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[ギルの後ろをとてとてと付いていって、ミニシアターに入る。やがて映画が始まり、最初は熱心に見ていたものの・・・]
すぅぅ〜・・・。
[いつの間にやら、ふかふかの椅子の背もたれに身体を預けて、*熟睡している*]
ムニャムニャ。
きっと、床の毛足の長い絨毯をめくると、その下に隠し階段があったりするんだよ・・・。
もしくは、カジノのルーレットのテーブルの下とか〜。
個室のベッドの隠し階段よりも、確実だと思うのよムニャ。
ムニャムニャ。
思ったよりも、襲撃された人の部屋の位置が重要っぽいのね。
もしカミーラさんがいなくなったら、私の部屋の両脇がいなくなるんだね。
むむむ・・・ムニャ。
[間近で大きなくしゃみが聞こえ、ぴくりと身体を震わせ。ぱちぱちと目をしばたかせ、周りを見てようやく状況を把握し]
・・・え、ええと、映画・・・お、おも・・・。
[面白かったと言おうとしてあまりに白々しすぎて、さすがにどんどんと声が小さくなっていき決まり悪げに俯いていく。そして自分にかけられた上着に気付いて]
あ、ごめんなさい。寒かったよね?
風邪引いたら大変。
[上着をギルに返そうとする]
くしゃみがひとつだと褒められたんだっけ?
ふたつで貶されて、みっつで惚れられた。
良かったね、褒められたんだよ!
[くすくすと笑って、しかし映画のタイトルでからかわれると小さく膨れて]
んもう、教えてくれたら良かったのに・・・。
[少し赤くなってぶつぶつと呟きながら、それでも立ち上がり]
[少し苦笑い気味に唇を尖らせて]
またひとこと多い〜!
[ぷいとそっぽを向きながらラウンジへ出て、まん次郎に気付き]
ポニーのおじさんこんばんは。
・・・カミーラさんもこんばんは。
[みなに続いてレストランに入るところで、ちょうどカミーラとはち合い、挨拶をする]
それだけじゃないと思うんだけど・・・お掃除の人とか、居るはずなのに、・・・現場がずっとそのままなのよね。
普通はすぐにお掃除されると思うのだけど。
[自分の言葉で、ああそうかと気付き]
いつまでたってもリボンなんかが片付けられないのは、それが余興だと全てのスタッフが知っているってことだからなのかな。
[まん次郎の言葉に]
・・・あれ?確かに。
どこで寝泊りしているんだろう・・・?
[チョコを貰って包みを開ける]
ありがとう、カミーラさん。
・・・あ、これ当たり?いつもの茶色いチョコじゃないよ。
[ホワイトチョコにピンクのいちごクリームが入ったものが現れた]
こんな薄いコインチョコの中にもクリームが入ってるなんて、贅沢ね。
[嬉しそうに頬張る]
おいしそ〜!
[注文の品が持ってこられると、さっそくミルクでゆるめられたとろとろのチーズに、ブロッコリーを浸してぱくりと口に入れる。幸せそうに頬張りながら、オレオクッキーやチョコレートやマシュマロでごてごてと飾り立てられたパフェにもスプーンを入れ始める]
長旅だったら、ちゃんと疲れを取るためのスタッフ専用の部屋があると思うけど、そうでもないのならば休憩室とか仮眠室くらいなのかな?
豪華客船ではあるけれど、定員はそんなに多くないよね、この船は。
>>291
そうなんだ、私がやったのはルーレットだったよ。
スロットとか、隅にはビリヤードの台があったけど、あれは私には難しそうだったから遠慮しちゃった。
[ギルの揶揄に]
こ、これは・・・食前デザートなの。
食前酒と食後酒があるように、デザートもそういう区別があるの。
[よく分からない理屈をこねて、ギルのパスタをじっと見て]
・・・味、変わってる?
スパの休憩室ならばそこそこ広いし、毛布や枕が置いてあるから。
もしかしたらそこを利用しているのかなぁ?
[ポークウインナーをチーズに浸しながら、ギルに]
・・・それは随分と、バンダナさんの舌を頼りきったやり方だよね?
微妙な変化が分かる?
私はそこまで自信ないなぁ・・・。
[こてりと首を傾げて]
そもそも、普通にしていても、風邪くらいひく機会っていくらでもあると思っちゃう。
バンダナさんもさっきくしゃみしていたくらいだもん・・・風邪ひいてない?バンダナさん自身の味覚は大丈夫かな?
えっとねポニーのおじさん、私たち以外のお客さんの姿って、見てないよね?
いくら下層の部屋を取っているとはいえ、豪華客船に乗っていて、デッキにも出ないとか考えられないよね?
だから、乗客は私たちだけだと思うの。
それを考えると、下層にいるスタッフというのも、船を動かすための人員くらいしかいないんじゃないかと思うのだけど。
[山状のパフェに、トンネルをあけるかのように掘り進みながら食べ進んでいる]
へえぇ、スロットは動体視力なのね。それと記憶力?
ルーレットはね、なんか凄いの。
「ここに入れるよ」って言ったところにちゃんと入れちゃうんだよ!
[そうやって勝たせてもらったらしい]
えーっと、私が言いたいのはそういうことじゃなくて。
[まん次郎の言葉に、うーんと首を傾げて]
私たちの他に乗客が居そうにないから、スタッフの数もそんなには居ないんじゃないかなって。
それに、失踪した人が普通に下の層に居ると仮定するでしょ?
ここは6層でスイートルームがあるけど、ある程度の設備が整った部屋があるのって5層までってことじゃないかな?
4層以下はランクが下がりすぎて、余興で攫って閉じ込めるにはあんまりじゃないかと考えたのであれば、5層と6層の間で行き来を止めたのは納得行かないかな?
うん、私も想像で言ってるから、実際のことは分かんないよ。
[まん次郎に向かって頷きつつ]
>>310
張り込み・・・そっか、記者ってそんなこともするんだね。
大変だね。
確かに、何だか私たちが右往左往しているのを、スタッフの人が見て楽しんでるって気分になっちゃうね。
動物園で、動物を私たちが見ているのか、動物から私たちが見られているのか、って笑い話があったけど・・・なんか、実際そういう状況に居ると、笑えないよ・・・。
[掘り上がったパフェトンネルを、惜しげもなく崩すようにして食べながら]
ん、ニーナさんチョコありがと。
[包み紙をめくってみると*末小吉*の文字が]
うーん、何となくね、自分から状況証拠を出していっている人が色カード持ち「じゃない」気がしてきたよ。
つまりこの場合、「水音が聞こえた」と言ってるニーナさん、そして「歌が聞こえる」と言ってるポニーのおじさんだね。
ニーナさんは外部の人とは違うっぽい気がしていたけど、自分から場をかき混ぜようとしているところが、何となく外部の人っぽく感じてきたよ。
どうかなぁ?
他の人の発言から推理を進めようとしているトビーくんやバンダナさんは、外部の人じゃないような気がするの。
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