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[どこまでが夢で、どこからが現実なのかわからぬまま、あくびをする]
うわ、化粧落としてない。
[やけに乾燥している肌に気付いて声を上げた]
……どうしたんですか?
[アンと自分の間にゼンジの姿を認め、一瞬びくつくも平静を装って尋ねた]
/*
我ながら自由すぎる。狂っぽく……見えるかなあ? ぽすぎてぽくない?
死体の口に紅い飴はあれですね、着信○リですかね……
*/
ゼンジさん?
[ふと、人影に気付いた。この部屋にいるのは、自分とゼンジと、あとは、ポルテだろうか?ともかく、この無残な姿の少女と二人きりでないことに息をつく]
どういうこと?これって……。
夢じゃないよ。
[起き出したバクに気付くと、其方に顔を向け、はっきりと、だが重い調子ではなく告げる]
「告げた」少女が殺されたんだ。
人狼の手によってね。
[ポルテの方も見ると、そう続けて]
殺された?人狼が……って。あの、御伽噺の!?
[そういえば。夢の中、誰かがアンを襲っていた。そんな曖昧な、記憶]
……でも。誰が?
[思い出そうとすると、頭の中が真っ赤に染まる気がした]
いってぇ……。
[こめかみを押さえた]
人狼は御伽噺の存在じゃない。
見てわかる通り、本当に存在するんだよ。
窯神様が保護した女児、人狼の始まり……
村が終わって十三年後の今、何故急に「人狼」の「狩り」が起こったのか?
こうして集められた事と、関係があるようだけど。
[半ば独り言のように連ね]
……「儀式」、なのかなぁ。
[ぽつりと呟き、物音に隣の部屋の方を見た]
――ヒトを捧げよ。
この少女が言った言葉が、窯神様の「お告げ」ならば。
窯神様は、何を望んでいるんだろうね?
わたしは直接儀式に出た事はないのだけど。
[ヂグの声に、其方を見つつ頷いて]
……え。
[声が聞こえた気がして後ろを向く。
あるのは煉瓦の壁のみ]
アンちゃん?
[少女の名を呼ぶけれど、返事などあるわけがない。
泣き出しそうな顔になる。
椅子の上、抱えた膝に顔を埋めて耳元を両手で塞いだ]
儀式とか、胡散臭いですよ。
[くぐもった声は誰に向けたものなのか。
指先が、ピアスに*触れた*]
……窯神様ぁ、駄目ですよ、そんなこと
[寝言は寝て言います。朝の目覚めはそれなりに快適。]
あ、そうだ。村について、それで。
昨日の子……どうしたかな。
[具合の悪かった少女の様子を見に行きます。]
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