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うん、大丈夫。
ちょっと精神的にいっぱいいっぱいになっちゃっただけ・・・。
そっかぁ、私はラウンジにスタッフがいるところって殆ど見たことないから。
[諦め気味なんだ・・・と呟いて]
確かに、ヒントはわずかだけど色々と出てるよね。
ただし繋げ方が分からない・・・というか、そもそも繋がるものなのかも分からないのが困ったところだね。
うん、ちょっと部屋を見てみようかな・・・。
カミーラさんはどうしますか?
行きましょうか。
んじゃ、まずは近いほう・・・どちらも近いですね。
向かい合わせのお部屋ですね。
[ちょっぴり考えて]
リューさんのお部屋を先に見ましょうか。
トビーくんが一度は怪しんでいましたし・・・。
[カミーラを伴って、まずはリューの部屋に向かう]
お邪魔します・・・。
[一応ノックをして、返事が無いのを確認した上でゆっくりと扉を開けて中を覗くと、そこは]
・・・うわあ・・・・。
[中に入ってくるりと見回す。見事に本だらけ。図書室の本を目いっぱい借りているのか、はたまた持ち込んだ本が多いのか、ソファーの上にもサイドテーブルにも、ベッドの上にも本が積まれている。バスルームを覗くと、そこにも防水処理された本が並んでいた]
本のジャンルが見事にバラバラ・・・濫読というか乱読ね・・・。
[一通りチェックを入れるが、特に変わったものも見つからず]
うーん・・・生活必需品っぽいものが必要最低限あるだけで、後はひたすら本が・・・。
[見切りをつけて、外に出る]
[続いてギルの部屋の扉の前に立ち、少し緊張気味にノックをする。やはり返事が無く、わずかに肩を落とし]
・・・お邪魔します・・・。
どの部屋も、鍵が開いたままになってるのね・・・。
[そっと扉を開けて、中を覗く]
・・・思ったより、散らかってなかった・・・。
[書き損じて丸めて放ったと思われる原稿用紙が、ゴミ箱から少しはなれたところに落っこちていたりするのを、拾ってゴミ箱に入れる。仕事道具らしいカメラが数台と、施設や食べ物・スタッフの写真なども机にあるのが見える]
特に変わったものは無いかな・・・うん、無いに決まってるよね・・・。
[戸締りなども確かめて、バスルームの電気のスイッチを入れて扉を開ける]
わ、わわわ!?
[視界が赤い]
いいい、いやぁ!?
[思わず最悪のものを想像して全力で後ずさり、勢いでソファーにぶつかり、その上にすぽんと座り込む]
は・・・はっ・・・。
[目を見張り、荒く息をついて・・・。しかし良く見るとそれが想像のものではないことに気付く。ゆっくりと再びバスルームに向かうと、天井を見る。電球に赤いセロファンが被せてあった]
・・・灯り・・・?
こんなところでギルバートさん、いったい何をしているの・・・?
[デジカメしか触ったことが無い...には、それが何なのか分からない。しかしよく見るとバットが幾つも置いてあったり、紐を張って洗濯バサミでフィルムが吊ってあったりで、何となく現像しているところらしいのは理解できた]
[バスルームから出てそのスイッチを切る。ふう、と一息ついて]
びっくりしちゃった・・・。あ、いけない、何か落っことしちゃってた。
[先ほどソファーにぶつかったときに、そこに置いてあったものが床に落ちていた。小さな本みたいなもので、拾うときにちらりと中が見え・・・]
わわ、私の写真・・・。あーこれはあの時の・・・えー、これはあの時?うわ、こんなのまで!
うわーん、どれもこれもマヌケな顔してるよー!
[今まであちこちで撮られた、...の写真だけがまとめられているミニアルバムだった。思わず涙目になりながらめくっていく。最後の一枚に目をとめると]
これは隠し撮りー!?
[ミニシアターで寝こける姿が写っていた]
ぼ、没収しようかなぁ!
[ぷう、と頬を膨らまし。しかし少し考えると、ギルの部屋から出て行った]
[しばらくすると戻ってくる。手には一枚の写真]
貸衣装で撮影してらったときのポラテストだよ。
これで名誉回復!
[ウェディングドレス姿で写った写真を、最後のページに挟み込む。しばしじっと、その写真を見詰めて]
・・・・・・。
[ぱたりとミニアルバムを閉じて、机の上に置く]
・・・お休みなさい、ギルバートさん・・・
[呟くと、ギルの部屋を出て自分の*部屋へと*]
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