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何もないです。うん。
[ポルテの問いには、ゆるく首を振って]
ヂグさんが燃やしてるのかな?あれ。
何か、枝を抱えて歩いてたの見た気がしたから。
[煙を指してぽつりと言う]
食事でも作ってるのかな。
[言って、家に戻ろうと歩き出す]
カレー、食べますか?
[それしかないことを小さく笑い、しかしすぐに真顔になる。
足取りは軽いものとは言えないが、しっかりと地を踏みしめていた]
ヂグさん、ですか…。
[少し思案の表情を浮かべ]
そうですね…僕もお茶、頂いてこようかな?
話しを聞きたくもありますし。
[けれど、近付く気配の無いバクに気が付くと、立ち止まり視線を向ける]
全然食欲ないけどね。
[自嘲めいた表情はすぐに消え、家に入ると広間へ向かう]
何を燃やしてたんですか?
[ヂグの姿を見つけると、遠慮もなく尋ねた]
[湯飲みを机の上に置くと、外へ木の枝を取りに向か…
…おうとして、ポルテの声にぶつかった。
切り込んでくるような声に、
少し驚いた声で返す。]
燃やしてた?
ええと…木の枝、ですが。
ああ、前後してしまいましたが。
お帰りなさい。
大分落ち着けたようですね。
[言葉の後には何時もの笑みを浮かべた。]
こ……わいよ。お兄さん、真っ赤……。
どうして?
[頭の中がガンガンして、煩いくらい渦巻いている。これは声だろうか?でも誰の?]
え。お……おおかみって?なに?
[何を口にしたのか、自覚は無い。強烈な睡魔に襲われて、そのまま意識を*手放した*]
[取り乱すバクに向ける視線はいっそ冷ややか]
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている―――…多くを尋ねることは益になりませんし、また多くを知ることも同様ですよ。
[意識を手放し、地に伏せたバクを抱える事もせず]
夢の中でなら、教えて差し上げますが。
>>85
ああ、お湯を沸かす火種ですか。
[置かれた湯のみを見て、話を繋げる。
続いた言葉に目を丸くして]
時計屋さんは、落ち着きすぎじゃないですか。
女の子が一人、血まみれになってたんですよ?
[笑みが移るどころか、顔が歪む]
[ふ、と溜息を一つ吐く]
面倒臭い、ですね。
まあ…仕方の無い事でもありますが。
[眠ったバクを、丁寧に抱え上げる。
木の枝の折れる音に、振り向いて]
…ぜん兄?
>>90
ただの殺人じゃないって、何言って……。
[つ、と涙が頬を伝う。
自分の涙のはずなのに、驚いて指先で拭った]
あたしそんな子どもじゃありません。
[ジェネレーションギャップとの言に言い返すが、泣きながらでは説得力も何もない]
と……
[響いた音に足元を見下ろす。小石でてこのようになっていたのか、綺麗に折れた木の枝。
かけられる声に顔を上げ、フユキの姿と、その手に抱えられたバクの姿を認め]
おや。フユキ君。
おはよう……と、いうには遅いかな。
散歩かい?
[何気ない風の挨拶と、問いかけ。バクについては聞かず、ふ、と小さく笑い]
[ほんの一瞬浮かべた、困ったような表情をすぐに掻き消す]
散歩するつもりだったんですけど、彼が、ですね?
えっと…窯神様の影響ですかね。
眠ってしまったみたいなんです。
まだ…生きてますよ?
[ふ、と緩やかな微笑を作って]
先にそっちを聞かないのは…ぜん兄は、ヒトが悪くありませんか?
[ポルテの泣き顔に、やや慌ててタオルに手を伸ばし、差し出す。]
ああ…
そ、そんなにショックですか?
子供じゃないといってもまだ、お若いですし。
うーん、仕方ないのかもしれませんねえ。
でも私が始めての時は……
どうでしたっけねえ……
[タオルを差し出しつつ、空いた手で頬を掻いた。]
>>94
ありがとうございます。
二度目なんですか……。こんな、こと。
[涙と汗で湿った右手を伸ばしてタオルを受け取る。
それに顔を埋めて、首を左右に振った]
聞こえるんです。
あの子の低い声が聞こえるんです。
そうなんだ。
まー、子供だし、結構ショック受けてたみたいだったからねー。
早めに眠っちゃっても仕方ないかなぁ。
[説明には改めてバクを見つつ]
ああ、うん。そうかもしれない。
これで割と白状な人間なだからねー。
[冗談のように返し。
まだ、という言葉に、何かを言う事はなく]
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