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[ドロテアが、と示された羊皮紙>>60を見てあーあ、と額に手を当てる。]
まいったなぁ……
言い逃れもできやしない。せっかくドロテアの口を封じたのにな。
[自嘲気味な笑みを浮かべてぽつりと呟く。
ドロテアに特別な感情は抱いては居なかったし、彼女の気持ちには気づいてもいなかった。
アイノの言葉>>63に肩をすくめて。]
でも、それで残ったウルスラやペッカが疑われたら――?
そりゃあ俺だって生きていたいさ。腹が減ったら食べもするし――
でも、この町の人間を食べるつもりはなかったんだよなあ……土砂崩れさえ、なければ。
ドロテアやラウリを殺しておいてなんだけど、それでも俺、皆にも生きててほしいんだよねえ。
しょうがないから、俺を始末して、おしまいにする?
確証はないけど――聞いた話だと、死んだら狼になるらしいよ。
[旅人には残酷に。
騒ぐ少女には飢えと保身でその身を血に染めながらも、そんな提案をするのだった**。]
[わがままでごめん、とアイノ>>67に謝る声は濡れタオル>>70に障られて声にならない。
幼馴染の声と手のひらの感触に無意識でもがきかけた体の力を抜いて。
覗き込んできたペッカ>>72にへら、とした笑みを瞳に乗せる。
奪われる呼気に息苦しさを感じても。
そのまま抵抗することなく――]
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