情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
― 翌朝・自宅 ―
[メールの音で目が覚める。内容を確認し、呟く。]
ふーん・・・ネギヤとかいうアンドロイド連れてったか・・・
(どうなるんだろうな・・・、これから。
アンドロイドを調べたところで解るんだろうか?「何であの店に行くんだ?」・・・そんなプログラムはされていない筈なんだ。)
[昨日送った報告書をもう1度読んでみて苦笑する]
― 報告書 一部 ―
ポルテ 謎につつまれた女性。恐らく人間と思われる。
バク 表情に乏しいが言う事は面白い。
ユーモアのある人物にプログラミングされたアンドロイドか。
グリタ 記者のような風貌。話を聞いていると、何故あの店に来るのか違和感を感じる。
ナオ 何の変哲もない女子高生。ドリ系予備軍か。
オトハ 熱狂的なドリ系と思われる。来店を制限した方が良いのではないだろうか。
レン 顔を隠しているのは、何か後ろめたい事情があるのではないだろうか。早急に調査を依頼。
モミジ 翻訳家のようだ。印象は、子供っぽい大人。ドリ系予備軍か。
ペケレ 普通人を装っているが、好奇心旺盛なマスコミかもしれない。
(我ながら酷い報告書だ・・・謎が多すぎる)
[洗面所で溜息をついた]
(調査対象の所持品置いていくなんて、使えない調査員だよ・・・・・・奴らに勘付かれたら、面倒なのはこっちだぞ・・・)
[手のひらで鳴る、端末。電子文字を眺めて]
いや、もう此処には来られない。
残念だけど我慢してね? ハツネ。
[落胆する彼女の溜め息をすぐ傍で感じながら、宥めるような声色。]
それにしても…
[残留物の報告を見ては、また違う色の溜め息。]
倫理委員会って本当に――
[求められた報告書。昨日は白紙で提出した。
並ぶ問いかけに想う。
何が違うのだろうと。]
……何でもない。聞かれたら厄介だし*
[手のひらで端末が光る。
電子文字は新たな収容人員の情報を欲し、対象者の名を並べ上げる。
錯綜する情報。冷ややかな視線を二つ重ね]
次は誰にするのだろうね?
僕等としては、ドリ系も倫理委員会も。所詮同じ穴の狢にしか思えないから、どうでもいいけどね。
[不穏当な発言。セイジとハツネにとっては、自身の考えを主張し押し付ける者は、誰であろうとおなじもの]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了