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わんわん、わん(邪魔するぜ)
「犬のオーディションもこちらでいいんですかね?
俺、こいつの飼い主なんですけど、とりあえず連れて来ただけなんで。
それじゃ、お邪魔しました」
[赤い髪の少年は出て行った]
[[村長さんち]で、ポーズをつけて立っている]
わぅ。わんわん(ふ。俺はかっこいいぜ)
[そのまま{2}時間ポーズを*決めている*]
オーディションかぁ・・・うー、なんかドキドキしちゃうな。
ウォームアップしとこっと。
いっちにー、さんしっ。ごーろく、しっちはち!
あ、え、い、う、え、お、あ、お、あ、い、う、え、お!
拙者親方と申すは、お立会いの中に、ご存知の方もござりましょうが〜・・・
[一通りのウォームアップを済ませ]
・・・うん、大分温まってきたね!
みんな気合が入ってるなぁ・・・私も頑張らなくっちゃね!
練習練習っ。面白いキーワードとかもらっちゃうよー!
夢の国。夢の国・・・そう、夢の国に迷い込んだワカバは[「家政婦は見た」状態になった。]
そう。私は見てしまったのです。
ええ、見たままをお話しますとも。
あれはお屋敷の掃除中に[若手芸人 ダンケ]様のお部屋の前を通りかかった時のことでした。
あらまあ、ダンケ様ったら扉はきちんと閉めなくては無用心ですわ。
[扉を閉めるジェスチャーを仕掛けたが、ふと下を見て]
・・・あら?これはなんでしょうか。
ペンギンさん帽子?これはこのお部屋からかしら?
戻しておいた方が良いですね。
[扉を開けた。扉の向こうに広がる景色は[書斎]だった。]
[きょろきょろと書斎の中を見渡し]
なにこれ・・・学校の図書室よりも広い・・・!
こんなに本の数が尋常じゃない。<79>万冊はあるんじゃないかしら?あの扉の向こうにこんなに広大な空間が広がっているだなんて!
[ワカバは驚きのあまり思わず[人の顔ががスカシカシパンに見えるようになった。]]
扉から出た私は驚愕した。
道行く人達の顔が。顔が。顔が。
全てが普通じゃない、そこにあるはずの目や鼻や口といったパーツがない!黄色い、のっぺりとした、これは・・・スカシカシパン!?
よく見れば[衣装係志望 ビセ]も、[犬 ゴロウマル]も皆の顔がスカシカシパン。見渡す限りのスカシカシパン、誰を見てもそこにはスカシカシパンしかないのだ!
これは夢に違いないんだわ・・・!
そう。ここは夢の国・・・ゆめゆめうたがうことなかれ、夢見るこどもの夢の夢・・・
[ゆっくりと照明がフェードアウト。]
1人芝居のお稽古はこれくらいにしてっと。
誰かと絡むお芝居とかも楽しそうだねぇ。
みんなの稽古に絡んで行っちゃっても平気かなっ?
でもその前に飲み物でも買ってこようっと!
みんなのも買ってくるよ。
[ワカバはお財布を握り締めて稽古室から*駆け出して行った*]
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