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[バクとポルテの様子を、何とはなしに眺めている。]
ああ、ゼンジ君は初めてでしたか。
一度はあるのかと、勝手に思っていましたよ。
落ち着いていますねえ。
[心なしか口元には、安堵の笑みが見えた。]
[ポルテの呟きに、同じ様に単なる煉瓦の壁を見る。
壁以外に、何も見えない。
椅子の上で蹲ったポルテには、やはり首を竦めた。
タオルケットでもないかと部屋を見回しはするが。]
[そしてゼンジへと向き直った。]
…で、窯神様の望みは何か、でしたっけ。
ううん……
[無意識に右手を耳元まで上げかけて、
ふと動きを替え上着の中を探る。
封筒を取り出し、眺めてぽつり。]
村……人狼の復興、でしょうか?
ああ、親父さんから。
そういえば、元気ですか?
君の甘党を嫌がっていたのは…親父さん、でしたっけ。違ったかな?
[他愛も無い会話は、ビゼの顔色が視界に入り止る。]
うーん、若い人には見慣れないから辛いんでしょうかね。
タオルケットでも、探してきましょうか。
[ゼンジの間には、特に反応も無い。]
皆の呼び出しの手紙にでも他に何か、ヒントはありますかねえ。
[独り言のようにそう呟いた後、ビセの言葉にそちらを見た。]
…そういえば何故、村は寂れたんですかね?
私は何で、村を離れたんでしたっけねえ……
平気ですか?なら良いのですが、
くれぐれも無理を為さらないようにして下さいね。
…知らない方が、幸せに。
[ビセの言葉をなぞる。
暫く首を捻っていたが、
やがて顔にうっすらと笑みを浮かべ、首を戻した。]
やはり何か掛ける物、探してきますね。
後ご飯は……ああ、カレーがありましたね。…レトルトの。
何か他に、要る物ってあります?
ああ、お水でも持ってきましょうか。
[それから広間へ物色しに*向かう*]
―広間―
[棚を漁っていると、足音が聞こえて振り返る。
ゼンジが取り出し築いた菓子山に、感嘆の声を上げた。]
おお、流石。
あの親父さんを呆れさせるだけありますね、なんて。はは。
皆も喜ぶと思いますよ。
散歩ですか。いってらっ……
……逃げる?
[きょとんとし、目をぱちぱちと瞬かせる。]
…ははっ。まさか、そんな事。
―廊下―
お湯が冷めないし、お茶にしたんですが…
大丈夫でしょうか。
[フェイスタオルとお盆に乗せた湯飲みと急須を持って、
アンの寝る部屋の*入り口へ*]
[左手に数本の枝を抱えた状態で、バクに声を掛けられる。]
ええ。広間の机に置いてありますので、お好きに飲んで下さい。
[バクの様子に、少しは元気が出たのかなと、笑みが零れた。
それから、バクとは逆に部屋の中へ]
―アンの部屋―
[ビセが居たなら、バクと同じ様にお茶の事を告げ、
アンを一度見詰めた後に竈へと向かう。]
[ほんの少しずつ、部屋の空気が竈へ向け流れ出す。
中に空気穴があるからか、竈が一声ひゅうと鳴いた。
それから手を合わせて、竈に一礼。
アンへと振り返ると、少し綺麗になった顔に目を瞬いた。]
…ああ。誰かがお世話、してくれたんですね。
[微笑みつつ、持ってきたフェイスタオルを、手持ち無沙汰にお手玉。]
では……失礼しました。
[そして、部屋を出た。]
―広間―
[机の上、使われた様子の湯飲みを見つけてふっと笑む。
急須からお茶を注いで、自分もお茶を飲んだ。]
お茶は熱いのに限りますねえ。
[湯飲みを机の上に置くと、外へ木の枝を取りに向か…
…おうとして、ポルテの声にぶつかった。
切り込んでくるような声に、
少し驚いた声で返す。]
燃やしてた?
ええと…木の枝、ですが。
ああ、前後してしまいましたが。
お帰りなさい。
大分落ち着けたようですね。
[言葉の後には何時もの笑みを浮かべた。]
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