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[バクに続きロッカにまでも「オジさん」呼ばわりされたことに思わず眉根をあげるが、「先生」でなければそう呼ぶしかなかろうということに思い至り気を鎮める。そんなことに神経を遣っている場合ではない]
そう。いい絵だなと思って拾ったんだ。ロッカちゃんが描いたの?
[彼女の独特の雰囲気を感じとり、できるだけやわらかい口調と表情で話しかけるように努める。
その後、バクの自己紹介と探索の案を聞いて、ちょっと困ったように眉を寄せ]
すまん。俺はちょっと喉が痛くなってきたんでパスさせてもらう、一応さっき名乗りはしたし。それに、ここに残る人間も居たほうがいいだろうしな。
[つっかえながらも滔々と自分の意見を述べ始めたコハルを見て目を丸くしつつ、その動向を見守る]
三枝。やっぱり、しっかりしてるんだな、お前。
[遠慮がちにではあるものの横に座ってきたことに対しても少々驚きを覚えつつ、正直な感想を述べた]
[暫し投票についての意見を聞いていたが、次第に険しい顔つきになっていく]
君は弓槻君、だったかな。俺の言い方が悪かったかもしれないが、投票は揃えるべきだと既に意思表示したつもりだ。
それで、見える者のみ、あるいは見える者と聞こえる者の両方に名乗り出てもらうという意見が主流のようだが、俺は反対だね。
そうするくらいなら、三枝の言ったように本人の意思に任せるほうがまだいい。
見える目を持つ人は、俺たちが鬼に対抗する上で最大の武器だと俺は思う。小鳥遊先生も言っていたように、そんな人を早々に鬼の前にさらしたくない。
俺は、出てきてもらうなら聞こえる耳を持った人のほうだと思うが、その……正直に言うと、聞こえる耳の持ち主については半信半疑。いや、はっきり言うと、今は信じられん。
[生還者――鳴島キョウコの話の中で、唯一信じられなかった点はそこだった。鳴島は親友を見殺しにした罪悪感から、聞こえる者の存在を妄想し、それを自分が護ったことにしたのではないか。近藤は、そう判断していた。もちろん、面と向かって鳴島にそう言いはしなかったが。]
だから、まず、聞こえる者が名乗り出るのかどうかを見たい。名乗り出たなら、その人物の言動を観察する中で信じられることもあるかもしれないしな。
仮に聞こえる耳を持つ者が本当に居たとしても、生きている人間を判断できる――見える能力のほうがより強い武器になると思うから、鬼が消したがるのは見える者のほうだろう。
聞こえる者が今から名乗り出る。見える者は、自身が投票で選ばれそうになったときだけ名乗り出る。選ばれない時は、鬼かどうか判断した者の名前を投票用紙に書くことで意思表示する。
これが俺の意見だ。
[シンヤの宣言に苦い表情をして]
見える者が出ちまったのか……。
いや、弓槻君の気持ちは解らないでもない。――君が本物であれ偽物であれ、な。
提案だ。前提として、今回車両を移る者は全員一致で投票する。その上でだ。
ひとつ、これ以降発言する者は、自分が見える者かどうか宣言しないこと。
ふたつ、我こそは本物の見える者だと言いたい者は、自分が占った者――今後「鬼かどうか判断すること」を、便宜的にそう言うぞ――に投票する。
みっつ、聞こえる者はシンヤに投票する。
もう「占い師ではない」と宣言してしまった者がいる以上、どこまで有効かわからんが……。俺は占い師を失いたくない。あくまでも提案だが、各自メリットとデメリットを考えてみてくれ。
[掠れた声で話し終えると、隣席のコハルに気遣わしげな視線を向け、スーツのポケットを探った]
[薬用喉飴をひとつ取り出し、コハルに手渡す]
良かったら食べな。……女の子が好みそうな味じゃないけどな、効き目は保証する。
[「医薬部外品」と明記されたそれに、苦笑いしつつ。]
何と言うか……、個性的な趣味をお持ちで。
[どうにか吐き出さずに食べ切った後、それでも少しばかり安らいだ自分の喉に人体の神秘を感じる。とはいえ、この後味をどうにかしたくてコハルのクッキーに手を伸ばした]
うん、美味しい。手作りなのか? 凄いな。俺、料理は全くできないからな。
[いくつかクッキーを食べ終えたころ、リウの意見が耳に入る]
ふむ。俺も隔離するのは櫻木さんかな、と思っていた。
さっきも言ったように、俺は占い師を失いたくない。その点、――皆の告白を途中で止めた俺が言うのは狡いかもしれないが、彼女は占い師ではないと自分で言ったからな。
小鳥遊先生とロッカちゃんもそうだが、この3人の中で選ぶなら、一番意見のはっきりしない彼女だと思った。
[そこまで言うと、ちらりとリウに目をやって付け加える。]
……君が喋ってくれていなければ、君だと言うつもりだったんだけどね。
占い師に見てもらいたいのは椎名君だ。君は俺と同様、あの事件については他の人より詳しいはずなのに、いまいち有用な意見が出てこない気がしてね。
次点で成瀬さん。話し出せるようになるまでに時間がかかってしまったのは仕方ないけれど、彼女らしい意見というのがまだ掴めていない。
あぁ、まとめ役についての意見が出ていたが、長澤君に全面的に同意しておく。皆、鞄の中にノートと筆記用具くらい入っているだろう。大事だと思うことは個人で書き留めておくように。
[言ってから、こういうのは職業病か、と独りごちる]
それから、全員に伝えたいことについては、俺のスケッチブックに書き残してくれても構わん。
投票について寺崎の意見に違和感を持った人が多いみたいだが、俺はそこまででもない。俺も組織票がどうのと言ったが、どちらかというと力を持つ者の告白に投票を利用したかったから票を揃えたかった、というのが大きい。
ただ、本当にバラバラに投票する気があるならもっとメリットを説明して欲しかったとは思うがな。
[コハルの遠慮がちな声に気づいて微笑みを返し]
うん。とても美味しかったよ。ありがとう。
[できればこんな物騒な場所じゃなくいつもの塾で食べたかった、という言葉は咄嗟に飲み込んで続ける]
あぁ、確かに、弓槻君も投票は調べる先にしてほしい。三枝の言うとおりだ。
隔離する人は発表する、という成瀬さんの意見にも賛成する。
[暫く意見が出るのを聞いた後、手元のメモを見つつ]
今のところ、俺のメモでは隔離する人は櫻木さん3票、椎名君3票、成瀬さん2票、小鳥遊先生1票。希望を言ってないのが、長澤君と鷹野さんと……三枝か。
そろそろ決めてしまいたいと思うんだが、まだ希望を言っていない人はお願いしたい。
あー。鷹野さんがそう言うなら、悪いが俺は椎名君に票を移す。
これで椎名君5票、櫻木さん2票、成瀬さん2票、小鳥遊先生2票。
君がどっちに投票しようが、隔離されるのは多数決で椎名君だ。
……恨んでくれていいよ。俺には解る、もう時間がないんだ。
弓槻君の告白から、対抗する者や聞こえる者の投票による告白を提案して、流れを作ったのは俺だ。最後まで流れを整える責務がある、と思う。
[そのまま、すっと目を閉じて黙り込んだ**]
[椎名の言葉に、閉じていた目を開け低い声で]
そうだ、作為だ。俺は俺が正しいと思ったことを貫く。……誰かの命に代えても。
全員、対抗したい者と聞こえる者の票は、わかってるな?
[そして、また目を閉じた。**]
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