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[『夜』ターンの広間――]
俺が勝手なコトしなければ……杏ちゃんの言うように襲撃なしにして4人の最終日にしてればンガムラの兄ちゃんは助かってたはずなんだ……
勝手に襲撃の設定をしなければ―――
無関係なんかじゃねえ……関わっちまってる……刺し違えてでもなんとかしねえと……
[思考は冷静ではない。しかし、神経は研ぎ澄ます。
そして―――]
[人影は警戒しながらこちらに近づいてくる。]
……そういやおっさん、ナイフ持ってたな。
ペケレさんの忠告きちんと聞いとくべきだったなあ。「成人男性まで殺した人とどう戦うの」、か。
突然死だよなあ。
勝てる気……しねえけどっ……
[自分よりも大きな体格。そして手に握っているナイフは自分を狙ったものだとわかるだろう。
咄嗟にポケットに手を入れ――――]
[ナイフが振るわれるその瞬間、ゾウサクの顔にインクをぶちまけた]
……っつつつつ!!!!
[ナイフは見事に腹へと突き刺さっている。
が。想いの力、火事場のど根性は――]
杏ちゃんはきっと……もっと痛かったは……ず…だ!!!
[血をごぶりと滴らせながら自分の腹のナイフを抜く!
残る力を振り絞り―――インクで視界を塞がれているゾウサクへと]
……少しでも……刺されえええええええ!!
[自分の倒れる力だけを使い、その背中にナイフを突き立てようとする。
――しかしそこで意識は途切れた。
ナイフがどれ程まで刺さったのか、それともかすっただけなのかなどという事も、見届けることができないまま―――
掠れた声で、『杏ちゃん……』と最期につぶやいて*]
……つーか……
[意識が少しずつはっきりとしてきた。
『痛い』が頭の大半を占めてはいるが、思考をめぐらせると……]
……ポケット、に、入るサイズの鞘入り、ナイフって……そんなに、刃、でかくねえじゃ、ん……?
[初日にナイフをカッコイイと思った記憶が蘇る。
自分の身に起きた事を把握していくと、不思議と冷静に思考が巡る。]
……ココに来たときのあの臭いが血の臭いってコトは多分、このナイフで……傷、そんな深くは、ねえ………?めちゃくちゃ痛え、けど……
杏ちゃん、と、背高の兄ちゃん……様子……を、動けるヒト、よく、見て……くれねえか……刺された場所、何処だ……
致命的な場所で、なけ、れば……
[見に行こうと体を動かそうとするが、意思通りにはなかなか体は動かず。時間をかけてやっと、上体だけ起き上がれただろう。]
杏ちゃん……!!!背高の兄ちゃん…!
[動けはしないがせめて声をと、今出せる限界の声で呼びかける。
杏を呼ぶ声のほうが明らかに大きいのは、気のせいではないはずだ。]
[救急箱を展開するイマリに]
それホントに救急箱……?工具箱じゃなくて?
そこら、へんの……カーテンやら、クロスやらの布でも切って、包帯にすれば、いいんじゃね?刃物はライターの火で滅菌消毒してから、な……
[少し痛みが鈍くなってきたように感じるのは気合によるものなのだろうか、それともミルキー味の何かのせいだろうか。]
[鋭い痛みから鈍い痛みに変わり余裕が出てきたのか。
腹を押さえながらよろり、と立ち上がる。]
うわっと……
[ぐらんぐらんとしながら足を進める中、救急道具と称した道具箱に足をとられた]
とっ、とっ、とっ……おおおおっ!?
[バランスを大きく崩してふらつき、
倒れているンガムラの足に盛大に引っかかり
大きな音を立てて倒れた。
倒れた瞬間、手は杏の腕のあたりに強く当たって、その体を大きく揺らしたかもしれない。
倒れた衝撃で再び腹部が激痛。また立ち上がれなくなった。]
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