情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[ハンマーの単調な音の中、思い返すはここに来るまでの事を回想する]
・・・若さと夢を抱いて故郷を出て、世界を旅して周った。
若かったね・・・。世界が輝いて見えたのだったな。
しかし、世界は広く厳しく、そして恐ろしい物だった。
輝いて見えた世界は一人の人間には途方もなく広く、
出会う人間は異国の者には厳しかった。
一度は心も歪み、忌み嫌われる事もしていた・・・。
それこそ私は温かい世界を望む資格すらないのだろう。
だが。だが、私は―――・・・!
[考え込みすぎ、手元が狂ってハンマーを自分の手に打ちつけて悶絶]
あ痛――――!!
・・・おぉ痛い。考え込んで作業をするものじゃ・・・ない・・・ね。
[省みた戸口は完成していた。完成はしていた。
―――――宮殿の如き威容でそびえ立っていた]
[宮殿調の扉を目の前にして、愕然としている]
・・・これは、良かったのか悪かったのか・・・。
うむ・・・、一度壊れた物を再現するのは難しい、という事だねきっと!
メイ君も喜んでくれているようだし、問題はなさそうだ。
しかし・・・周りとの違和感がひどいね。しょうがない・・・のか?
[自分で作っておきながら首をかしげて扉を見ている]
―回想 扉の出来をチェックしている最中―
[>>16でユージーンに囁かれ]
む、いや。ここまでの出来になるとは思わなかったんだがね・・・。
私の才能程になると通常の物作っても宮殿クラスになるという事なのだろうね、はははは!
・・・でも、あの材料で、どうやって・・・?
[ユージーンの視線につられて、>>19ハーヴェイが降りてきたのに気付き]
おや、昨日は大丈夫だったかね。
ハーヴェイ君、食は生命力の基本だからね。こんな混乱した状況だからこそ、抜いてはいけぬよ。
・・・例え、ここが死後の世界だとしても、な。
[最後は誰にも聞こえない程の声でボソリと呟いた。]
(・・・考えてみればおかしい状況ではあったのだ。
建築様式の異なる継ぎ接ぎだらけの家。
懐かしい雰囲気の家。外に出られない私。それが>>15の声で確信を得られた。
おそらく、死んだ者達それぞれの魂の記憶に残っている部屋が、
継ぎ接ぎになって家を構成しているのだ。
その中には恐らく私の記憶も入っているのだろう、故に懐かしい。
所詮は他人との継ぎ接ぎ故に、ドアが壊れやすかったのだろう・・・かね?
そして、何故私は外に出られない?
あれだけ家を探索しても、ドアや部屋ばかりで外に繋がるものが全くない。
他の者の話を聞くと、墓などに行っているみたいだが・・・。
外の戸口と言っていた宮殿調の扉も、私からはただの廊下へのドアに見える。
・・・恐らく私の生前に関連する事、なのだろうね?)
[思い出そうとするとズキリと頭が痛む。未だ何故死んだのか、どうやって死んだのかに至れない]
[>>25の竪琴ファンファーレと、>>33その続きの作業を引き継いだヒューバートに気付き]
私に出来ぬ事なぞないのだよはははは!・・・だが今日のところはもう疲れた。
む、周りとの調和をヒューバート殿がやってくれるというのか。
なるほど、確かにカーテンは仕立て屋の仕事の分類だね・・・。
・・・だが気づいているかね。部屋の壁は四方にある事を・・・!
一方の壁のみが豪華になっても、まだ調和は足りんのだよ・・・。
[四方を見まわし、そこまでいったら改築だな、とか考えた]
さて、今日は疲れた。もう寝るよ。
・・・キャロル君がまだ来てないのかね。
寝るついでに少し様子でも見に行ってみようか・・・。
[大工仕事で疲れた体を動かし、自分の部屋へ。
途中、キャロルの様子も見にいったかもしれない*]
―回想 終わり―
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了