情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
事件が解決するまで帰れないのかしら……。
[人形を抱きながら、館内を歩いていけば]
あ、あら?なにかしら?
[大きなものが横たわっている様子]
きゃあっ!モミジさん、ゼンジさん!
しっかり!
[倒れている二人を見つけて揺さぶってみるけれど、返事はなく]
大変!お巡りさーんっ!
[夜の散歩をしていた猫は、眼鏡を見つける。
ヴェールを脱いだ女性が倒れていたので近くに置いたが、気づかれなかったようだ*]
―― 白薔薇の間→ ――
だから、カワイイ女には気をつけた方がいいって言ったのに。
[警官の合間に一瞬見えた、モミジとゼンジの姿に呟く。
その日も何ら反応を示さなかった高性能懐中時計は、そのままにしておいた]
[警察に事情を聞かれるが、答えられる事はなかった。
離れた所でオトハの店について話す警察がいる。
猫はそれを見て尻尾を揺らした。**]
昨晩は、ここに泊めさせて貰ったからずっとこの家の中に居たわ。
[警察が示した懐中時計と古い紙切れには、見覚えがないと首を左右に振る*]
それで、オトハさんはどちらに?
アッハイ。どうぞ、この際プレゼントっす。
なんか手書きで文字が書いてあるすけど、掠れ気味で読み難くて……。
[文字が記された黄ばんだ紙をモミジ>>2:37へ手渡し丸投げた。解読の可不可は彼女次第となるだろう。]
はー、モミジさん、頼もしいっすわ。
でもあんま、一人で走り過ぎないで下さいね…。
[怪人なんて許さないとの呟きを聞きとめ、腕を振り回す彼女に自然と滲む微笑。]
[そしてモミジから目を離した、後。倒れたゼンジとモミジの姿が見つかったのだ>>0]
まさかこんなことが…
[ 警察も留まっている建物で、モミジとゼンジが倒れたというのだ。
応接間で話を聞いていた男も驚いたのだが]
2人が倒れた原因は何なのです?
そうですか……。
[ ほどなく、サイレンが鳴り救急車が屋敷へと到着する]
[ 取り調べの休憩時間に、参考人が1人消えたことを警官ごしに知る]
オトハさんが失踪?
そんな、先ほどまで書斎に上がられたのでは……?
[ そんな疑問は、今朝この館で起こったことが真っ向から否定していた。小さく男は首を振り]
―― 別館「蘭」 ――
受け取ってくれるかしら。
[バレンタインデーの女学生のような様子で、ドアノブに「海の懐中時計」を模した腕時計をくくりつけた。
その時計は、日本標準時より数分遅れている]
―― →応接間 ――
編集者の人はどこ行ったの?
こういうときに居なくなるって、ほらアレ、何て言うの、やましいことがあるんじゃないかって思っちゃうわよね。
[まるでお通夜のような雰囲気の中、出前の寿司を食べる*]
[サイレンの音に顔を上げる。
警察に事情を聞かれるのも何度目か。
他の人よりも多く声をかけられているような気がして歯噛みする]
今の音、何?
[聞けばモミジとゼンジが倒れたという]
あなたたち、いたんでしょう。
なにをしていたのよ!
[状態も状況も聞かず、声を荒げた]
もういいわ。あなたたち、当てにならない。
オトハさんのことも、おネギのことも、自分で探すわ。
[本を探していたオトハまで行方知れずだ。
ガモンに本に……、探すものばかり増えていく]
疑うなら、好きにしなさい。
確かにあの晩、部屋を出たわよ。でもそれだけで犯人呼ばわりじゃ警察が聞いて呆れるわ。
[言いつけて部屋を出ると屋敷を飛び出し庭へと**]
[ゼンジとモミジの異変の報に触れ、青い顔して警察の聴取を受ける事に。
そして、もう一件、]
え。スパモンのガラスが割れていた…?
オトハさんは? 無事なんすか?
――オレ? オレは知らないっすよ…。
[警察より説明されてのち、分からぬと力なく頸を振る。]
[その後、金木犀の香りの漂う庭園へふらりと足を運んだのだった。]
犯人が捕まるのが先か、全員いなくなるのが先かっていうのがこういう事件の相場なんじゃないかしら。
うちのお店は閑古鳥鳴きっぱなしだから、1日2日ならかまやしないけど。
[ネコが刺身を食む様子をうっとりと見つめる]
おいしそうに食べること。
[救急車が屋敷から出るのを不安な顔で見送って]
いったいどういうことかしら……
警察はわたしたちの中に犯人がいると思って、ここに留めているのでしょうけど。
[職業も年齢も多彩な面々であったが、これまでの事件に関わっている者がいるのかと思うと恐ろしくなってきて、近くの警官に聞いてみた。]
か、帰らせていただけないでしょうか、
わたしここにいるのが恐ろしくて………
えっ?オトハさんがですか?
そんな、お店のガラスが割れて……襲われたのですか!?
まだわからないってそんな……
[家に帰っても安全とも限らない様子に更に不安が増したようで]
――庭園――
?
あれは――、
[気になる。探ってみたい。
庭園にて密談のような光景>>10が視界に入ると、意を決してその追跡を試みた**]
細い方のネギちゃん、もしかして眠ってるだけとか?
ロミオとジュリエットみたいな…そんな感じで。
[しかし頭に浮かんだのは長ネギと玉ネギが抱き合う姿だった。]
[机の上に眼鏡を置いたあと、猫は窓辺に行って外を見る。
見事な金木犀と、赤い石榴の実が揺れていた。]
細い方というと、あの、死体ですか。
……でも、警察の方も捜査してますが…。
[穿った見方をするならば。
警察を巻き込んだネギヤによる狂言だろうか。]
[男とと話をしていた女は、不意に、ため息をついた]
おネギが見つかったらね。
私、きっとそうするわ。
[密談の先、男に言われた言葉に、頷く]
でもあなた、
……いいえ、なんでもないわ。
[密談の相手を見て、不意に、ほろりと苦笑する。言いかけた言葉を飲み込んで頭を振った]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了