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ふあ、ぁ。
……やべ、寝入ってた。
[辺りを見て異常がないのを確認し、まずは支給された水を飲んだ]
ぷはっ。
……マジ、この水にだけは感謝だわ。
水道水は錆浮いて飲めたもんじゃねーし。
[妙に緊張感のない言葉を発する。
頭は洗ったが、制服は諦めたのでまだ血がついたままだ]
[ナオが呼ぶ声に、慌てて足を速める。程なくして、中村さん宅の近くまでついた]
待ってください。一応確認しましょう。
[2人を制して、昨日手に入れた双眼鏡で遠くから様子を見てみる。人の姿が見えた]
誰かいます…男子と女子…あれは、多分武藤君と、リウさんじゃないかと…
[傍らのナオに告げた]
メール、来てんな。
[光がちかちかと瞬くのに気がついて、携帯を開いた]
湖か。
そもそも、話だけならメールとか電話でもできるはずなんだよなー。
余程の重要事項か、罠か……
……普段ならまだ期待とか持てたんだけど。
[なんの話だか、ぶつぶつ呟きつつ、文字を打ち込む]
武藤と……えっと、リウ?
小田桐だっけ?美術部の。
家の前にいるってことは、中に何かあるのかな……。
もう少し近づいてみよう。
[双眼鏡を覗き込むユウキに告げると、
隠れる場所を探しながら近づいて行く]
To:風祭 悠樹
本文:
分かった。
なるべく早めに行けるようにはする。
[やはり短い文を送信した後、携帯を閉じる]
……他チームなら、
躊躇は、できねーよな。
[内ポケットに入れた銃に触れ。
息を吐き出し、荷物を抱えて民家を出た]
[近づくナオに、そっと囁く]
多分ですけど、あそこが、『村長さんち』じゃないんですか?
だから、見張ってるのかもしれません。
…困りました。
[とことこと歩き、バク・サヨ・ミナツがいる部屋の戸に手をかけた。]
ミカちゃんの調子どー?
交代お願いできそう?
[戸を開けながら尋ねた。]
そうかもしれない。
[携帯を開いて時間を確かめ]
でもお楽しみボックスの開錠期限が迫ってる。
急がないと。
[ユウキからリウが中に入ったと告げられ]
見張りは武藤一人か?
なおが囮になって、見張りを引きつける。
その間に二人は中へ突入……ってのはどう?
……で、湖って何処だよ。
[民家を出るなり問題にぶち当たった]
そもそもミナと2人して民家探せたのだって、奇跡みたいなもんだしなー……
なんかねーのかな、地図とか。
[一応人目を避けるように家の陰に座り、ルールブックを漁ったり携帯弄ったり]
[サヨの頷きと、続く言葉を聞いた後、顔を下に俯ける]
………本当に、霊能者っつー証拠は、無いだろ。
[ぽつりと小さく呟いた。
赤組と聞いて、一人の顔が思い浮かぶ。
けれど、ムカイに投票したのは──]
……赤であれ、白であれ、紫であれ、ラウンド毎に誰か死ぬんだぜ?
自軍が勝とうが、死んじまう奴だって──っ。
[言いかけて、右手で口元を押さえた。
俯いたままだが、息を飲んだ様子は悟られるだろうか。
それはリウが顔を出す少し前]
うん。少し寝たら開錠してみる。
[そういってバクを見送ると]
…ぐるぎゅう…
[自分のおなかも鳴り出した。
ポケットをごそごそすると、梅キャンディが(07)つ]
確かに、時間がありませんね…
[如何するべきか、と悩んでいれば、ナオが提案をしてきた。一瞬戸惑う]
囮って…大丈夫ですか…
[少し考えて、首を縦に振る]
悩んでる時間はないのですよね。わかりました。
[傍らのケンにも告げる]
出来ればお楽しみ箱、2つ取ってきてください。1つはナオさんの分。
逃げる先は、今まで居た洞窟のあたり、で。
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