93 じんろうさまのかみかくし村 〜まよいみち〜
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学生 ヨシアキ を 1人が選んだ。
跡取 レン を 2人が選んだ。
茜色の クルミ を 2人が選んだ。
弁護士 ヒナ を 1人が選んだ。
大学生 ホズミ を 2人が選んだ。
記者 グリタ を 1人が選んだ。
下宿人 チカノ を 1人が選んだ。
大学生 ホズミ の名前に赤い取り消し線が引かれた。
学生 ヨシアキ は 大学生 ホズミ の巻き添えを食った。
学生 ヨシアキ記す
「人狼童子」
台本の間には、封筒とお守り。
あれから一年。
「容疑者」若旦那 ゼンジ、歌姫 ザクロ、開業医 ユウキ、跡取 レン、茜色の クルミ、記者 グリタ、下宿人 チカノ の 7人。
―― 派出所前 ――
やっぱりブタだ。
[先週からから働き始めた食堂。その配達中。
集金鞄につけてあるお守りが目に入ると昨年のことが思い出された。
ヨシアキの落し物である台本に挟まれていたあれそれ]
手紙、どこにしまったっけ。
(0) 2012/ 7/24(火) 23時50分位
[毎年、訪れる場所。
涼やかな気配は近くにあるのを探さずとも感じながら]
――今年は誰を呼ぶかね。
楽しい子か、寂しい子か、強い子か、弱い子か――。
神さんが引っ張るのは、気まぐれだからな。
[別れ際に聴いた遠い記憶に返す。]
(*0) 2012/ 7/24(火) 23時50分位
―― 結城医院 ――
夕霧先生、いらっしゃいますか?
見て欲しいものがありまして。
[冷やし中華と、例の手紙を携えて開業医を訪問する。
名前が赤黒い線で消されたリストに、顔は青ざめたままだ*]
(1) 2012/ 7/25(水) 00時10分位
―神社近くの参道―
[屋台の準備をする村人の傍らに立つ男。
こしらえた生け簀に放されて行く小さな金魚]
「あれからなぁんも見つかりゃせんからねぇ。人の仕業じゃねぇって言う奴も、ぽつぽつおるわなぁ」
…神隠し、ですか。
[鮮やかな金魚を見下ろしながら呟かれた言葉に、屋台の男が作業の手を止めて目をやる]
「まぁ、あんまり滅多な事は言わん方がいいと俺ぁ思うけどな」
[その言葉に少し苦い笑みを返す]
盆踊りは。今年もやるんですね。
「そりゃ、盆にはたーくさん帰って来るからなぁ。迎えん訳には行かんしなぁ」
[水面で金魚が跳ね、ぴちゃんと小さく響いた]
(2) 2012/ 7/25(水) 00時30分位[ ]
―川縁・立葵の前―
穂澄加奈、下村吉秋、そして女性弁護士も忽然と姿を消した。
あれから一年。彼らの消息は依然として不明のまま…
また、盆踊りの季節が巡りきて――
[封書を団扇がわりにして、顔を煽ぐ*]
(3) 2012/ 7/25(水) 00時30分位[村の中]
―― おあけなせ
―― おおかみ さまの
―― とおりみち
[つけた面は狐ににている、
が少し違う。この村独特のものだ。
あの夏の日から一年、あの日と同じ謡いを口ずさみながら、白地の浴衣のこどもの背は少し伸びた。茜色揺らし、振り向く。]
(4) 2012/ 7/25(水) 00時40分位[神社]
[神社から聞こえる、唄声に顔を向ける。>>4
あの茜色に揺れる髪は去年、見たものだったか。
――と、少女が振り向き面を付けた顔が見えた。
その面の造りを暫く眺めていたが。]
…あんまり一人で遊んでたら駄目だぞ。
狼さんが、いるらしいからなぁ。
[声掛けに少女が応えるのを待たず、男は参道に目を戻すと歩き出す]
(5) 2012/ 7/25(水) 01時10分位[ 神社近くの参道]
記者 グリタが接続メモを更新しました。(07/25 01時20分位)
[かくん、と首を傾ぐ。>>5]
…―― 知ってるよ
[とん、とつま先で石畳を叩いた。
しゃん、とどこかで鈴が鳴る。
くい、と面を持ち上げる]
……また 帰ってこなかったんでしょ**
(6) 2012/ 7/25(水) 03時00分位[神社]
茜色の クルミが接続メモを更新しました。(07/25 03時00分位)
― 結城医院 ―
[午後の診察も終わって、お茶を飲んでいたところで。
注文していた冷やし中華を携えた来客があった]
やあ、チカノさん。
…………大丈夫かい?
[顔色の悪さに、心配そうに視線を向けた**]
(7) 2012/ 7/25(水) 04時50分位[屋台巡り]
開業医 ユウキが接続メモを更新しました。(07/25 04時50分位)
風見鶏〜 く〜るくる〜
真夏の日 く〜らくら〜
[垂石 榴子。略してザクロ。
かまぼこ板で出来た表札も、もう一年になる]
今年の夏〜は あ〜ついぞ〜
はい。
[夏とは思えぬ格好の相手(>>3)に、持っていた水筒を差し出す]
レンさん見ると、夏が来たなと思うわ。
[戯れを言って、笑った]
(8) 2012/ 7/25(水) 07時10分位[川縁・立葵の前]
歌姫 ザクロが接続メモを更新しました。(07/25 07時10分位)
ヨシアキさん以外の名前も、消えているんです。
[>>7首を横に振り、ユウキへ手紙を差し出す。
おぼつかない手で財布からお守りを*外した*]
あの、これ持っていていただけませんか?
……先生が、いなくならないように。
(9) 2012/ 7/25(水) 08時10分位[結城医院]
あぁ…他にも行方不明になっている人がいるそうだネェ。
[不安そうなチカノ>>9が手紙と、お守りを差し出すのを見れば。
そっと、その頭を撫でようとする]
私より、チカノさんが持っている方が良いよ。
何かあったら、ご両親もネギヤさんも心配するから。
………もちろん、私も。
(10) 2012/ 7/25(水) 09時00分位[結城医院]
[呟くような声に脚を止める。>>6]
あぁ。帰らないそうだ。
夏になると――寂しがりの神さんが降りてくる。
[そう言いながら参道に向けていた顔を少女に向ける。
どこか寂しげに見える佇まいを見つめた後、聞いた]
…神さんに会いたいか?
それとも、会いたい人がいるのか。
(11) 2012/ 7/25(水) 09時30分位[クルミに話し掛けた]
記者 グリタが接続メモを更新しました。(07/25 09時30分位)
……神様は友だちが欲しいのかな。
[蝉時雨。茜色揺らして 白い浴衣姿、くるり。
面の意匠はは“おおかみさま”と呼ばれている。]
ボクの友だちは帰って来なかったよ。
歌っても、帰ってこなかったんだ。
神様は、返してくれないの?
(12) 2012/ 7/25(水) 10時00分位[神社]
―立葵の前―
やあ、別嬪さん。笑顔が綺麗だね。
はは。ワタシはこの村の夏の風物詩といった所か。
[礼を述べ、水筒を受け取る。
蓋をとり、一口だけ中身を飲み、相手へ返した。]
くるくる、くらくら。
それ…なんだったか。迷い道の歌だっけ?*
(13) 2012/ 7/25(水) 14時50分位[村の中]
[>>12 歩み寄り、目線の高さまで背をかがめる]
…君は、クルミちゃん、だね。
神さんの考える事は俺も解らん。
[それから面の奥の目を見つめた後]
友達、探しに行くか?
そこまで連れて行く事なら、出来るぞ。
[手を、差し出した]
(14) 2012/ 7/25(水) 15時40分位[クルミに話し掛けた]
先生が持っていて下さい。
お願いします……
[>>10ユウキの手が頭に触れると、目に涙を浮かべて消え入りそうな声で言った。
お守りを押し付けて、逃げるようにその場を離れた]
(15) 2012/ 7/25(水) 17時30分位[結城医院]
―― ひまわり迷路 ――
4人もひとが居なくなるなんて。
[例の手紙をおみくじのように細く折りたたみ、ひまわりの茎に*結びつけた*]
今年も誰かがいなくなるの……?
(16) 2012/ 7/25(水) 17時40分位[ひまわり迷路]
うん。
……おじさん、去年も居たよね。
道 を知ってるの?
[躊躇いがちに問う。
神社の子供は、
言い伝えを半端に聞いているらしかった。
そろりと差し出そうとした手の上をひらひら、蝶が飛ぶ。]
探しに行きたい。
(17) 2012/ 7/25(水) 18時10分位[神社]
……うん。
そんなに言うなら、預かっておくかネェ。
[今にも泣き出しそうな表情>>15をみれば、苦笑混じりに頷いた。
預かるだけで、近いうちにチカノさんに返すつもりでお守りを受け取り。
逃げるように立ち去る姿を見送る]
……一寸、祭りの様子を見てくるよ。
これ、食べといて。
[その後。
冷やし中華を父に押し付けて、盆踊り会場へと向かった**]
(18) 2012/ 7/25(水) 19時50分位[結城医院]
開業医 ユウキが接続メモを更新しました。(07/25 19時50分位)
…おい?
[――呼び掛けて、待つ。
返る声は、すぐに無く。
向日葵迷路の揺れる花を見て呟く]
今年も、咲いたぞ。
(*1) 2012/ 7/25(水) 21時00分位
ふふ。神隠しが風物詩、というよりはいいじゃない。
[綺麗(>>13)といわれれば、またまたお上手、と手をぱたぱたするけれど。さすがにその言葉は、眉尻を下げて、困ったように笑って言った]
向日葵の迷路。
私が有名になってこの歌が流行ったら、未来の素敵な殿方が歌ってくれるのよきっと。
[歌、鼻歌でメロディたどる。歌詞が無ければ題名など到底解らぬほどの音痴は相変わらずだ]
ね、レンさん。
神隠しなんて、本当にあるのかしら。
(19) 2012/ 7/25(水) 21時00分位[川縁・立葵の前]
[>>17 暫くクルミの顔を見つめていたが、その問いには、ああ、と短く頷いただけで。
差し延べていた手を静かに引く。
そして、屈んでいた背を伸ばし、クルミを見下ろす]
…来年も君に会えたら、その時に、また聞いてみよう。
[そう言って小さく笑むと、静かに体を返し歩き出す。
離れ際、ガラスの縁の奥にある男の目が、微かな赤い光を湛えていたのは、人である者には気づけるはずも無く――**]
(20) 2012/ 7/25(水) 21時30分位[クルミに話し掛けた]
[ちょうしっぱずれの旋律が耳をうつ。]
音楽は儀式。言霊は力。
くるくる唄うと、さて如何なることやら。
[向日葵の迷路へ出掛け、女学生は帰らなかった。]
ふふふ。
では。貴女の未来の素敵な殿方に、立候補しても?
[顔の下半分を覆うマフラーの上から更に封書でもって、口元を隠す。]
[わらいごえ]
(21) 2012/ 7/25(水) 21時40分位[川縁]
神様は、本当にいる
神隠しは、本当にある
と、思う よ。
貴女は、如何?
(22) 2012/ 7/25(水) 21時50分位[川縁]
ねぇお母さん、今年も盆踊り大会ってあるの?
[夏の暑さに項垂れるように、呟く]
だって人が三人も居なくなったし。
[投げ出した足許に、去年と同じく散らばる花粉]
(23) 2012/ 7/25(水) 22時10分位
[また手許に届いた封書を透し見て。
無造作に体を起こしては、向かう先にひまわりの花畑]
若旦那だなんて。
一体どんな経緯でついたあだ名かしら?
[すれ違う、顔見知りとなった子供達のからかう声に
小さく口角を緩めては、優しく空気を揺るがして。]
あの、不安げに呟いて居た女の子は。
今年もひまわりを見ることが出来たかしら?
(24) 2012/ 7/25(水) 22時20分位
儀式……
私が歌うから、神隠しが起こるとでも?
[小さく首を傾ぐ]
歌にそんな力、あるかしら。
[友達が帰ってくるようにというクルミの願い、歌は叶えてくれなかった。
あの日共に居たカナの行方、歌は教えてくれない]
そんな力、在ればいいと思うけど。
[口元を隠す封筒、やはり、と視線を地面に落とす]
(25) 2012/ 7/25(水) 22時20分位[川縁・立葵の前]
[柔く響く、耳触りの心地よい声に。
すっと目を細め]
今年も無事ひまわりは咲いたわね。
ーー嬉しい?
[主語のない問いかけは、それだけで
意味深に辺りへと響き渡る]
(*2) 2012/ 7/25(水) 22時20分位
ふふ。だったら、ね。
[立候補という相手の顔を覆う眼鏡に指を伸ばし]
その顔、見せてくださる?
その姿じゃあ……本当にアナタが「レンさん」かわからないわ?
[わらいごえ、に返すのは、弧を描く鮮やかな紅。
結局指は、相手に触れずに降りるのだが]
私は、ね。
神様は居ればいいと思う。
そうしたら……
捕まえてみんなを帰して貰うことも、出来るものね?
(26) 2012/ 7/25(水) 22時30分位[川縁・立葵の前]
――――、うん。
約束。
[“おおかみさま”の面を持ち上げて見上げて、硝子の向こうの眼を見て謂った。
遠い祭り囃子。
不思議と蝉の声は途切れていた。]
(27) 2012/ 7/25(水) 22時30分位[神社]
[ひまわり迷路の前。
人生に迷いがちな姿が、長い影を作り出す。]
人狼童子、ですって。
一体どんな物語だったのかしら?
[消えた者が携えて居たと、噂に高い台本を手に。
懐かしむように目を細める。
自らの手は汚さずに捧げた身の存在を。
今は知る由も無く。]
(28) 2012/ 7/25(水) 22時40分位
[ふと、聴こえた涼やかな声に伏せていた目を上げる。
暫く聴き入るように黙り込んだ後]
…嬉しい、か。
[ここを後にした数人の姿を脳裏に過ぎらせ。]
――不幸でなければ、それでいい。
(*3) 2012/ 7/25(水) 22時50分位
まあ、ね。
神様の力に比べれば、劣るのだろうな。
[首を傾ぐ姿に、]
ただ。道をくるくるにするか、まっすぐにするか。
屹度、それくらいは……ね、……
ん、しかし……、
考えてみれば、”音痴”という宜しくない要素も関係するのだろうか。
[ぽつっ。相手に対して失礼までも口にした。]
(29) 2012/ 7/25(水) 22時50分位[川縁]
おおかみの――こどものお話?
[>>28迷路の入り口を振り返る。
逆光に目を細めた]
どなた?
(30) 2012/ 7/25(水) 23時00分位[ひまわり迷路]
そうね、不幸でなければ…
[ぱしゃり、跳ねる金魚の水音は
涼しげに扇ぐかみさまの団扇に描かれた
絵に等しく似るように。]
そろそろまた、時間かしら?
[尋ねるはまた、さびしがり屋か
はたまた、賑やかが好きな神様への誘い
(*4) 2012/ 7/25(水) 23時00分位
…顔を?
[弧を描く紅を前に、数拍の沈黙の後]
望みは繋げておきたいからなぁ。
では、これっくらいだが。どうぞ勘弁願いたい。
[指先で押し上げ、少しだけずらした眼鏡の端より、
ちらりと現れた瞳は、蒼。]
ワタシは、レン。いつもいつまでも変わらないよ。
[眼鏡を、元の位置へ戻した。]
ふふふふ。そうかい。良い心構えだ。
神様の捕獲に挑戦してみりゃ、いいさ。
[笑声の尾をひきつつ、盆踊り会場の方へと*]
(31) 2012/ 7/25(水) 23時00分位[川縁]
とおりゃんせ、 おおかみさま
[からころ、下駄がなる]
(32) 2012/ 7/25(水) 23時00分位[神社]
茜色の クルミが接続メモを更新しました。(07/25 23時10分位)
[いつもの白衣姿のまま、くわえタバコで屋台の間をふらりふらりと歩き回る]
景気はどうだい?
[射的やわたあめなどの屋台を開いている古い友人に声をかけ。
そのまま二言三言話して、ふらりと次の屋台へ]
(33) 2012/ 7/25(水) 23時10分位[→祭り会場]
こどものはなし?
[一度だけ見憶えのある、
そう、去年自分だけはひまわりの約を
一方的に結んだ相手に微笑み]
かみさまに近いもの、かしら?
[嘯く]
(34) 2012/ 7/25(水) 23時10分位
――君が連れて行くのも、俺が連れて行くのも良かろうよ。
[風に運ばれてきた金色の粉に目を細め、応える。]
神さんは…誰がお望みであろうな。
(*5) 2012/ 7/25(水) 23時10分位
誰、かしら?
あ、でもあの子だけはまだ、
[儚く呟く願いは、心地よい声の主に
届くだろうか。]
(*6) 2012/ 7/25(水) 23時20分位
[聴こえた声にふと、顔を上げる]
…そうか。おそらくは。
[こくり、独り頷いてから目を閉じた]
(*7) 2012/ 7/25(水) 23時20分位
開業医 ユウキが接続メモを更新しました。(07/25 23時20分位)
だって、童って、こどものことですよね……?
[ふと、祭で謡うクルミのことが頭を過ぎる]
かみかくしは、こどもの悪戯なんでしょうか。
[ゆっくり地面を踏みしめて、迷路の入り口に近づく。
ゼンジの顔をまっすぐに見上げた*]
(35) 2012/ 7/25(水) 23時20分位[ひまわり迷路]
川倉千代衣並でしょう。
[失礼な物言いにも、めげずに胸を張る。
頑なと思っていた。
だから眼鏡がずらされれば、呆気にとられて蒼色を見つめた]
……。その瞳に免じて、信じてあげる。
[再び弧を描く紅は先ほどより緩く。
笑い声にふと、手紙が示す「場所」は、神様のところだろうかなどと思ったりした]
(36) 2012/ 7/25(水) 23時20分位[川縁・立葵の前]
[から、ころん。
おおかみさまのお面をつけて駆けていく。
ぴちゃん、と金魚の跳ねる音。
今年も祭りは恙無く開かれ。
ひらり、あげは蝶が舞う。
丁度屋台を冷やかしていた白衣姿の横を茜色はすり抜けた**]
(37) 2012/ 7/25(水) 23時20分位[神社のあたり]
そして、貴方もまだ…
[自らより先に行かないで欲しいと。
願う身勝手さが、唇から零れ落ちた]
(*8) 2012/ 7/25(水) 23時20分位
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