◆即興劇風にGO!GO!
【中身発言は独り言のみ。赤や墓もRPのみで進めましょう】
あの時どう動けばよかったんだろう、という類の感想戦はエピで是非。
(難易度を上げる目的ではなく、考え込み過ぎず動いてみようという意味です。自分の動きに満足出来なかったときはエピで振り返ればいいじゃない)
諸々の描写は表ログ優先、齟齬をきたした場合は勢いでごまかすことを推奨します。
【人と共に楽しもうとし、無理はせず、エピでは笑いあうこと】
この点を踏まえている限り、何を目的として何をしても自由です。
どう転ぶかわからない展開を楽しみたい方いらっしゃいませ。
いきなり誰かに「お母さん!」と呼ばれたりするかもしれませんが、それを受け入れるか上手く受け流すかも自由です。全てを受容する必要はありません。
投げたつもりのボールが拾われないときは、頑張って投げ方を変えてみましょう。
◆展開(更新前後不在推奨)
【現代編 2015年8月14日】
★プロローグ
・今日は夏祭
・プロロ終盤が夕方
★エピ:夏祭りが始まる
・過去編と現代の自分をリンクさせるか否かはご自由に。
・過去編の描写は回想形式で随時入れてOKです。
・キャストを流したりはしません。エピ入り直後から、独り言でPL発言可。
◆展開(続き)
【過去編 50年程前の話】
プロローグの関係性はリセットして、ぽんっと舞台を50年前に移します。
以後、村内日付が変わるごとに1年進みます。
★1d:【1965年8月14日】
・『狐雲が出ているね。今夜は誰かが連れて行かれるかもしれない』
そう言って、もぎゅもぎゅしながら空を見上げたネギヤ。彼が姿を消すのは、その日の夜更けのこと。
★2d:【1966年8月14日】
あれから一年。ネギヤの消息は依然として不明なまま。
★3d:1967年8月14日、★4d:1968年8月14日……
◆設定(基本的にお任せフリーダム)
★時代:本編=50年位前。時代考証は拘らず、てけとーにノリで混在させてOK。
★襲撃:神隠し(生死は不明)
★処刑・溶け:〃(人間の「念」が影響しているかもしれない)
★狼:神隠しに関わる者
★霊能者:異界の何かを感じる者(生存時も墓下閲覧可)
★他:てけとーに
◆注意点
・墓下逝きの人物の生死は、本人のみが決めることが出来ます。
・肩書き変更は、プロローグとエピローグ中しか出来ません。過去、現代で肩書きを変える場合は、プロローグ終盤にあらかじめ変更しておく必要があります。(変更しそびれが怖い場合、どちらでも使える肩書きにしましょう)
◆推奨事項
・プロローグにて、通常発言pt補充目的の出入りはしない。
・どの発言を受けたものなのかわかりやすくなるよう、アンカー>>使用、場所表記、対話相手の名前をト書きに記述などする。
・メモ相談出来ない分は、表発言で読み合う心意気で。ダメなネタはさりげなくRPで回避しちゃいましょう。
◆補足
・処刑、襲撃はフィーリングでOK。(ランダム可)
・「ダイイングメッセージ」「コミットボタン」は使用してもしなくてもご自由に。
・設定や小道具等は思いついたらどんどん出して肉付けを。村建て発言で話を進めることはありません。話を転がすのは村の人全て。何すればいい?これしてもいいの?と迷った場合、やっちゃってOKです。きっと。他者や狼へ向けて無茶振り&レシーブGOGO!
◆一言メモ
(「トップページ>操作方法>一言メモ」に説明あり)
「現在地」を記入すると以後の通常・墓発言日時横にメモ内容が現れます。居場所の目安としてどうぞ。
「接続状況」は「オンライン」「離席」「オフライン」「○時まで」等あるときに使用したければ。
PL同士の意思疎通をしてしまうと面白みが薄れるので、事務的にご使用下さい。
[前にこの村を訪れたのは田畑に水が入る頃だった。
灰色の土へ清水のしみゆくなんとも言えない気配と、
真っ青な五月晴れの下のけるるんくっくな大合唱。
めずらしがりの弁護士は、話のついでに誘われた
祭りの時期を忘れもせずにまた村を訪れている。]
だったら、
今時の人は なんて呼ぶんですか? ネギヤさん。
[祭りの準備に吊るす提灯には、
蝋燭でなく電球をねじ入れた。]
それとも…… もう、
ひとは雲を名づけたりはしないのでしょうかね。**
[手の中の布は軽いんだろうが、これでも祭りに貰う小学生の小遣いとしてはまあまあの小銭が入っているのだろう
今時こんなのはちょっとださい。
そんな事を思ってはいるがばあちゃん手製のがま口財布だ。これをお使いやと渡されれば使うしかない。柄はばあちゃんの古い着物の生地使っているとか、なんとか。そんなのよりも小学校で流行のマジックテープの財布がいいとかなんとかはともかく、もうすぐ奴との決戦だ]
もうすぐ奴との決着をつけるときなんだぜ。
今年こそひもクジのおっちゃんに勝ってやる!
[大人達が準備をしていて、もうすぐ始まるだろう待ち遠しい夏祭り。
がま口財布を握り締めて目標はひもクジの目玉、新型のゲーム機だ。
ひもクジの屋台のおっちゃんにカモにされる未来は案外近かったりするのかもしれない]
ポチ、きつねぐもだ
[赤みがかった茶色髪の青年が空を指さし、横に並んで座っている茶色の犬に話しかける
犬はワンと吠えると尾を振り、飛びかかる]
おい、こら
飛びかかるんじゃない
あはは、くすぐったい
[犬は飼い主の青年の顔を嘗め回す]
まったく、ベタベタじゃないか
[ボヤく声は怒った様子はない]
もうすぐ祭りか
お前も連れて来てやるぞ
[ワンと犬が鳴いた**]
[からりからりと下駄を鳴らして、屋台が彩る境内を一通り見て回る。
綿あめ、ベビーカステラ、金魚すくいに、型抜きなんてのも未だにあって。]
俺が子供ン時と全っ然変わんねえな
[中高と寮生活、そのまま受験して大学、と長い間正月しか帰っていなかった。
何故今更気が向いたのか、自分でもわからないが、来てみれば案外楽しみだ。]
[着物自体は好きで、村を離れてもよく着ていたから慣れたもの。
田舎は嫌だと飛び出したのに、妙な話だと自分でも思うが、好きなものは好きなのだ。]
あー、っと…何だっけ?
[鳥居を見上げると目に入った雲。
小学生の頃、同じ祭の時に見て、祖母に名前を教えてもらったのは覚えているけれど、肝心の名前が出てこない。
鳥居、雲、鳥居と交互に見て、首を傾げた。**]
(暑い…、イライラする…)
[古い緑色の扇風機が部屋の真ん中にあるものの
こちらに背中を向けた男に向かっているカラカラと音を立てて回っているだけなので
こちらには全く恩恵がない上に古い鉄のボディにはモーターが放つ熱が篭もり室内を余計に暑くしている
窓は全開だが、風はさっぱり入ってこない
ただ原稿が上がるのを待つだけの時間
する事もないので扇風機の裏に書かれた文字を読んでみる
=30cm AC DESK FAN=
VOLTS 100 TYPE DK-321
CYCLES 50/60 SERIAL No.HMN-666
=Meidensha Electric Mfg. Co Itd=]
(担当になって十年以上経つが、相変わらずこれを使ってるんだな
夏だけはこの先生を訪問したくないぜ、全く)
ちょっと煙草を吸ってきますね。
[長時間座り込んで傷む足を伸ばして書斎を出た]
―― 神社の境内 ――
[木々へ渡した麻縄を数人がかりで引っ張ると、
頭の高さに吊るした提灯たちがぽうんと跳ねた。
次第に集いくる人々。時は夕刻へ差し掛かる。
めずらしがりの弁護士は、竜吐水の頭を撫でる。]
[ ばるるん、ばるん。 ]
[わたあめ屋台の裏で、店主が発電機の紐を引く。
旧式のぽんこつを叱咤する声混じりのその音が、
とてもいい、と雛市ヒナは唇の端を持ち上げて。]
ああ、はじまりますねえ。
[前回に訪れた際に見知った人にも見知らぬ人にも、
こんばんはあ、とすこし早いあいさつを*投げた*。]
[縁側に出ると黄色い射光が部屋の奥まで差し込んでいる
作家先生の家は東が裏山で大きな窓は全て西を向いているから夏は酷く暑い]
(じーさんはエアコンが嫌いなクセになんでこんなに面倒臭い家に住んでるんだ…)
[沓脱石の上に置かれたスリッパを拝借して庭に出る
作家先生が手作りした池の傍に来ると煙草に火をつけた
子供の手のひら位に育った赤い金魚が人影を見つけて
餌をねだるようにバシャバシャと跳ねている]
(金魚掬いの金魚もこれだけ大きくなると可愛げもない)
[縁側の隅にある棚から餌を取り出すと一つまみ池に投げ入れた]
(あの時もこの家に来ていたんだっけな
まだ奥さんも生きていて…)
[数年前を思い出す]
[何の準備もなく金魚を貰ってきた事を少々咎められて
近所に住むやるために掬ってきたんだって口を尖らせて言い訳をしてたけど
「今時の子供が金魚なんか貰って喜ぶものかしら」
奥さんの言葉にパッと顔を光らせて
「それもそうだな
丁度良かったグリタ君原稿を待っている間に金魚鉢を買ってきてくれないか
餌と藻も忘れるなよ」
あれこれと細かに注文して来たのだから
結局はじーさんは自分で欲しかったのがバレバレだったな]
[学生服を着替えて私服になった赤茶色の青年
横には機嫌よく尻尾を振っている犬]
舐めるのはもうなしだぞ、ポチよぉ
俺はまた家に戻って水浴びをするのは嫌だからな
[犬の頭をグリグリと撫でる。
飼い主の撫でに犬は顔を見上げて「ワン、ワン」と元気よく吠える]
さあ、祭りが始まる前に一遊びするか
[神社前の広っぱで、拾った小枝を投げる]
夏祭?今日だったかね。
……ああ、そういえば確かにそうだ。全く、一年経つのは早いもんだなあ。
[血圧の薬を取りに来た老女の口にした「今日のお祭」という言葉に、初めて催しの事を思い出した。]
坊やに、夜店で食い過ぎるなよと言っとくといいよ。
もう、あんたがおんぶしてウチ連れて来るには大きくなりすぎてるだろう。
[老女の孫が、祭が終わった夜更けに腹痛を訴えて、この診療所に来たのは何年前だっただろう?]
……そうだな、ちょいと覗くくらいにしとくつもりだがね。
お大事に。また後でな。
[老女を見送った後、ふと窓の外を見る。
そろそろ赤みを帯び始めた空には、ふんわりとした獣の毛並みを思わせる雲が浮かんでいた。**]
[あの時は5匹居た金魚も今では1匹]
(特大だけどな)
[咥え煙草で遠くに聞こえる祭りの音に耳を傾けていると
突然後ろの山がザワザワと鳴り涼しい風が吹きぬけた
飛び散った灰を池に落とすまい
一歩下がった所で周囲の気温が一気に下がったせいかヒグラシが一斉に鳴き始めた
カナカナカナ…]
(あぁ、この鳴き声は嫌いだ
父と最後に会った日も、先生の奥さんが亡くなった日も山でヒグラシが鳴いていた)
[書斎を覗くと作家先生は頭を抱えて結末に困っているようで]
(そろそろ結末でなくては困る)
[多少なり休憩できるように声を掛けた]
せんせー
俺ちょっと祭りでも見てきます
サボらずにちゃんと書き上げてくださいよー
よし、イイコだ
[持って来た木の枝を受け取り、犬の頭を撫でる]
さて首輪を付けるぞ
[赤い首輪は犬によく映える]
何食おうか
何しようか
お前用のゴムボールも手に入れようか
[指折り数えて、神社の方に歩き出す]
[弦の上に弓を滑らせる。
音が響く、連なる]
…………。
[手が止まれば、音も止まる。
譜面台を見る。
連なる音符が、今にも動き出しそうに見えた]
……ぁー…………もぅ。
あっついんだよ、この部屋!
[西日の射し込む音楽室。
ロケーション的には悪くない、絵にはなるだろう。
だけど]
こんな暑い中、自主練とかやってらんな……!
そうでなくたって、今日はお祭りなんだし、もう帰ろー!
[一緒に練習していた部活仲間に訴えたら、向こうもお祭りに行きたかったらしい。
また明日ね、と言う事で、話はついた]
ん、じゃーね、また明日ー!
[部屋を片付け、戸締りをして。
ディパックを背に、腕にバイオリンケースを抱えて急ぎ足。
家に帰る時間も惜しくて、祭り会場へ向けて直行した。**]
エッちゃんは祭りで何たべるんだ?俺っちがエッちゃんに何かおごってやっても、いいんだぜ!
へへっ、なんてったって、エッちゃんはかわいいからなっ。トクベツってやつだ!
[悪戯ガキんちょないつもの空気しか出せないが、それでも本人的には精一杯ませたようにエツコに言ってやるのだ。
がま口財布もきっと精一杯だろう。]
[エビコと向かう道の向こう
もうすぐ辿り着く神社のあたりの空をなんとなく見上げて]
きつねぐもだなー。そういやばあちゃんは、きつねぐもがなんだって言ってたっけか?
[『きつねぐも』の話はばあちゃんに口うるさく聞かされたりしたものだが……真面目に聞いていないガキんちょだ。はて、ばあちゃんはなんて言っていただろうか**]
[ぱたぱたと駆けて行く。
一度帰って浴衣に着替えてくる、とかすれば、可愛げの一つも出るのだろうけど、そんな風には頭は回らない。
今、頭にあるのは、祭りの空気に触れたいっていう、それだけで]
……あ。
[急ぎ駆けていた歩みがふっと止まる。
理由は、何気に見上げた空にかかる雲のせい]
なんだっけ、あれ……。
[祖父だか祖母だかが言っていた名前は、確か]
……きつねぐも?
[浮かんだそれを復唱する頃には、祭りはもう目の前。
意識はすぐに、空のくもからそちらへに向かう]
[暮れゆく空に浮かぶその雲の名は諦めて、袖の中でちゃりりと小銭を鳴らす。
楽しみだ、でも自分はもう酒さえ飲める歳。
十何年も前の過ちはもう流石にしないし、する訳にはいかない、なんて一人笑う。]
かき氷の食い過ぎで腹下し…
あん時ゃガキだったな。
[その分、祖母の腰はシャンとしていたし、今よりずっと元気だった。
今では随分老け込んで、今日も病院に行く>>15と言っていた、筈だ。
それでも「あんたは楽しんどいで」なんて言えるのだからまだまだ元気な方だ、と思う。]
ばあちゃんも誘えばよかったかなあ。
あー、や、じいちゃんと行くっつってたか。
[まあともかく、そろそろ出店に品が並び始める頃だろうか?]
[あれが狐雲だよ。
そんな言葉を聞いたがあんな形だったろうか。
昔に一度見ただけなので思い出せない。
]
……。
綺麗な夕焼け。
[雲とは全く無関係な感想が口をついて出る]
[祭りに向かう人の群れの中、一瞬だけ、荷物を持ったまま来た事を後悔したけど]
今から引き返すのもなあ……。
[そんな思いがあるから、そのまま、屋台の並ぶ通りに飛び込んで]
えーっと、ラムネ屋さんはー……。
[最初に探すのは、祭りの時の個人的定番]
[しかし気になるのは、雲よりも祭りの出店。
いつしか意識は空よりも下の方へと]
引っ越す前はお祭りなんて見たことないから
ずっと楽しみだったんだよねー♪
[自然と笑みがこぼれる]
[人間が歩く
犬も歩く
人間が話す
犬は吠える
赤茶色の髪が
茶色の毛並みが
夕日に染まる
神社に向かって1人と一匹が歩く
それは変わらない光景]
こんな暑さだってのに、何で毎年毎年豚汁とカレーなんだろうね。
うちの先生も文句言ってたよ。
[神社の片隅、婦人会テントの下で、持ってきた野菜を取り出しながら笑う。
ネギヤが指した空を見上げて]
ああ、今年も出てるのか。
ネギちゃん、あんた気をつけなよ。
[そこに浮かぶは*狐雲*]
[鳥居の外から境内へ、まずは何から見ようか。]
お、おっちゃん、焼きそば一つとビールも。
……あ、まだか。ども、また来ます。
[吟味するより匂いに惹かれ近寄ったのは焼きそばの屋台。
生憎まだ売っていなかったが、まずはあれからにしようと決めた。]