
ただいま。そうか、このキャベツは園芸部の作品か…。ありがたく頂くとしよう。
[神妙に手を合わせると、再びキャベツをもぐもぐと咀嚼した。]
――明け方 図書室――
[誰が作ったのか判らなかったが、食事を済ませればいつの間にかふらりと席を立ち、やってきた場所は図書室で。
本棚でうまく仕切られている部屋の置く、百科事典など殆どの生徒が目にも止めないような場所で、...はぼんやりと時を過ごしそして眠りについていた。]
さすがに…パイプ椅子に座ったままじゃ…あちこち痛いな…。
――だからと言って…皆と雑魚寝なんて出来やしねぇし…。
[窓から容赦なく差し込む日の光に目を覚まし、首を左右に回して大きく伸びをする。
固まった体をゆっくりと解しながら、誰も居ない外をぼんやりと眺める。
ふと、右腕に嵌めた時計の文字盤に視線を落とす。針が示す時刻を確認して]
さすがに夕べのあの調子から、こんな朝早くから起きて居る奴は居ねぇだろな…。
[ぽつりと苦笑交じりに語ちると、昨日と同じようにシャワー室へと向かった。]
[シャワーを浴び、室内の掃除を済ませ、身支度を整えると、...は行く当ても無くぼんやりと校内を歩き始めた。]
[と、廊下の突き当たりを見慣れた人影がふわりと横切る。]
ん?何だ…俺達以外にも…人って居るのか?
って、あの姿は…おい!待て――
[彼の目に映った人影は見覚えのある人物で。
...は、走り去る少年の影を追って階段を駆け上がって行った。]
――廊下→屋上へ――
――屋上――
[人影を追って辿り着いた場所は屋上で。ドアを開けると同時にすっと目の前から消えてしまった人物の姿に、...は前髪を掻き上げて苦い表情を浮かべる]
なんで…6年前の俺がここに…?
[ふっと溜息をついて、手すりに身を預けて項垂れる。
タイムスリップ、梅の木の下の託し物。そして目の前に現れた当に6年前の自分。]
――思い出したくねぇ事ばかり…蘇ってくるんだな…。
[重力に任せて身を傾れさせると、柵を背もたれ代わりにしてもたれ掛る。]
おっさんの悪戯とは言え…何の為に俺ら、わざわざ6年前に飛ばされちまったんだろうな…。
[すっかり夜が明けきった澄んだ青空を見上げながら、...は誰に向ける訳でもなく言葉を漏らす。
そして穏やかに降り注ぐ春の日差しを身に受ければ。遠くで聞こえた喧騒も、スピーカーから流れくるヒットメドレーも子守唄にして。...は緩やかな眠りに*誘われていった*]
――屋上――
[気温の下降に伴って冷えた風が頬を撫ぜていく感触に、...は静かに目を覚ます。]
ん…眠ってしまってたのか…。
何か…慣れない事ばかりが続いて、疲れてんのかな?俺…
[ある程度の不自由な生活には慣れてはいたが、今回は勝手が違い、況して肝心な心構えができていなかった事も手伝ってか、知らず知らずの内に精神的な負担を強いられている事に気づき、...はくすりと苦笑を漏らす。]
さて…。俺だけこうして単独行動してても仕方が無いし…。皆と合流すっかな…。
[目障りな前髪を指で掻き上げると、...は一つ大きな伸びをして、校内へと足を進めた。]
よう。お前等だったのか…ってグレンは何そんなに怯えた顔をしてるんだ?
[人影に近付き居るメンバーを確認してから、ふと疑問に思ったのか首を傾げて訊ねてみた。]
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