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―松柏駅前―
須藤先生は結構パトロールに出る日が多いんでしたっけ?
大変ですよねぇ。あ、お茶いります?
自分で淹れてきたお茶ですから、味の保証はしませんけどぉ。
[そう言いながら、須藤に水筒を差し出した時。
警笛のような音を聞いた。]
―電車の中、のような―
………で。
何処かしらぁ、ここ。
[気が付いた時には、電車の中に居た。
切符を買った覚えもなければ、改札を通った記憶もない。
不思議そうに辺りを見回し、首を捻る。]
[辺りを見回した時に見つけたのは、倒れたアンの姿と、青白い光の塊。]
二宮さん?
[声を掛けようかと迷ったその時、青白い火の玉から声がしたような気がした。]
…何、それ。
誰か悪戯でもしているんでしょう?
二宮さんも倒れてないで、起きなさい。
[火の玉のようなものが消えた後。
椎名の楽しげな声を聞いた。]
…椎名君まで、こういうときに冗談言わないの。
いくらオカルト好きだからってちょっと演出過剰じゃない?
[戸惑いと微かな不気味さを感じながら、椎名を窘めるような声色で]
…あ。
[そういえば水筒を須藤に貸しっぱなしだった気がする。
彼も此処にいるのだろうか。もしそうなら返してもらわないと。
ちょっとだけ、喉が渇いたし。]
ええと、須藤先生?
ちょっと水筒返してもらいますね。
[一度断ってから、須藤の手に握られている水筒を返して貰った。
蓋を開け、熱い茶を啜る。]
…ふう。
[一息ついたけれど、状況は何も変わらない。
どうしたものかと言いたげにため息を吐いた。]
わけがわからないわ…。
鬼がどうとかっていうのは、なんとなく聞いていたけれど。
[見知らぬ男の言葉も、バクの言葉も常軌を逸しているとしか思えない。]
それらしき疑惑のある人は隣の車両に向かってもらうとかでいいじゃない…。
多分、この車両だけじゃないでしょ?
ね、須藤先生?
[と、見知った中で一番話が通じそうな須藤へ話を振る。
ついでに、もう一杯いかがと言いたげに水筒も差し出して。**]
[不安げな六花の問いかけに、困惑混じりの笑顔を返しながら目線を合わせ]
そうねぇ…。
先生もあまり信じたくないのだけれど、さっき二宮さんにひづいことした人がいるのなら。
探さなきゃいけないのかしら、と思うわ。
でも、あまり物騒な手段は取りたくないわよね?
隣の車両に向かってもらうくらいならいいかしら、と先生考えたのだけど。
[先にかけられたバクの言葉には、どう返そうか迷っている様子。]
[六花との話を終え、暫く後。
おもむろに口を開く。]
…そうそう。
さっきの変な声が言ってた、力がどうとか…って話。
あれが全部本当と仮定して話すけれど。
今うかつに名乗るのは危険な気がするの。
その…二宮さんみたいになるかもしれないと思うと、怖いから。
疑われて隣の車両に行くよう言われない限りは、少しの間黙っている方がいいのかしらと思ったの。
[倒れた二宮の方は、もう見ない。]
勿論、ただ黙っているだけじゃ危ないから…紙とペンで何かしらの痕跡を残せたらと。
少なくとも見分ける目、だとかあとひとつ何かしら調べる方法を持っているなら、ね。
反対意見があるなら、教えてね。
[主に、同僚の須藤と生徒達に向けた言葉。
近藤には、未だどう接するべきか考えている様子だった。**]
[須藤に促され、座席に座る。
自分の出した意見に続き、ぱらぱらと出て来る意見にじっと耳を傾けていた。]
そっか。
…結果を出せる前にそういう見分けられる力を持つ人間が名乗り出ると、何らかの情報を出す前に…鬼?だとかが二宮さんみたいにしちゃうんじゃないかって。
そう思ったから先生はあの意見を出したの。
…けれど…。
先生はちょっと臆病すぎるのかしら。
[ふう、とため息をひとつ。]
そうね。鬼が見える能力って、隠し通すのが難しいかもしれないわね。
じゃあ、鬼を見える能力があるなら…また二宮さんみたいな人が出る前に名乗る案。
それに賛成するわ。
自己紹介…。
そうね。わたしの名前は小鳥遊椛。
煌星学園の英語教師…だけど、知っている人も多いかしら。
一年生の子は知らないかもしれないわね。
[笑顔を作りはするが、疲労の色が滲み始めていた。]
中を見て回る手が足りないなら、先生も手伝うわ。
それでも、あと一人は欲しいところ、なのかしら…?
[もし男子数人あるいは須藤込みで見回るなら、探索を辞退する心算だとも付け加えた。]
それから、村瀬さんのチョコレート。
先生もひとついただくわ。
[ボイスレコーダー横のチョコレートをひとつ手に取り。
代わりに鞄からマシュマロの袋を取り出し、置いた。]
先生も甘いものを食べると落ち着くと思うわ。
これ、少ないけどお腹が空いたら食べてね。
[個包装ではないうえに、パトロールの際に幾らかつまんで食べてしまったことは須藤くらいしか知らない事実。]
寺崎君の言う、指差す先を伏せるかどうかの話は…。
少し、考えさせて。
[そう言って眉根を寄せる様子は、普段の自身を知るものからすれば珍しいものに見えたことだろう。]
先に理由も言わずにいきなり指差しで疑われたら弁明の機会も与えられないのではないかしら、って思うのよ。
それって、疑われる側からしたらとても怖いことじゃない…?
[そこまで喋り終わった後、チョコレートを口の中に放り込んだ。**]
―回想―
え、ええ。
先生だもの、ちゃんと生徒のことは見守らなきゃ。ねぇ?
[そう言いながら椎名達と探索に向かったはいいものの。
数歩動く度にびくりと身を震わせる様子は、とてもではないが頼りになるものではなかったことだろう。
笑顔もどこかひきつっていた。]
―回想終了―
[探索から戻って来てすぐ、ボイスレコーダーの再生ボタンを押して録音内容を聞き始めた。
聞き終えた後、口を開く。]
鬼とかいうのが指名されて、力を持つと嘘をつく可能性。
その可能性を考えていないわけではないのよぅ。
その可能性も折り込みながらの提案よ?
少しの間だけ隠れるのは見える目とは違う調べる力?があるらしい人にという提案について。
その、指名された誰かが見える目だと申告した場合。
先入観が入りかねないかしらと思ったから。
見極める側からすれば非常に面倒かしら、って。
見える目とは違う識別能力?の場合は…。
複数出た場合、最悪順番に隣の車両に…もありかしら、なんて。
少しひどいこと言ってるかしら。ごめんなさいねぇ。
あとは…理由を言わずに思い思いに指差すのは、後からいらぬ疑惑も招きかねないとも思うのよぅ。
鬼とかいうのは仲間同士で指差す先を合わせないとしても、指差す理由を言わなくていいのは好都合じゃないかしらぁ。
後付けで理由を言う時間も与えられるでしょう?
勿論、先に先生が言った紙に書き残す案は指差す先を揃える前提の話であることは付け加えておくわねぇ。
[此処まで喋った後、軽く咳き込む。
そして先程の席に戻ってから茶を飲み始めた。**]
弓槻君が…?
先生に、そんな力はないわ。
役に立てなくてごめんなさいねぇ。
[弓槻の言葉を聞いた後、そっと近付いて]
金平糖ありがとうね。
ブレザーも、もう少し借りるわぁ。
[それだけ囁いて、元の席へ**]
…軽率な行動を取ってしまったみたいねぇ。改めてごめんなさい。
[と、すまなさそうに頭を下げてから]
諸々の提案は聞いたわぁ。反対する気はないとだけ。
あとは、そうねぇ…。
先生は受け身に見える人が気になってしまうの。
出された意見にさっと乗りはするけれど、自分からの考えはあまり出さないタイプね。
だから、調べたり隣の車両に向かってもらうのはそんな人の中から選ぶつもり。
それとは別に、寺崎君の提案は気になるの。
意見を伏せて指差す提案の件よ。
あまりわたしたちにとって利のあるものに思えないから判断に困るの。
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