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ひとつめのたましい。
くるいさくはたましい。
よみにささげてはしを。
腕に傷…?
それぞれ…ってアンさんとスグルさん?
[眉をしかめて、利用者帳を持ったままだったが、奥の部屋に向かったヌイを追った]
[扉が開かれる。そこに眠っていたのはアン、スグル、そして]
乃木さん…。
…………エビコ、さん?
[最後は声がかすれていた。半ば呆然と遺体に近寄ると、へたりと床に座り込む]
ど、して?
寝てるだけ…ですよね?
[乃木の隣にスグルを寝かせる。その腕には傷が見当たらない]
管理人さん、エビコさん、乃木さん、です。
[跪くと昨晩と同じ様に十字を切った]
やだ。嘘。
なんで、ですか…!
[十字を切る姿にいやいやと首を横にふる。知らぬ間に涙が溢れる。しばらく顔を伏せてしゃくりあげていた。]
[しばらく泣いていたが、やがて袖で涙をぬぐってヌイを見上げる]
あの…。
見ていただきたいものがあるんですが…。
[小さいが、はっきりした声で告げる。]
無差別殺人犯か、そうでなければ――
伝承の化物が襲い掛かったのかもしれないです。
道が通じるまで、ここにこうして置く他ありません。
[ロッカに手を伸ばしたが、すぐに引っ込めた]
[静かにヌイの言葉を聴いた。こうしておくしかないと言われると頷いた]
早く、うちに帰りましょうね。
帰れますよね。
[見よう見まねで、祈るように目を閉じた。瞼をあげると、先ほど見ていた頁を開いて利用帳を差し出す]
これ…。
誰が書いたのか知っていますか?
[その名前のいくつかが無造作な横線で消されており、脇には「丸」が添えられていた。スグル、乃木、エビコ、そして管理人アン。]
なんで、アンさんやエビコさん、乃木さんの名前まで書いてあるんでしょう。
それに、この丸と、……バツはなんでしょう。
[消されずに丸がつけられた名前がひとつ。バツをつけられた名前がひとつ]
[利用者帳を覗きこむが、全ての名と顔を一致させることが出来なかった]
誰かが、書いたのでは?
[バツがついた名を確認すると、ぴくりと顔を引き攣らせる]
スグルん仮想狼に出来なかったぜオーイエー。
墓:▼スグル、◆エビコ(村)&乃木
占:ヨシアキ 霊:ロッカ
白:冬樹 黒:ヌイ
灰:ライデン、ホズミ、ナオ
灰が狭まってまいりました…!
呪符ってナイス設定だよなと今頃気付く。
吊られたらヨッシーおばばパワーってことになるわけで。
死ぬ前に誰かと闘えないかなー。
そういや守護者誰なんだろう。
私何してたんだっけ......
[自分の服が血染まりになってることで我に還る]
えと......
[自分の記憶を整頓しだすことにした]
そうだ!
ヌイの手の甲の切り傷!
昨日話してたときには確か無かったはずよ!扉修復もその前に終わっていたはずだしそこで怪我はしていない。
料理じゃあんなところは切らないし何か事故にしても明らかに傷が鋭利すぎるわ
落ちてた鉈には血がついていた
ノギエビコにはそんな切傷はないのに...
ノギが鉈を使って誰かと争っていたのならあの血は相手のものでしかない...
もうヌイとしか......
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