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―回想 集会所カーミラが逃げる頃プロ>100>101―
[見られている視線に気づき、気配を辿るとまた一人の女性。
何故か逃げるように消えていったのを見た]
・・・んむ? 一体何だろうね?
私の顔に何かついていたのだろうか。
それとも・・・? ・・・いや、あんな女性はやはり覚えがないな。
[微かに何かが頭をよぎったが、やはり何も思い出せない]
―回想 集会所メイに話掛けられた頃 プロ>139―
ん、あぁ、うむ。
[突然話しかけられてびくりとしたが、呼吸を整え気合いをいれると、
なんとか軽くなったようだ]
私は冒険者ではなく、どちらかというと旅人だね。
未知なる場所や、秘境に行くのではなく、世界中の国や町を渡り歩いていたのだよ。
端っこ? えぇ、うむ、あーっとな・・・。
きょ、今日は疲れたからね!端っこで人の話を聞いてるだけにしたのだよ。
・・・・・・恐怖症で、今日のところは二人以上女性が居る場所に入るのが恐ろしいだなんて
言えるわけがないね・・・!
―現在 集会所―
[昨夜の会話を端っこで聞いて、現状は把握できたらしい]
お、鍋かね。実は暫く何も食べてなかった物でね。
ヒューバート殿の鍋、潔く頂くとしよう。
[奇跡という言葉に怪訝な顔をしながら食べる]
・・・あぁ、温かい味だな。
[温かい食事、温かい家庭、昔に望んでいたが、
気づけば遥か遠い出来事にしていた頃を思い出し]
・・・あぁ。昨夜のカーミラ君はそういう、事か。
ふふ、飯を食べている最中に物事に思いふけるものではないな。
嫌な思い出を思い出してしまった。
[食べ終わった頃に、ハーヴェイがほとんど食べずに部屋に戻るのを見た]
ふむ・・・?ハーヴェイ君は腹が減ってないのかね。
しかしせっかく用意された物をまともに食べないのは感心しないね。
しょうがない。少し借りるよ。
[魔法瓶に鍋料理を少し頂き、ハーヴェイの部屋の前にでも置きにいったかもしれない*]
―集会所へ辿る廊下にて―
[集会所に向かい、つかつかと歩いている。背中には大きな荷物袋]
今日も何も見つからなかった。しかし、ここは一体何なのだろうね・・・?
建築様式がまるで継ぎ接ぎだ。北方の国々のような本格的な防寒形式かと思えば、
木造、煉瓦だけの個所もある。
・・・はてさて、何の目的で建てられた建物なのだろうな。
しかしとりあえず通常使いそうな日用品は手に入ったから暫く生活するには困らなさそうだ。
[歩きながら物思いにふけっていたが、
キャロルがふらふらと2階に上がっていく様子に気づき]
・・・今日の昼もハーヴェイ君がふらふらと上がっていったな・・・。
仕方もあるまい、昨日の話を聞いてる分だと皆も混乱しているようだ。
弱りもするだろうな・・・。後で何か差し入れでも持っていくかね。
・・・いつから私はこんな気遣うような男になったのだろうね?
[ひっそりと自嘲すると、今度は戸口でコーネリアスが戸口を直していたのを眺め]
おぉ・・・中々直す手際が良いな吟遊詩人殿。
・・・いや、壊す方の手際か?
と、とりあえず釘が足りなければ言ってくれれば幾らでも渡そう。
それに寒そうだ。拾ってきた毛布で良ければ使ってくれたまえ。
[釘の入った紙箱と折りたたんだ毛布を荷物袋から出し、
コーネリアスの手元に置いて集会所へ]
[温めなおした鍋をまた魔法瓶に入れた物と毛布を、
2階サロンで眠っているキャロルの近くに置いて戻り]
・・・ふぅ、まさかあんなところで寝てるとは思わなかったね。
寒風吹きすさむこの廊下で寝てたら病をひきかねない。
・・・いや、なんで廊下で寒風が吹きすさんでいるのだね?
[心配になってもう一度見に来たら、
そこにあったのは――――完全に壊されたドアだった]
・・・吟遊詩人殿はやはり破壊する方だったのか。
御苦労な事だ。寒いのに敢えて破壊するとは。
代わりにヒューバート殿が修理するのだね?
しかし廃材だけでは心許ないだろう。少し材料を調達してこよう。
[誰も使わなさそうな部屋のドアをばきばき壊し、
材料を調達している]
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