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>>57
私はマティアス・カッペリーニ・ド・メディック・ハートよ。歌手をやってるの。マティって呼んで。
ウルスラさんはお一人なのね──あんまりにも素敵だから、旦那さんとご一緒なのかと思ったわ。
[嬉しそうに笑いながら、ウルスラのドレスを褒める]
こちらのごはん美味しくて、つい食べ過ぎちゃうわ。
[照れたように、4人前の空のお皿を下げるようにウエイターに示す]
女の一人旅なんて怖くない?
私は怖くって……だから、あなたとお知り合いになれて嬉しいわ。
[口元に手を当てて、うふふふと笑った]
ううーん……
[起きてみれば部屋には一人で]
まあそうだよなー。せっかくの旅だもんなー。
めちゃくちゃでかいし!
ヴァルも見物にいったんだよな!
[にっこり笑顔で言い放ち]
まあ、それはおいといて……
さてさて。
すこし内部偵察といきますかー。
どこに行こうかな。
[コートのポケットにトランプ二箱と投げナイフ用のナイフを数本忍ばせて部屋を出る]
ときにあなたは―[と、向かいの相手の使い込まれた手帳に目を落とし]
物書きさんでいらっしゃる?
一等車に―?ああ、やはり、そうではないかと思いました。
一等車といえば、出立の時ちらりと見ましたが、一両目に帝国軍の将校が乗り込んでおるようですな。
遠目に見ただけですが、蒙古系のようだった。彼が中央でのし上がるには、さぞ苦労した物と思いますぞ、ええ。
ときに、兵隊などがうろついて、コンパートメントの周りは物々しくはありませんかな?
[と、軽い様子で尋ねる。]
Je vous en prie.
[どういたしまして。薄い作りの唇は笑みに釣り上げたまま
うつくしい作りの言葉を口にする。男の告げた言葉に対するように。
あたたかい紅茶を、今度は菫のコンフィチュールと共に楽しみながら
万年筆は男の言葉を簡潔に単語だけでまとめていく]
『仏語男。牛の煮込み壺焼き。
ピロシキ参、貴腐と露蒸留酒。
絵のない車両。
指揮者。大英帝国→Macbeth』
[ただ、ロマネス。その単語を拾った時だけゆっくりと瞬きを一つする。
目の前の男が、小さな指揮者が、丸坊主の演者が
どんな話をしているのかを、紅茶とコンフィチュールと交互に往復する
手を余所に、聞き手は万年筆を走らせる]
ま、どこからどう見ても女の一人旅よね。
[けろっとした表情で肩をすくめてみせた。]
ええ、少し怖いわ。
私もあなたとお知り合いになれて良かったわ。
仲良くしましょうね。
[またにっこりと微笑んで、給仕に注文をした。]
[次々に増えていく人々、声を聞き取るのは徐々に難しくなる。
一度万年筆を置いて聞き手を休めようとすればこちらを見た男に
破璃の奥の瞳は幾らか丸くなった]
麗しき女帝の取材をしているのです。これでも、記者でしてね。
もったいなくも一等車で素晴らしい旅の始まりを先程迎えました。
[にこり。笑みの形を表現するならそんな形だった。
性別の判断をさせない低く掠れた声は続ける]
そのようですね。
記念すべき初走行で何かあってはいけませんからね。
鉄道を埋設した側も警備は念入りにしたいのでしょう。
[幾らか薄い唇は笑みを浮かべる。
それから首を横に振った]
>>63
ええ。マティって呼んでくれると嬉しい!
褒められると照れちゃう。
[夫が亡くなったと聞けば、大仰に眉をひそめて]
なんてことかしら……でも今もウルスラを見守ってると思うの。
女の一人旅なんて危険よってパパには言われたけど、ここにはたくさん居るみたいね。
[落ち着いて一人で食事を取っているイェンニに視線を走らせる]
小さな女の子も一人で旅をしてるみたいだしね。
[それからアイノにもう一度手を振る]
また叫ぶのかしら?
[苦笑がきこえてくるのはスルーして、]
ええ、基本的には自分たちでどうにか、ね。
[お礼の言葉が聞こえてくれば、嬉しそうに笑った。]
G・B・オラヴィ?
一緒にお食事してた方、かしら?
[何やらしばらく考え込んでいたけれど、]
行ってらっしゃい。気をつけて。
夜が明けるまでには、帰ってくるのよ。
私は、大食漢のフリルちゃんとディナーと楽しむことにするわ。
欧州列強の中にあって極東の方が出世なさるのはとても難しいことでしょう。
職業上、そういった方々をいくらか見ておりますが、どうして、なかなか。
まだ拝見してはおりませんが、きっと才能に満ち溢れた方なのでしょうね。
[そういった方々に、己が含まれることに今は口を閉ざす。
そして紅茶を一口]
兵隊の方々も折角の旅の邪魔にならぬように
心を砕いて下さっているのでしょう。
それほど物々しいとは、感じていませんね。
[独特の甘い香りの菫のコンフィチュールを口に運び、
改めて紅茶でその甘さと渋み、香りを楽しむ]
―2等車→食堂車―
うおっ、さぶっ!
[流石に走行中の列車の外は寒い。そうでなくても寒いが、余計に寒い。いそいそと食堂車へ入る]
[もれ聞こえてくる男性たちの会話に、不思議そうに視線をやり]
一等列車に警護……ロマネス家の秘宝だったりしてね。
[言ったあとに、ぷっと噴きだした]
[食事を済ませた後のテーブルの上にはチップを加算した料金が置かれている。]
ご馳走様、美味しい軽食だったわ。
[給仕に声を掛けて、優雅な笑みを浮かべる。
ゆっくりとサロンの方に向かうと、記者らしい風体のレイヨに足を止める。]
物書きの方ですか。
何か興味深い題材でも、例えばロマネス家の秘宝とか―…‥
[冗談めかした台詞に、クスリと笑みを乗せた。]
[笑っていたが、ウルスラの言葉>>68 に、しょんぼりと肩を落とす]
ウラジオストックで歌わないかって言ってくれてるところがあるの。でもパパは「騙されてる」って言うの。
でもモスクワじゃあ歌わせてくれるところなんてほとんど無いし……チャンスだと思って……私……。
[ぎゅっとテーブルクロスの裾を握り締めた]
私、ステージの上で思い切り歌が歌いたいの!
[アイノについて尋ねられれば]
あの子、私のことを見るなり叫ぶのよ……ええと……1・2……3回くらい。
[指を折りながら答えた]
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