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−回想−
[前日の、セイジの言葉に]
ええ、幸せだったわよ。
それで充分。
・・・・・・どうにもならない事って、あるから。
でも、だから私は「イヴの時間」を作ろうと思ったの。ここならほんの短い時間かもしれないけど、みんな幸せになれるんじゃないかなって。
[少しだけ寂しそうに、セイジに微笑んだ]
−現在時刻−
[今日も通ってくれる皆にコーヒーとケーキをもてなす。
テレビでは、倫理委員会のニュースが流れている。
店の中も、少しだけぴりっとして空気が流れるが、ギンスイの言葉に]
大丈夫。お姉さんもこんな店やってるからには準備万端よ。
秘密の情報源、持ってるんだから。
・・・・・・だから、突然臨時休業とかしちゃうかもしれないけど、許してね。
[そう言って、ギンスイにウィンクをした]
ありがと。私も君みたいな子、大好きよ。
[そう言って、ギンスイにEVLENDを黙って差し出す]
はい、これ。サービスね。
勉強頑張ってね。お姉さんも応援してる。
[そう言って、すぐに洗い物を始める**]
あら、今日は一人だけなのかしら。
[昨日とは違ったオーダーを受ける。
EVLENDはいいとしても、ガギンガーセットは最後の1セット。あの時は追い返してしまったけど、また注文しようかしら、と少しだけ悩む。
ドッキリマンは、いくつかレジの隣に置いてあったもの。お土産というわけではないけど、ちょっとした口直しのためにいくつかのガムやチョコレートを置いてあった。
最近のドッキリマンのシールは漢字がテーマになっているらしく、こちらも子供にはにわかに人気があった]
はい。さくらクレープはちょっとだけ待ってね。
>>43
そうね・・・・・・ 今ちょっとだけ話題になっている「アンドロイド精神依存症」に反対している、というのが一番大きいんじゃないかしら。
・・・・・・ なんて、私がそんな話したら駄目よね。御免なさい。
[少しだけ淋しげな笑みを浮かべる。
”ドリ系”と呼ばれているそれは、確かに社会現象の一つになってきている。
でも、きっとこれは起きうる現実だった。
何故なら、人間と同じ姿をして、人間と言葉でコミュニケーションが取れる存在が同居する以上、特別な感情が芽生えないわけがない。そう思うから]
こんにちは。今日もいい天気ね。
[店に入ってくる、顔を隠した男性に声をかける。そして昨日と同じように、EVLENDが注文される]
気に入ってくれたのね、ありがと。
でもきっと、今日は今日の味がすると思うわ。
同じコーヒーでも、違う毎日と同じように違う一杯なの。
[そう言いながら、淹れたばかりのコーヒーを隅に座った男性のテーブルに置く]
ゆっくりしていってね。
[少しだけ心配そうにしている顔を隠した男性の、テーブルの上に投げ出された右手にそっと触れて、微笑みかける]
はい、遅くなってごめんね。
[そう言いながら、セイジの前にクレープを置いた]
ほらほら、あんまりしんみりした話はよくないわよ。
ここは幸せな時間を過ごす場所なんだから。ね?
あらあら、私そんなに暴力的に見えるかしら?
釘バットなんてこの店には無いわよ。
[そうバクにほほえみ返した。
・・・・・・が、いつもの緩い笑顔というよりは氷の微笑に見えた。バク逃げて!]
ほらほら、変な冗談いってるとお姉さんほんとに怒っちゃうぞー。
っと、もうずいぶん遅い時間になっちゃったわね。
ほら、未成年はそろそろ帰る準備しなさい。
[時計を見ると、時刻は既に午後8時になっていた。
そう言いながら、洗い物や片付けを始める**]
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