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[それでも 見下ろせば手の先の爪は長く
細めた目は奥の赤を表へと滲ませる
ぎ、と床をひっかけば爪痕が残り
じわり じわりと奥から湧き出る何かが
身体を侵食していく事に抗うこと敵わない
聞こえた声に 安堵の息を漏らす]
私たちが、と気付かれなければ?
どのようにすれば隠せるでしょう。
ドロテアを殺せば…
そして、悲しんでみせれば。
わたくしは、違うと思われましょうか。
[演技をする、自信は余りないけれど]
え…、ええ。
[誰何のように名を問われるのに、小さく返す>>2
怪我人の彼に、それ以上を返すことはしなかった。
怪我をする前の彼のことは、知っている。
何故だか大量の魚が目の前でひっくり返ってみたりとか、
何やら避けようとすると殊更当たる気のする男。
女も彼の表情を見てしまうから、結局つど気まずく視線は逸れる]
嗚呼、ですがもう、限界です。
では、見張りを…――お願い致します。
人が来るようでしたらお教えください。
ヴァルテリ様も来られますか?
[足音も無く廊下へ出ると
ドロテアの部屋へと身を滑りこませた]
ユノラフ、…いい?
[結局、彼の方が苦手を相手が意識しないでくれる分やり易い。
そういうことなのだけど、
女はやはり緊張の面持ちでユノラフへと声を掛けた。
階段を上がり、部屋へ至れば少し眉を下げる]
あさましいでしょうか。
飢えが、苦しい。
嗚呼。
ドロテアは――
[供儀となる少女は眠っていれば良い。
だがもし起きていたとしても…
抵抗をする事は きっと 無い]
ごめんなさい。本当はお手伝いはないの。
その…ちゃんとお礼を言っていなかったし、だから。
[女は、言いにくそうに切り出した。
最初の理由は確かにそうだ。
けれど礼は既に述べているから、理由としてはおかしいだろう]
……その…、
[こつ。と杖を鳴らして彼の傍へ歩み寄る。
意を決して、彼を見上げた]
死んだ人の夢。その魂の夢。
夢の中で私は、この足で自由に動き回っている。
いつもは人の死者の夢。
けれど時には、何か違うモノの夢。
ひょっとしたら、私が人狼なのかも知れないわ。
だって、こんなにも不吉な。だから……
…だから、私にそんな話を聞かせては駄目。
あなたが死んでしまうかも知れないわ。
だから気をつけるように、言いたかったの。
けれどこんなこと、皆の前で言えば…こわい。
人狼だって、まだ目覚めるとは決まっていないというのに。
きっと変な女だと思われてしまうから………
… ごめんなさい。
彼女は、――
ほかならぬ君に食べられるなら、抵抗なんてしないと思うけど。
怯えも、慌ても、していなかったように僕には見えた。
君が来てくれたら、嬉しがるかもしれない。
あさましくなんてないよ。
[イェンニに囁いて、扉を開ける。
小さな扉を開く音が、人狼の耳には届くだろう。
ドロテアの部屋の戸が見えるくらいまで扉を開けて、部屋の中からそっと廊下を覗く。
人がきたら、すぐ警告を、声ならぬ声で伝えるために]
[囁くように謝罪を告げて、目を伏せた。
ただの妄想と笑われるかも知れず、
もしくは人狼と疑われるのかも知れない。
けれど親切にしてくれた彼には、言おうと決意した。
なにもなければとのヴァルテリの言葉が脳裏を過ぎる。
惨劇の前、女は儚い希望と恐怖の予感に震えていた*]
[返る言葉に返す言葉は 高音と低音の二重
一度あげる呻き声は 喉の奥で
グルルルと――獣の如き 響き]
そう、でしょうか。
ありがとうございます。
…レイヨさんは、優しいですわ。
[獣の血が女の輪郭を揺らがせていく
力を奮ったのはほんの一瞬だった
その凶悪な爪が彼女の体を引き裂いたから
赤色に塗れて「食事」を、した
咀嚼の音がきっと音として漏れ伝わる
喰らうのは肉と血 それよりも――人間の命]
―回想―
[縄を外してもらえたら、腕をさすりながら]
あ、ありがと……
[何度も何度もくどいというくらいにその場にいる皆に御礼をいって、久しぶりに両手で危なっかしい食事を取った]
[それからは、ヴァルじいの旅の話を静かに聞いていた。
人狼云々を忘れることで、心の平衡を取っているような……そんな過ごし方をした]
[部屋割について言われれば、一階の一番狭い部屋がいいといった。
また今朝のように迷惑かけるわけはいかないし、広い部屋だと落ち着かないのだ。手を伸ばしたらすぐ何かに触れられるところ―― 結果、男は1階の使用人控室で休むことにした]
―ゆめ―
いいはまうるい
るなだ血らほて
まいけなていっ
はいしいっさこ
いなか繋がいの
たいかるいちが
つないだ手だけ
海の音が近い
いつまでも帰れない
[力が満ちるのが、知らずともわかる
食事は取っていたはずなのに
空腹が 渇きが 満たされていくのがわかる]
嗚呼、これが――
人間の あじ。
[細めた目は恍惚の色を灯し
夢中で貪る間は長く
それでも ひどく短く感じた]
―翌朝―
[誰かが呼びに来るまで、男が自らベッドを起き上がることはない。どんな騒ぎすらも遠い音。、自分のことで手いっぱいな男にはどうしようもなかった]
ぃ、たぃ ぃたぃたぃたぃたぃたぃたぃ…
[布団をかぶって小さく震えている。
水差しに中身がない。水はもうどこかにかけてしまって中身がない。
痛み止めの服用し忘れで悲鳴をあげながら、とびきり痛いところを、それで痛みがなくならと掻き毟り続けている]
[目元の包帯が、破れ落ち、まるで獣の爪に蹂躙されたかのような顔が露になって*いた*]
[食事が終わり 顔を上げて辺りを見渡すと
血の海の中に自分が居る事を知る
真っ赤な部屋
供儀の少女の死体
その血に塗れた自分]
…どう、しましょう。
このままでは、バレてしまいます。
[考えなしで夢中になってしまった]
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