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[ああ、そうだ。
監督には私の[小箱を拾った]な演技を見てもらおう!
と決意を固めながら**]
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ランダム使い忘れていたのでくっつける
「ひとつ、試練を与えよう。
ひとつ、絶望を与えよう。
ひとつ、苦痛を与えよう」
[立ち上がると、台本を椅子に置く。
諳んじるのは台本にない台詞]
「そうしてお前を苦しめて、
それを俺は、見つめるのだ。
苦しむ姿を。
あがく姿を。
そして俺の元へと、突き進む姿を」
……お。
[稽古場に戻ってきたメンツに顔を向ける。
眼鏡を拭き直し見せた顔はいつも通りの緩い笑み**]
戻ってきたか。
じゃあ。
稽古、再開するぞ。
[稽古場に皆が戻ってくる。
その中に、アンの姿を見つけた]
……アンちゃん。
[ほんの少し、ためらってから。
その後は迷い無く、彼女へ歩み寄る]
アンちゃん。
悪戯して、ごめんね。
主役候補になったの、羨ましくて……ごめんなさい。
ハンカチ、洗って返すね。
[彼女から返ってきたのは、どこかで見ていたのか、デコピンひとつ]
[誰かに嫉妬する気持ち。
それを恥じる気持ち。
誰かに胸をときめかせる気持ち。
虫の良い話かも知れないけれど、それらはきっと演技の糧となるから]
さあ……みんな一緒に、お稽古始めよっか。
[手強くて、可愛らしくて、優しいライバルたち。
競い合って、支え合って、いつか、皆で大輪の花を咲かせたいと思う**]
結局みんな、主役候補で主役は未定っていうことなのかな。
[稽古場を覗き込む。
監督と、幾人か、自分と同じ、主役候補]
ふふ。
いいね、楽しいね。
[みんないる。
そんな場所にまた、足を踏み入れる]
セイジくん、マニキュア、プレーチェちゃんにあげたんだね。
[セイジの爪に残る色と、プレーチェの爪を新たに彩るものは同じ]
私も塗っておけばよかったかな。
[ぽつり]
な、なんとか間に合った……かな……。
[それからしばらくして。
セイジは再び人の集まってきた稽古場にそっと姿を現した。
皆、さっきまでとは顔つきが違う気がすると、ふと思う。
主に目つきがいいとかまあ色々。
自分は、何か変わったのだろうか。よくわからん。
それはさておき]
いいよなあ、……こういうの。
[しみじみしつつ、新たな一歩を*踏み出した*]
マニキュアを次に渡した人にささやかな幸せが訪れるってね。
あの台本、実話らしいよ。
[嘘とも本当ともつかない口調で言いながら、セイジの背中をぽむっと叩いた**]
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