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謝らんでええから、手…――――!
[ふと、体を押さえていた力が抜けて
たたらを踏むように、前に進みだしたけれど]
あ…――――
[伸ばした手は、届かずに
その姿は、闇の中に消えて]
っ…――――
…――――
[届かなかった 落ちた 下に・・・?]
お前ら、下、下っ!
ここは三階、落ち方がよきゃ助かるわっ!
はよ、降りるぞ!
[倉庫のような教室を、出ようとしたけれど
一人、足りない・・・?]
ち、またトイレかなんかか?
ビビって、逃げたんやなかろうな
[ばたばたと、階段を駆け下りる
駆け下りると言うより、飛び降りるに近いが
普通の出入り口は、鍵かかかっているだろう
だから、一階の教室の窓から外に出よう]
おい、お前ら
なんか可笑しい、絶対変や
離れんなよ、何があるかわからんわ
ん…――――
私も、今日はいいと思うよ
あんまり減らしても、つまらないもの
七不思議巡りは、続けてもらうけれど
[趣味ではない、と語る仁]
なんで、趣味じゃないの?
勿論、生きている頃の話
[がたがたと、揺れる背中
面白くて、にっこり笑っている]
そっか、仁は神隠しにあった方なんだ
[消え入りそうな声に、小さく反応して]
―― 一階 ――
はぁ…―――
[息が切れる、久しぶりに全力で走った]
マシロ、もうあんな事すんなよ
お前が落ちとったら、どうする気や
[がらり、適当な教室のドアを開けて]
へぇ…――――
仁、どうしてその器にしたの?
そんなに、その器の彼、気にいった?
[他の子達だって、同じようなものだろうに
私は、単純にミスしたのだけれど]
私の器・・・?
さぁ、どうだろう
真っすぐな子、だから
ん、気をつけろや
離れんな、助けられんのは嫌やからな
[かつかつと、歩み寄って
窓を開こうと、鍵をあけるけれど
押しても引いても、動かなかった]
…――――
[窓から、奥を覗いてみる
暗くて、良く見えなかった]
開かんわ
校庭から回るか?
なんだ、自分の歳で選んだんだ
そっかそっか
私は、連れ去られ組ではないから
そういうの、わかんないけど
[息を切らす器の上で、上下しながら
仁の方を見ながら、笑っている]
ん…―――
窓があいちゃうと、逃げられるもの
何処のスポットに、誘導しようか?
[くるくる、指をまわして
朧な髪を、弄んでいる]
他の教室、行ってみるか
校庭の方を回ってみるか
どっちがいい?
[一緒に来た者達に、そう問いかけて]
俺は、気を付けんでいいんや
気を付けたって、盾にされるんやろ
[マシロに、そんな答えを返しながら]
[睨まれて、首をかしげるけれど
ふわり、仁の方に飛んでみる]
無理は、しなくてもいいんだよ?
嫌なら嫌で、いいんだからね
[肩の上に、腰をおろして]
…――――
[背中が、寒い
いや、寒いのではない、冷たい
氷でも背負わされているかのようだ
セイジの言動の異常は、俺も感じているけれど
今は、それに反応するよりも]
ナオ、またんか
さっきの、見たやろ、切れたらいかんて
[マシロに続いて、後を追いかけた]
…――――
心を折るのが、幽霊の仕事みたいなもの
怖がらせて、恐怖で折るか
優しくして、温もりで折るか
その程度の、違いしかないのに
[ふわり、器の背中に戻ったけれど]
つらかったら、無理しなくていいからね
今日は、私か仁、どちらかが行った方がいい
向こうの彼らに、説明は必要だし
それに…――――
七不思議検証、終わっちゃうものね
あんまり、人がいなくなると
[おいつけるかは、わからないけれど
それでも、止めなくてはならない
また、目の前で何かがあったら
そして、またさっきのような事になったら
俺は、自分に自信がなくなってしまう]
やめ、ナオ
幽霊がおってもおらんでも、ええやんけ
自分の体が、一番大事やん
契約には、交換条件が必要だよ
だから、ただ確かめるというだけでは
宣言であって、契約ではないかもね
[走ってばかりの、器だ
面白いけれど、目が回りそう]
さぁ、どうだろう
私は、何かを操るつもりなんて、ないもの
ただ、私の所にたどり着いて欲しいだけ
でも、今回は無理かもしれないね
[人数を、数えてみる
残りは、器も含めて5人
七不思議は、あと6つ
7つ目にたどり着くことは、きっと不可能で]
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