※「そして誰もいなくなった」未読者への配慮はありません。
元ネタ小説は未読でも構いませんが、ネタバレがあるのでご了承下さい。
200ptだからこそで、行動縛りをひとつ。
★【徐々に人がいなくなっていくことを、それぞれのPCは「認識」して下さい】
(「発見」や「遺体描写」などはしなくても構いません)
◆即興劇風にGO!GO!
騙りの有無、設定など全て個々の判断におまかせ。
諸々の描写は表ログ優先、齟齬をきたした場合は勢いでごまかすことを推奨します。
【人と共に楽しもうとし、無理はせず、エピでは笑いあうこと】
この点を踏まえている限り、何を目的として何をしても自由です。
◆展開(更新前後不在推奨)
(村内1日=6時間設定)
★プロロ[15時〜]:南の無人島の屋敷へ10人が食事にやって来た。(全員、少なくとも表向きは初対面)
★1d[21時〜]:どこからか流れる古いテープ。『諸君はそれぞれ、殺人の嫌疑をうけている』 ネギヤがのどをつまらせて、9人になった。そしてテーブルの上の人形もひとつ減る。
★2d[3時〜]:誰かが寝過ごして、8人になった
★3d[9時〜]4d[15時〜]5d[21時〜]…:そしてまた1人2人と人が減って行く
★エピ:キャストを流したりはしないので、エピ入り直後から独り言でPLが出てOK
◆設定(基本的にオールお任せ)
★食堂:テーブルの上には10体の陶器の人形が置かれ、壁には童謡『10人のインディアン』が掲げられている。
★人狼:法では裁くことの出来ない「殺人」をした人々を殺めようとしている『宇野』に雇われた共犯者、もしくは本人。アガサ・クリスティの小説「そして誰もいなくなった」をなぞらえ……るのか?(二人の関係、赤ログの設定はご自由に。「死んだと見せかけて実は…」をやりたい場合、ダイイングメッセージなどを駆使して誘導ファイト。上手くいかなくても泣かないこと)
★霊:墓下発言が見える。それを利用してもしなくてもお好きに。
★墓下:死後の世界
★襲撃&処刑:チーム宇野による殺人
・システムメッセージで表示された死亡者名の順番と、インディアンの歌の死に方順が対応。
・小説の死因と同じである必要はなく、違う方が面白いかも。
・それぞれの「殺人の嫌疑(及びそれが当たっているのかどうか)」は各自に決定権が有。表で描写してもしなくてもおまかせ。他者の嫌疑については、勝手に「セリフとして言う」のはOK。
・全員が居なくなるとは限らない
・叙述トリック的な発言や描写をしてもOK。他者の発言で成り立たなくなっても泣かないこと。
◆推奨事項
・プロローグにて、通常発言pt補充目的の出入りはしない。
・どの発言を受けたものなのかわかりやすくなるよう、アンカー>>使用、場所表記、対話相手の名前をト書きに記述などする。
・メモ相談出来ない分は、表発言で読み合う心意気で。ダメなネタはさりげなくRPで回避しちゃいましょう。
◆補足
・処刑、襲撃はフィーリングでOK。(ランダム可)
・「ダイイングメッセージ」「コミットボタン」は使用してもしなくてもご自由に。
・設定や小道具等は思いついたらどんどん出して肉付けを。村建て発言で話を進めることはありません。話を転がすのは村の人全て。何すればいい?これしてもいいの?と迷った場合、やっちゃってOKです。きっと。他者や狼へ向けて無茶振りGOGO!
◆一言メモ
(「トップページ>操作方法>一言メモ」に説明あり)
「現在地」を記入すると以後の通常・墓発言日時横にメモ内容が現れます。居場所の目安としてどうぞ。
「接続状況」は「オンライン」「離席」「オフライン」「○時まで」等あるときに使用したければ。
【2011年6月X日 南の無人島 15時〜】
人々が島に到着すると、古い屋敷の食堂ではネギヤという男が食事の準備をしている。彼は『宇野』に雇われたのだという。
テーブルの上には10体の陶器の人形が置かれ、壁には童謡『10人のインディアン』が掲げられているが、その歌詞は一部が欠けていた。
10人のインディアンの少年が食事に出かけた
1人がのどをつまらせて、9人になった
9人のインディアンの少年がおそくまで起きていた
1人が寝すごして、8人になった
8人のインディアンの少年がデヴォンを旅していた
1人がそこに残って、7人になった
7人のインディアンの少年が薪を割っていた
1人が自分を真っ二つに割って、6人になった
6人のインディアンの少年が蜂蜜をいたずらしていた
蜂が1人を刺して、5人になった
5人のインディアンの少年が法律に夢中になった
1人が大法院に入って、4人になった
4人のインディアンの少年が海へ出かけた
1人が燻製のにしんにのまれ、3人になった
3人のインディアンの少年が動物園を歩いていた
大熊が1人を抱きしめ、1人になった
2人のインディアンの少年が日向に座った
1人が陽に焼かれて、1人になった
1人のインディアンの少年が後に残された
後には誰もいなくなった
暑い季節に南の島に来いだって。
嫌がらせ?
[着くなり日傘を掲げる。]
でも、ジメジメした気候よりはマシ、か。
[左手に持つ招待状を一瞥して、屋敷の中へ。]
着てやったのに 出迎えは無いの?
[屋敷内を見渡し、音が聞こえる方へ進む。
食堂には、準備に勤しむ男の姿があった。]
客の出迎えにも人を裂けない程、人を雇ってないの? 宇野は。
[あまり機敏には見えない動きを、ドアにもたれ掛かり眺める。]
…十五時か。
[テーブルに並べられる人形と、壁に掲げられた童謡を見比べる。
人影は、まだ*少ない*]
こんな所でカウンセリングとはね
――本当に何もない島なんだな
[屋敷の入り口で足を止める
振り返るとここまで乗ってきた船が遠ざかっていくのか見える
軽くため息をつくと玄関の扉を開けた*]
[屋敷の扉が開き、入ってくるのは若い男がひとり]
やあ宇野さん、お招きありがとう。
[顔にかかる長い髪を手ではねのけて、ずかずかと屋敷の中へ]
宇野さん?いらっしゃらないのかな?
[食堂へとたどり着くと、先客に会釈]
おや……これは。
お初にお目にかかります。
そういえば、他にどなたが呼ばれているのか、伺っていないのですよ。
サプライズというわけだ。
[そう言ってから、テーブルに並んだ陶器の人形に視線を向け]
ほう……。
[薄く笑って、目を*細めた*]