情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[仲間と知れば、自然とミハイルに抱いていた警戒は消えていく]
あなたもお久しぶりなのね。
私はずっとおばあちゃんと二人きりだったわ。
[その祖母はもういない。
かなり昔に、祖母は人間の手によって「退治」されてしまい
それからずっと…は1人きりだった。]
あら、お誘いを?
あの子ずっと1人だったから、喜んだでしょうね。
[可哀相なドロテアちゃん。
まるで一人ぼっちになった私みたいで気に入っていたのだけど。
ミハイルがこうして誘うほどだ、少し1人にさせすぎたようだった。]
そうかい。
おばあちゃんも、同じだったのか。
[彼女――イェンニはいつから人をやめたのか。
否。己のように、かつては人であった生業と
同じとは限らないのだけれど。
精はこの世で多様に存在する。
どう生まれたのかなどは、一様に語れるものではない。]
ああ、きっと家族のところへ行けるよ。
/*
トゥーリッキなら大丈夫…だよね…?
いや、イェンニさんにしたほうが…
いやいやいやいや、イェンニさん危なくね?
ヤバイなあ、これ狼引いたらクソって言われるでぇ…
でも……あの子がいなくなったら寂しくなるわね。
[それに、少し羨ましい。
私はもうおばあちゃんに会えないのに。
彼女はあそこに行く事によって失くした者達と会う事が出来るのだろう。]
私もおばあちゃんに会いたいわ…。
[…はミハイルとは違い、ナッキとして生れ落ちた。
祖母について人の世を彷徨い歩き、生きる術や、人間としての振る舞いを教えてくれた。
長い間、ずっと一緒に、そうして過ごしていたのに。]
私たちは、何も悪いことしてないかったのに。
[ただ、人ではないからと祖母は殺され、骨の場所もわからない。
その亡き祖母の姿を思い出せば、涙を流す。
表向きはタマネギを切っていたため、
事情を知らない者にはその所為に見えたはずだ。]
あの子は幸せになりに行くんだ。
だから、寂しいけど見送ってやりなよ。
[力を使ったせいか酔いも程よく冷めている。
祖母に会いたいと言を綴る女を一瞥し。
死ぬ方法も存在するといえばするのだが、
それを欲する精は、そういるのだろうか。
少なくとも、ミハイルは思わない。
恐らく『誘い』続けることが課せられた使命だから]
理解を求めるのは難しいのかもな。
なにせ、俺たちとは根本的に考え方が違うのだろうし。
[幸せになるための、たった一つの冴えたやり方。
この世で苦悩するくらいなら、悩まぬ世界に行けばいい]
ええ……そうね。
[私の代わりに、あの子が幸せになりに行くと考えれば
少しは気持ちが楽になるのかしら。
自分の不幸を重ねて見ていた少女なのだから、可能なはずだ。]
本当は、祖母を殺した人間が憎くて仕方ないの。
もっともっと、苦しめば良いのよ。
……でも………。
[長く人の世で過ごしすぎたのだろう。
情が移り、その感情は薄れている。]
そんな私が幸せを分けてあげるのも面白い話よね。
[この雪だって、ちょっとだけ困らせてやろうと
考えていただけだが、ミハイルの考えに…は乗った*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了