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[言われて素直に確認を取る3rdの手元、
それが彼女の日記かと確認をする。
謝る姿勢と、どこか緊迫した空気を感じながらも]
そうか、…
じゃあ、クルミ。
あんたが1stと11thと手を組んだのは知ってる。
[後の12thにも聞こえるようその言葉を言って]
俺は、俺の都合で
[ひゅ、――とポールを回しわざと音を立てて]
クルミの前後の番号どちらかを狙う場合、
あんたらを必ず邪魔しに動く。
それに、あんたら3人の中に
鬼が1人くらい紛れてそうだしな。
[間をあけてから、そう加える。
聞いているクルミの様子からは視線を逸らさない。]
クルミの日記じゃ、自分が襲われるか解らないのか?
[恐らく自分の日記はそれに近いものがある。
人によって得られる情報が違うのかもしれないと、]
……
[疑問の言葉に、非常灯が灯る暗い中、
静かに声を響かせる。]
そいつを…絶対に殺されたくないからだよ。
[前後どちらかは明言しないまま、
確かな意思を声に乗せる。]
…、
[けれど鬼の事を、チート日記と言う3rdの言葉に、思わず、く、と笑ってしまい、ずっと嶮しい顔を作っていたのを崩す。]
[笑っていた口元を手で隠すようにしながら、
口元でパタパタと手を振る仕草を見せる。
12thの予想通り、先刻の探るような言葉はブラフだが、]
まず、鬼の数を勘違いしてる12thは
まじで鬼じゃないって俺は思ってる。
[さっきから2人と言っている言葉を今頃指摘し、]
鬼が自分の事を、チート日記とか
そんな悪く言う事もないと思ってな。
正直、クルミを少し疑ってたんだよ。
[端末が震え、予定に変化があったと解る。
やや大きめのタブレットから光りが広がる。
追加された予定は、11thと闘うと、あった。]
やれやれ。
[すぐにそれを鞄にしまえば、]
12th、噂の11thが来る。
階段から離れておけ。
クルミは…
それが相手を油断させるための
鬼の罠だったかもしれない、
とは…考えなかったんだな。
[11thも鬼の存在を警戒していたと知れば
彼女が他の人と協力するに至るも理解は出来る。]
まぁ、11thがそこまで頭が切れるとは
俺は思ってないがな。
通常編成?狩人?
[12thの世界に関しての知識は薄く、理解が及ばない。
クルミの言葉には、は、と息を吐いて]
それはきっと、
自分の魅力に気付いてないだけだぜ。
[階段を登る音が耳に届けば、クルミの方を睨み
彼女をこの場から遠ざけようとわざと声を低くする。]
なんなら、
今すぐにでも襲おうか。
血の気の多い女だね。
[階段を登る音、叫ぶ声に眉を下げる。
鞄の内は静かなもので、予定が変更した気配はない。
このまま、ここにいれば11thと衝突は免れない。]
12th、あんたは逃げとけ。
[手で払う仕草を12thへする。]
いいや、口説いてたとこ。
[ポールを左手で持ったまま、いつもの調子で言って]
あぁ、12thといたからバレたのか。
なるほどね、…
[12thが離れるのを確認すると、11thへ視線を戻しつつも、その背後のクルミにも届くように]
随分とクルミに肩入れしてるな。
ほらな、やっぱ、魅力あるじゃねーか。
11thはその点では疑ってないさ。
お前、単純そうだからな。
[ムキになっているクルミの様子に、また、
く、と口髭を揺らして笑う気配を伝えつつ]
チート日記、 ねぇ
ま、クルミのガードが固そうな女だな。
[構えていたポールを回し、肩にぽんとあてる。]
けど、さっき言った忠告の返事、
それを聞くまでは退けないんだよ、俺は。
悪いね。
俺が鬼なら、こんな交渉せずに
お前らを黙って狙うよ。
てか、11th…はたから見たら
お前ら3人の方が鬼の数ぴったりだろ。
[さて、困ったなと鞄の方へ視線を向けてから、
3rdの方へ視線を戻して]
クルミに4thの行動が解るんなら、
11thの言葉が本当かも解らないか?
[2ndと会っている姿も見たはずの彼女へと問いを投げながら、また、肩をぽん、と叩く。]
俺もお前ら全員が鬼だなんて
思ってはいないさ。
…ま、0thが死ぬ未来らしから
1stは怪しいけどな。
そうだろ?
[と、12thとの会話を聞いてたクルミへ
同意を求めるように視線ごと投げて、]
4thと俺、それと2ndが鬼だって
そこの11thはさっき疑ってきたんだよ。
あんたならそれが違うって
解るんじゃないか、って意味だよ。
ま、…チート日記がありゃ
そうもいかないか。
てかな…、
そういった疑いするのが話の目的じゃないんだよ。
ったく、俺が鬼だって…勝手に思うなら思っておけ。
[とんとん、と呆れた口調で言いながら
肩を叩くようにポールを動かしながら]
クルミの方が、11thより断然賢いな。
俺の方と組む気になったら歓迎するぜ。
[本当に口説くような口調でそう告げてから]
なんなら、今からクルミを取り合おうか。
なぁ、… ―――11th。
[ひゅん、と音を立ててポールを*構えた。*]
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