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あー……
遺言、何書こうか悩んだまま書いてなかった('A`)
鏡が割れるとかはこの際どうでもいいけど
腕、トゥーリッキにあげたかったな(いらん
*おやすみなさい*
[遠のく意識。
次に気がついたときには
見えるはずのないものが見えるようになっていた]
……ビャルネかい?
[そこで確認する。
自分が既に*この世のものではないことを*]
[それは何時ごろ行われた惨劇だろうか。
あらたに雪が赤に染まったころ。
その様子を見ていた男はふと、聞こえた声に視線を向ける。]
……ウルスラ、お主もか……
やはり、死してもそう簡単に、この村からは離れられないようじゃなぁ。
[うすらぼんやりとした姿で宙に漂う男は、
獣医の言葉に静かに声を掛けた**]
書士 ビャルネは、ここまで読んだ。[栞]
[狼たちの嗅覚は、ウルスラの死を知らせるが、
遣い手の感覚には他に――薄れてゆくものがある。
繋がっていた、対たるたましいのそれ。
群れを率いていた者。……帽子の男。]
…保てなくなって しまった か…?
[ひととおおかみの境を。個と群れの境を。
蛇遣いは呼ぶが、応えがないこともまた悟る。]
―――― …
[風が吹く。]
殺されたのでは、ないのだな。
死んだのでは、ないのだな。
[雪が舞う。]
保てなくなって しまったのだな。
[丘の向こうには、
蟻の如き列すら成せる、狼の大群。]
群れに頭目は独り…
そういうことなのだろうかな。
[見遥かす必要もない。感じて…呟くだけ*]
[生きるべき、と言われてうつむきがちに帽子に隠す顔。]
ドロテアを見捨てた時から、俺は役立たずだ。
――長老にさえ、言い出せないまま。
誰も死なないなら、そうかもな。
でも、人は死ぬ。
今だって何かが起こっているかもしれない。
守る、って言葉は、必ずしも直接的じゃないだろ。
[だから、お前は死ぬな、と添える声。]
[レイヨの揺らぐ眸に自身は何も映さず、分け与えて呉れる血液に、さんきゅ、と返し。]
――あ? んなもん、いるかよ。
仕事だ、仕事。
[礼の拒否には常の口悪さを蘇らせて返し、呪詛にも似た案ずる声には目を細めた。
珍しく呼ばわられる名――茶の誘いには、幾度か瞬き、されど拒否することなく席に呼ばれて後にした。]
――そういや、"約束"どうすっかね。
もしも――……なら、左腕くれてやるつもりだったが
ひどくキズものだな。 …まぁいいか。
[もしもを考え切れぬうち、道々呟く独り言。レイヨの家で暖まったおかげかまだしばらくは温度に余韻を*残す*]
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