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――――
[だらりと落ちる腕。
糸の切れた操り人形のように、階段に身が崩れ落ちていく。
擦れた意識の中、ポールに手を伸ばし
コートの内側のタブレットに触れる。
もう確認も出来ない鞄の中のタブレット。
軽い振動で画面に新しい予定が追加される。
それはシンプルに1行だけ。
赤の文字で ―――* dead end *]
/*
だよね…だよな。
実はマシロ襲撃もかなり ありかと 思ってt
中の人が!!
多分、10thと12thが暴走して楽しい。
きっと殺しに来てくれると思って(
ほんとに、人のこと、心配とかしてるより。
自分の事、だろうに。
[手帳に残る文字をみて、呟く。
声が途切れがちなのも気にせずに]
……泣いてやんないよ。
泣いたりしないからね。
気をつけろって言ってたのに。
心配させて、結局こんななってるし。
[怒っているんだというような、口ぶりは震える声]
……ほんと、ばぁか。
[ぽとり、と、手帳に小さなにじみが一つ]
[闇に沈んだ意識の中で、夢をみた。
それはきっと、夢でなかったのかもしれない。
けれど、妙にリアルで鮮明な映像。]
…やめ、ろ
[どんよりと暗い空。太陽の光りすら遮る程の
光化学スモッグで埋め尽くされている。
室内で人工的な光や飼料で育てられている動植物。
ひとつ、また、ひとつと弱いものから消えていく。
やがて、人にも影響が及び、どんなに大気の状態を
戻そうと努力をしても追いつかなかった終末の世界。]
――― ニキ、 ッ
[マンションの一室、帰らない父親の帰りを待つ少女の姿。
空気清浄が追いつかず、外から有毒な空気が室内を満たす。
息が詰まり、皮膚が爛れ始める。
激しい痛みに叫ぶ姿。髪の毛も落ち、やがては眼球も陥没する。]
あ、ああああああああ…!!!
[汚い世界は嫌だった。
浄化システムの研究に携わっても追いつかないと痛感する日々。
けれど、この世界は汚くても、この世界に生きる人は 好きだった。
どんな時でも前向きに、正面から課題に挑んで挑戦する姿勢。
仕事終わりの稽古も、面倒だが、嫌いになったことはなかった。
だから、
どうしても ――― 救いたかった。]
[全てのビジョンが終った後、
水の流れる柱で聞いたナオの言葉が甦る。
「世界の終りを見届けたくなければ」
「死にたくなければ」「生き残れ」
死ぬ気も、世界を壊す気も、なかった。
ただ守りたい一心で戦った結末は 。 ]
…、…情けねぇ
[誰も結局殺せず、あっさりと鬼に殺された。]
―――。
[暗いフロア、階段に自分の亡骸を見ても
先程みたビジョンの方が残酷に見えて眉間に眉が寄る。
守れなかった、と。
その後悔の念が身を襲って動けない。]
[3rdが武器のポールを、11thへと渡すのを眺め]
だから、女が棒なんて持つんじゃねえよ。
…、ったく。
[相変わらずの言葉が口から出る。
それが不思議だと思うほど、心は落ち込んでいた。]
…、…
[7thの死を耳にすると、誰が殺したかは
薄々感付きながらも、辛そうな顔をする。
彼女の世界もまた、壊れてしまったのだろうから。]
[ぼんやりとしていると、何やら自分の死体を
運ぼうとする11thの姿が目に飛び込む。]
……
[言葉は出ない。
それは所詮、ただの、魂のない抜け殻なのだから。
バラそうが犯そうが、生きてる奴の言いなりだ。]
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