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あ!そういえば私夕食のお手伝いするんだった!
伯父さ〜ん 私何をすればいいのー?
[そう叫ぶと兎を抱えながら奥へと消えていった**]
すみま……ごほ。すまんのお。
探しに行くのはよいが、くれぐれも気をつけるのぢゃよ。ふぉっふぉっ。
[ビセに告げると、兎を抱えた少女を見送る]
「炊事場に着くとネギヤ伯父さんがお肉を切っていた。]
わ!これが前言ってた熊肉なの?すごーい!
熊鍋に私も混ざっていいよね?
じゃあこの野菜は私が切っちゃうね!
トントン♪トントントン♪
はいはい、気をつけますわぁ……きゃぁ。
[といいながら、うっかりドアにぶつかってしまった。
鼻を軽く押さえつつ]
おじいさん、ありがとうございますぅ。
[奥に消えていくニキを見送って、湯のみを探して*うろうろ*]
でもめげない!
えいえいおー!
[トントン......トントン...ザクッ.....]
............。
.................痛い.....。
[心配しながらも笑う伯父を後にして私は手伝いを断念した。]
長閑じゃのう。
[炊事場から響く規則正しい音に聞き入る。しゅんしゅんとお湯が沸く音に、人々の話し声。追い迫る締め切りのことを忘れそうなひと時だが、グリタと一つ屋根の下にいる以上は叶わぬ事]
……どっこいしょー。
[わざとらしい掛け声と共に立ち上がると、管理棟の外へ。寒さに白い息を吐き出して、眸を焼く白銀に目を細めて、天を仰ぎ見る]
ですが、この地は……
他の場所と比べて、「救済」が近い。
それがわかったからこそ、こうして来たんです。
寒さに凍えないうちに……
早く目的を達成したいものですが。
[くるりと小さく傘を回す。空いている右手でズボンのポケットから30cm定規を取り出し、じっと見つめて]
あれは?
[舞い積もる白の中、遠くで回る黒が目に入る]
……人みたいですね。
何してるんでしょう?
[興味を惹かれ、ゆっくりと近づいていく]
[家屋の一つの傍でしゃがみ込み、薄く雪の積もった地面に定規を当てる。30cm測った端からまた30cm、と、少しずつ距離を測り始め]
……、
[傘を手放す事はせず。近付く人物には、未だ気付かないでいた]
[少し離れた場所からしばらく様子を眺めていたが、やがてすぐ傍まで近づいて]
こりゃあ、何しとるか!
ふぉふぉふぉ。驚かせたかの?
[一喝した後、皺枯れた声]
! ……
[背後からした声にはっと其方を振り向きながら立ち上がった。しわがれた声。いまいち正確な年齢がわからない格好の人物を見据え]
……見ましたか?
見てしまったんですね……?
……残念です。
[す、と目を細め、静かな声色で、だが脅しをかけるように言う。開いたままの傘をその人物に差し向けかけて、すぐに戻し]
……、なんて。
冗談です。僕は彼らとは違いますから、まさかそんな乱暴なんてしません。
今日は。僕は雨園孝治と申します。
[などと言って、丁寧に一礼を]
……へぇ、そりゃ大変じゃん。いつか、治るといいな。
[(>>31)ニキと兎に目を見張り、フユキ(>>30)ににやりとすれば
派手に開く扉と、聞き覚えのある騒音(>>21)。
愕然と身を起こして、思わず大きな声で]
ちょっ! な、なんでアンタがここっ……!
[気がつかれると面倒なことになる。
そう思って慌てて口を押さえてフードをかぶるも後の祭り。
押し付けられたチョコを、忌々しそうに弄びながら]
……クッソオヤジ。こんな所で熱っくるしい顔見るとは思わなかった。っつか、なんでこんなとこに持ってきてんだよ。
……あー、やっぱ言わねーでいいし。どーせ録な理由じゃねぇ。
─駐車場─
ばん!
[あまり手入れをされていない軽自動車の扉を勢いよく閉めた]
うー寒い寒い。老体には寒の戻りは厳しいぜ。
まったくあのネギが薬なんぞを忘れるからこんなことになるんだ。
[駐車場から細く伸びる山道を見上げて、おおげさにため息をつく]
まったく、こんな道を歩かせるタァ敬老精神のない若者だぜ。
[サンダル履きに白衣のまま、しかし寒さに縮こまることもなく堂々とした足取りで、管理棟に向かって歩いていく]
[帰ってきたのは、意外と落ち着いた反応。こちらを見据える青年の前に立つと、緩い風が冷気を運んでくる]
……ひいっ?
わっ、わしは何も見とらん。見とらんのじゃあ。
[差し向けられた傘にいやいやをするように首を左右に振り、ぺたりと尻餅をつく]
ほあ?冗談かの。年寄りを驚かせるものじゃないわ。心の臓が止まるかと思ったわい。
[立ち上がると、体についた雪を払う。彼に近づく前にかけ直したサングラスを少しずらして顔を覗き込み]
わしは月……いや、星野と申す。
して、彼らとは一体何ですか……いや、何じゃな?
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