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[男の背からゆっくりと刀を引き抜くと
滴り落ちる紅を拭いながら、女は無線機の釦を押して
何処ぞに向けて喋りかけた]
―――…仕事、終わたネ。
金と食糧は、いつも通り裏路地で受け取ることにするデスヨ。
[返答を聞けば、拭い終えた刃を鞘へとしまい
トボトボと歩みを進めて行った]
[硝煙やら泥やらの混ざった臭いの漂う
小汚い裏路地。
雇い主の従者であろう男から物を受け取れば
一言二言、言葉を交わして帰路につく]
[荒廃した世界では、人の命は金より軽い]
――…あら、少し多いネ。
手間賃として貰ておくデスヨ。
[予定より多かった報酬に微笑んだ]
[不意に聞こえた声に警戒するも、
見慣れた相手からと察すればそれを解いた]
……アンタんとこ、ぼったくりネ。
定価で遊ばせてくれるなら付き合って
やる、良いデスヨ。
[笑いながらそう応えれば、ウルスラへと近付いた]
[唇を舐める舌が目に止まる。
汚れ役を人に押しつけつつ、甘い汁を啜る
そんな蛇のような女だと思い、苦笑いを浮かべた]
……今日の仕事のおかげで、アンタの懐も
だいぶん潤う、違うカ?
[絡んだ腕を振りほどくことはせずに。
細い指先を女の太股へと這わせ、そう呟いた]
その通りネ。
アンタは私の上客、それはYESヨ。
…でも…そっちの啜る蜜の方が、甘く見えるね。
[指先をゆっくりと付け根へと這わせるが
続く言葉が聞こえれば、動きを止めた]
……聞くだけ、なら。
[そう言葉を返せば、場所を変えるよう提案した]
其処、シャワーちゃんとあるカ?
さっき殺ったロメオの血、落としたいネ。
[招かれた場所は荒んだ街に似つかわしくない程
小奇麗な部屋であり。
身体を洗い流した後、今回の依頼の内容を待った]
[放られたタオルで濡れた身体を拭いながら
吐かれた依頼に眉を潜める]
明後日……随分と急ネ。
相手次第じゃペイを倍にしてもらうヨ?
[裸のまま室内をうろつき、冷蔵庫からビールを。
栓を抜きソファに掛ければ、依頼の内容を伺った]
[天井に向けられた三本の指が眼に入れば
小さな口笛を吹き、ビールの缶を置く。
女の表情からも、それが稀に見る額であることが推察出来るか]
それ、頂きマスネ。速やかにヤルヨ。
[絡んだ腕をほどいて立ち上がると、
愛用している小太刀を手に取り女を見る]
……でも、小娘独りに破格の報酬は警戒するマス。
何か裏がある、違うカ?
[鞘をウルスラの胸元へ。
言葉が発される前に、それは膨らみをゆっくりと撫でる]
いっつも友人割引使うアンタが3本…
払い過ぎも良いとこ、ネ。
[続く言葉と這いあがる蛇の舌に、淡い溜息を洩らす]
……余計なこと聞いて悪かたネ。
アンタの気持ちは分かりたくもないけど
世の中『金』ネ。
神さんよかよっぽど役に立つヨ。
満足出来るペイ貰えるなら、喜んで受けるネ。
[柄を落とさぬように人差し指を彼女の口内へ。
ネットリと絡みつく舌に、下卑た笑みを浮かべた]
殺り方にリクエスト、あるカ?
苦しまずに天国逝き…
心の臓を刺して、もがきながらゆっくり地獄逝き…
破格のギャラだから、其処はサービスするネ。
[その問いにウルスラはどう返しただろうか。
蛇の誘いには微笑みを返して
部屋中を女の香りで包みながら、
報酬の前払い分を身体で払ってもらったか**]
[欲に爛れた情事を終えれば、あられもない姿の女を
そのままに、ひとり部屋を出た]
[数か所ある隠れ家の一つへと潜ると
苦内など適当な暗器を取りそろえ、
ドロテアの首を狩りに街を彷徨い歩く]
ただの小娘に3本は破格ネ。
ちゃちゃ終わらせてバカンス行くヨ。
[小太刀で肩を叩きつつ、上機嫌にボソリ。
途中誰かに出くわすかもしれない]
[聞き慣れた声を耳にすれば、歩みを止める。
この稼業は情報が命であり、
カウコからも数度か情報を買ったものだ。]
イイ仕事入たからネ。
報酬に向けて、頑張るマスデスヨ。
…それはそうと、公の場で殺し屋言う、良くないネ。
[口元に指を伸ばして、彼を注意した]
そういえば、一件知りたいことあるヨ。
ドロテアという娘のこと、何でもイイから知てるカ?
[ぶっきら棒に尋ねる。
私怨とはいえ、たかが小娘独りに大枚を叩く
ウルスラへの警戒は、未だ解けずにいた。
何かネタがあるなら、事前に掴んでおければと]
レディに物騒な肩書言う、良くないヨ?
せめて賞金稼ぎと言て欲しいネ。
[女が気にするのはあくまで其処。
彼女が殺しを稼業にしていることは、
隠すまでもなく吐き溜めの街では知られている]
ん、情報ありがとネ。
信仰心の犠牲になた可哀想な娘ネ。
[礼は言うものの、掴みたい情報は他にある]
ドロテア、誰かが守てるとか、ないカ?
宗教団体、家族、その他……
何でも、何か情報あるなら買うヨ?
[ドロテアを殺しにいくとでも言いたげな程に
彼女に関する情報を求めた。
懸念材料を無くすため。不要な警戒を解くため。
不安感が消えねば、仕事に集中できない]
ま、運が悪かたネ、彼女。
でも私がそれから救てやるから、オールOKヨ。
直ぐ楽にしてやるマス。
[カウコからの詫びには気にしてないといった風に
手を振り、ぶっきら棒にコインを彼の手元へと放った]
それだけ有名人なら、きと情報ダダ漏れネ。
追加で情報入たら、すぐ教えるとイイヨ。
[そう告げると、再びトボトボと歩きだした]
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