48 かくよぎ村のかみかくし
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[青々と茂る木の一本、決して太くはない枝に腰掛ける少年が一人。
枝は撓みもせず、葉は揺れもしない]
よく、晴れてる。
[木々の合間に覗く青い空を仰ぐ。
口をゆっくりと開いて、ぽつん、と言葉を落とした。
ざわめく木の葉や小鳥達の囀りとは異なる、おと]
(+0) 2009/07/21(火) 00:00:31[神社]
[身に纏った薄花色の単着物は、晴れより雨の空に近そうだった。
聞き慣れた鈴の音>>18が聞こえて視線を落とす。
境内にある女性の姿は見慣れたもの。
もう一つ見えた人物>>27をよく見ようと首を傾げると、機を計ったように、傍にいた小鳥が飛び立っていった。
ばさばさと空気を打つ音、
ざわざわと木々の揺れる音]
お前は、いいね。
[高き空へと舞う小鳥を見送る。
枝の上、器用に胡坐を掻いて頬杖を突いて、境内の様子をぼんやりと眺め始めた**]
(+1) 2009/07/21(火) 00:19:04[神社]
[語らうふたりの女性を遠巻きに見ていると、耳に届くギターの音色。
居眠り猫が起きるに似た態で頬杖を外して伸びをし、木から木へ飛び移る。最後は鳥居の上に乗った。
辿り着く頃には旋律は止まり、代わりに少年少女の声がする]
(+2) 2009/07/21(火) 09:04:29[神社]
[交わされる問いと答え>>56。
釣られるように天を仰ぐ。
照りつける陽に手を翳せど影は落ちない。
晴天より夜天に近い藍の眼を細めた]
(+3) 2009/07/21(火) 09:12:20[神社/鳥居の上]
天は気まぐれ、
色んな顔を持つ。
夏の雨夜にはお気をつけ。
[うたを諳じるように囁いた。
蝉時雨に紛れることはなく、少女に聞こえることもない。
大気に溶け込んでいく。
音も色も、影のない姿も。
後には湿り気と熱を帯びた空気が残った**]
(+4) 2009/07/21(火) 09:20:40[神社/鳥居の上]
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