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探しとらん場所、なあ。
そう広い村でもなし……。今までの経験から言って、村の外にはまず出とらんな。
[キクコの問い>>101に考えをめぐらせつつ、セイジとの会話>>114>>115を耳にして]
そうじゃのう、分校におらなんだなら、公園か、花畑か。
牛小屋に隠れとったこともあるし、冬のプールの更衣室におった時は手こずった。
[グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国]に泊まり込んどったのは、一昨年じゃったか……。
─村外れの公園─
[足元、水を跳ねながら。
たどり着いた先は、公園]
……っつか、なんでオレがこんなに走らにゃなんねーんだよ……っとにぃ……。
[最初に口をついたのは、愚痴だった]
そうそう、「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」。
よう覚えとったの、ワシ。
あの長ったらしい名前の店、すぐ潰れよった。
[ふいにぴたりと固まったように止まり]
……あれ、……痛……
[あまり見せない険しい表情をして、笛を持っていない方の手で頭を押さえた。よろりとお社にもたれ]
頭が……う、……
[ほんの一瞬、空を見て。
瞬き、ひとつ。
それから、公園の中、ぐるり、見回す]
あー、いたいた。
ホズミねーちゃん、みんな、心配してんぜー?
[手のひら模した、遊具の上。
探す相手は、そこにいた。
傘は持ってなかったのか。
しっかり雨には濡れてる様子]
ああ、あれは化粧師かあ?
隣に座ってんのはネギヤかいなあ。
なんじゃ、ネギヤの顔つきがおかしぃか?
まぁ、平素から餅みたいな顔して、可笑しいがな。
[トラックのフロントガラス越しの光景へ感想を零し。
邪魔にならぬよう、道端へ寄る。]
[と、次にみれば、ネギヤの姿がなく。]
あ?ネギヤ?
あんたさんと一緒に乗ってたんじゃぁ?
[ぽつりと答えるキクコ>>1:126へ頷いて]
大事にしとるもんな。
きっと、何とかなるじゃろ。
キクコは、逃げずに面倒見とるんじゃから。
心配事増やしてすまんの。
とりあえず、逃げた姉ちゃんを何とかせんとなぁ。
潰れた店か。
あちこち見にゃならん。すまんが、手伝ってくれるかのう?
なあ、セイジも……
おい、何じゃ、どうした!?
[お社にもたれるセイジ>>5へ、慌てて手を伸ばす。今にも崩れ落ちそうな体を、どうにか支えた]
……えー?
いや、それオレに言われてもわっかんねーし!
その辺りはネギ兄やんに言ってよ、ネギ兄やんに!
[目があった途端、今回のイベントに関するあれこれをぶちまけられた。
とはいえ、そんな事を言われても困るわけで]
……ネギ兄やん、どこにいるか?
実行委員の本部か、でなきゃ、ねーちゃん探して歩き回ってんじゃないの?
……大……丈夫、……
……うん、……大丈夫。
もう、治まった……みたい。
[ギンスイに支えられながら。最初は呻くようだったが、声色も表情も、徐々に普段通りの穏やかなものに戻り]
ごめんね、なんだか、頭がすごく痛くなって……
変な声が……
……ううん。少し、風邪気味なのかな。
[途中、言いかけて、はっとしたように言い直し]
失踪てな、
ほんまにネギヤが居なくなったら、いべんとはどうなんじゃい。
[失踪というのを真に受けてはいないらしい。
ぶつぶつと言いながら、助手席に上がり込んだ。]
おでかけつう程でもないわ、ただの散歩じゃぁ。
まあ疲れたから、店の前まで送ってくれりゃいいわ。
ンガムラは、ネギヤと何しとったんじゃ。
噂のX8のミス探しかいな。
ほんまに、大丈夫か?
[訝しげな表情で、じっくりセイジを観察し]
……うん、落ち着いとるみたいじゃ。
[アンとキクコにも、頷いてみせた]
風邪ぎみなら、雨の中歩き回らん方がええじゃろ。
ンガムラさんに送って貰えば良かったのう。
ワシは姉ちゃん捜しに行かにゃならんが、セイジはどうする?
少しここで休むか、家へ帰るなら送るぞ。
ん……もう、大丈夫。
本当、すぐに治ったから。
[その場にいる三人に頷き]
そうだね、イベントの時に寝込んだら嫌だし……
休んでおく事にするよ。
此処は……
[どうする、とギンスイに聞かれれば、お社を一瞥し、少しだけ困ったような表情をして]
……うん。家に帰ろうかな。笛の掃除もしたいからね。
一人でも、大丈夫だよ?
[そう答え、首を傾けてみせた]
……ねえ。
神様とか、そんなものの声が……
聞こえる事なんて、ありえると思う?
[それから、ぽつりと。
三人の誰にともなく、尋ねるように零す]
[てるてる坊主を振るタカハル、そしてホズミの姿が見て取れる。
助手席側の窓を開け、腹から声を出した]
5kg太ってもホズミさんは魅力的ですよー!!
よーー
よー
ょー
[こだま]
[セイジ>>20からそろりと手を放し]
おお、帰った方がええ。
ワシらも、ここにおっても仕方なかろう。下までは、一緒に下りるか。
どこを探したもんかのう。
[アンとキクコも伴って、セイジを促して歩き出す。>>21の呟きが聞こえれば]
ん?神様?
ワシは信心深くないからのう。
世界のどっかには、聞こえる奴もおるかも知れん、くらいには思っとるよ。
めそめそもぎゅもぎゅごくごく……?
[擬音から推理をする。]
泣きながらも飲み食いするとは…ネギヤらしいわ。
雨降りが続いて花火がシケると嘆いておったなぁ、
それでとうとうヤケになって、どっかへ逃げ出したんかのう。まぁそのうち気を取り直して帰ってくるじゃろうて。
[デート云々を聞けば]
……こりゃ、あんたさん、相変わらずじゃのう。
年寄りからかってなぁにが面白いんじゃぁ。
[そんな話をしているうちに、前方にタカハルの姿がみえてきた。]
[歩き出しながら。質問への返事を聞けば]
ああ、ごめん、変な事聞いて。
[首を横に振り、話を終わらせかけてから]
……あのね。
その、……こんな事言うと、変に思われちゃうかな、と思って……
さっき、言わなかったんだけど……
……ううん、今も、確信はないんだけど……
[ぼそぼそと、煮え切らないように切り出し]
……頭が痛くなった時……
変な声が、聞こえたんだ。
男の人みたいな、女の人みたいな……
なんだかよくわからない、声で。
「消えた」とか……
「気を付けろ」とか……
あと、ンガムラさんの顔が頭に浮かんで……
「信じろ」って……
[そう語る口調に冗談らしさは欠片もなかったが]
ボタンさん、からかってなんていませんよ。
ボクはいつだって真剣100%です。
[などと言っていたものだから、ミス・トランクスが笑顔で近づいていたことに気付くのが遅れた]
……ごめんなひゃい。
[頬を捻るホズミの手を掴んだ]
ホズミさん、みんな心配してますよ。
具体的に言うと、ネギさんとか、ネギさんとか、ネギさんとか。
忽然と姿を消してしまうほどに。そう、今度はネギさん消えたんですがマジックショーでもやるんですか今年?
……消えた?
気をつけろ?
[目をぱちくりさせて、>>30の言葉を繰り返す。再びセイジをじっと観察]
冗談、ではなさそうじゃの。
なれば、その声。いったいどういう意味じゃ?
まさか、姉ちゃんに何か……いや。
[ふるふると首を振り]
あんまり、縁起のええ内容では無さそうじゃの。
気のせいじゃと思いたいが。
[考え込みながら、*山道を下る*]
[ギンスイに、頷いて]
……うん。もし、気のせいじゃなかったら……
本当に、嫌な事が起こってる。
そんな予感がする。
……だから、気のせいだといいんだけど。
[一度、お社の方を振り向いてから]
とにかく、お姉さんを探さないとね。
[気持ちを切り替えるように、明るめの調子で言った。それから、裏山を*降りていく*]
[もっとも、その笑みはほんの一瞬のもので。
道中誰かと会えたなら、ホズミが見つかった事と。
ネギヤが消えた事をいつもの調子で*教えるだろう*]
何やら急に、ネギヤが居なくなってしまってのう。
なんぞ一人になりたい理由もあるのか、
どこかでホズミを探してるか、なんなのやら。
先程はネギヤとンガムラの他にはひともおらんようだったし、誰かに連れ去られたんいうのは……ないじゃろうがなぁ。
[そう聞けば、さすがにホズミも神妙な表情をするだろうか。]
まぁホズミは、ンガムラに送ってもらいんさい。
タカ坊も、気ぃつけてな。
[ホズミが荷台で妥協するかは知らないが、老婆は席を譲るつもりもないらしい。
雨の中で過ごして濡れたらしきホズミの肩をみて、そう薦めた。*]
[張り手炸裂の後、ホズミは助手席の足元を指した。
何か落ちてる、と。
示した先に、てるてる坊主。
その布の体に記されたネギヤの名前が見えた。]
[ボタンが拾い上げ
みれば、それは逆さ吊りであった。
ネギヤの名の下に、『[廃屋]へご招待!』と書かれている。]
なんじゃいな、いつのまに……
ネギヤの落とし物かのう。
[ネギヤがそれを…? ンガムラのじゃないわよね、
思案する素振りのホズミは。]
[「この、てるてる坊主、
お社さまからどう思われるかしら。」
「ほら、トランクス一枚でも平気なほど暖かいここの陽気は、お社さまのおかげって事らしいから、
あそこには、晴れ祈願も多いみたいよ。
そういえば、あそこのご神体がトランクス着てるって噂も
……履かせたのはネギヤ説まであったわねえ。」]
[「ま、それはさておき、
この「廃屋」って、スパやホテル名だったりして。
で、ネギヤが、
リゾート満喫だのアバンチュールだのして
…えええ、やだぁ?! 」
テキトウにまくしたてて、ホズミは拳を握りしめた。]
[ボタンは、ダッシュボードの上へてるてるを置いた。]
……ネギヤん家に届けりゃいいんかのう、
まあ、ンガムラに任せたわい。
[やがてトラックが走りだし、
店の前へ到着すれば、助手席を降りた。]
[予定通りミス・トランクスは開催されるだろうか、
であれば、自分の代わりに弟にエントリーさせようか、
道中、そんな事を、
ホズミは叫んでいたようだ。*]
[花畑に身を潜めていたホズミを追い、
傘を差したタカハルが駆け去った後。
――移民の男はしばらくぽかんと見ていたが、
確かに蜂の巣箱を置き去りにするわけにもいかず]
… ほ
[ ぎい がしゃん ]
[自転車のスタンドを蹴り外してサドルへ跨った。]
こン村は いつでん お祭り。
[――騒動も起こるが、皆いつもあかるい。
ホズミの件も程無く解決するのだろうと漕ぎ出す。]
[キコ… 錆の浮いた自転車は行く。]
[実際、追ったタカハルや通りがかったンガムラ、ボタンらに
ホズミは保護(捕獲?)されていたのだが、男はまだ知らず。
ちいさな村。噂が回るのは早いもので――
移民の男が間借りしている、師匠の船頭の家へ帰れば
「V8ミス無事帰る」の報を聞いて安堵することになるが、]
ほ
[自転車の荷台に括りつけたトランク、下になったひとつが…]
[ ぶぶ ぶ ]
[騒ぎ出す、蜂の羽音。移民の男は戸惑いの表情を浮かべる。]
… ネギヤ さん? …
[呟き。村の通りの、何処でだったか。ネギヤの姿など
見えもしない場所で、不意に自転車を停めた男の独り言。
ネギヤがンガムラの軽トラの助手席から消えたばかりか、
それきり自宅へも帰宅しないままらしいと、近所中が
騒ぎになっているのを耳にするのは…夜更け頃の*こと*]
…あンな、
夕方なあ、ネギヤさん 俺がとこぇ 来やったと…
[遠く夜を渡る、光条の幾つか。
ネギヤを探す親族が持つ灯りか。
日頃表情をあまり大きく動かさない男は、
ンガムラの前で戸惑いを強く浮かべる。]
街ン人の ンガムラさんに 言うたち
不気味がらすっだけかも 知らんどん…
ネギヤさん、もう――
消えた ち ンガムラさんが 言うとなら、
見つかるんか どうかも わからんど なあ。
其れよっか、
[そこまで話して、懐中電灯の光がちらつくほうへ顔を向ける。
体の横へ降ろした両手は、いつの間にかこぶしを握っている。]
…アンに、何ち 言うたら 良かか。
俺にゃ わからん…
[押し殺す声。静かにも困り果てた態で移民の男は*つぶやく*]
―ひとりになった軽トラ車内―
今日は人に従ってばっかりだ。
[羽織りを貸したホズミには『寄り道しないでまっすぐ帰るのよ、いい?』とホズミ宅から50メートルの地点で言われたし、ボタンといえば謎のてるてる坊主を『任せる』と車内に置いて店へ姿を消していた]
正直、気味悪いんだけど、これ。
[ダッシュボードに置かれたてるてる坊主を見ないように、実家へ戻った]
―夜更けのこと―
ネギさん見つかったのか?
見つかってないなら、アンちゃんに言う必要は無いんじゃねーの。
[移民と化粧師が、玄関先で立ち話。
いつもと違って落ち着きのないヌイの横を抜け、軽トラへ近づいてダッシュボードに手を伸ばした]
ボタンさんが見つけた、てるてる坊主。
『ネギヤ 廃屋へご招待!』
[ヌイの目前で左手を緩める。
逆さ吊りのてるてる坊主が、拳から現れた]
見つかってないなら、どうしてヌイは仏さんなんて言う?
「アンも」あぶないんかもしれん、
ネギヤさん 言うちょいやった。
… うん
普通に亡くないやった 仏さんなら 俺も言わん。
…?
[軽トラへ向かう化粧師を振り返る。
彼が横を通る折には、横顔を張られたような手形が薄く見えた。
ついていくと、やがて示されるてるてる坊主――
不可解そうに眉を寄せるも、添えられる説明に僅か目を瞠る。]
廃、屋 。まさか。
[ンガムラのてのひらの上で、てるてる坊主をそっと裏返す。
てるてる坊主の首を吊り上げることを厭うような仕草でもあり]
声が …聴こゆっで。
しんだひとの 声。
誰も気づいてくれん たすけて て。
[かたん、]
[――移民の男は自転車に積んだトランクをひとつ開ける。]
[ぶぶ ぶ][夜更けだというのに飛び立つ、真白な熊ン蜂…]
俺ァ 聴くだけ。 …こいつは 見るだけ。
仏さんのことは わかる としか 言えん。
何、連続誘拐とか、そういうの言いたいわけ?
[アンも、と言うヌイに顔を顰める。
蜂の白さが、闇に浮いた]
廃屋で、蜂に刺されてご臨終。
なんてのは御免だかんな。
[苦笑しながら、運転席に乗り込んだ]
いいか、脅かすような真似すんなよ。
… そうだと いかん と思う。
[「言いたい」のはネギヤ。そして伝えたいのは自分なのだと
移民の男はそう化粧師へ含ませる。白い熊ン蜂は頭へ留まる。
軽トラを出すらしき彼に、不器用に困り顔のまま笑みを返して
自身は自転車へと跨った。 キコ… 運転席の横へつけて頷く。]
触らん 蜂ァ 刺さん。
[雄の 熊ン蜂なら、特に。
請け合って、軽トラのヘッドライトが照らす夜道へ漕ぎ出した。
半信半疑にせよ――"ありがと"と彼へ呟く声は*風のなか*]
―裏山を下る坂道―
[「嫌な事が起こってる」と言うセイジ>>36に、眉を顰め]
嫌な事。
やめえや、そんな……
[ひとつ、深い息をつく]
いや、すまんの。セイジにも、何の事やわからんで、不安じゃちゅうのにな。
大丈夫じゃ、きっと。
一人で悩んだら、いかんぞ。とにかく帰って、今日は早よ寝てしまえ。
姉ちゃんは、大丈夫じゃろ。みな探してくれとる。
[こちらも明るい声を作った]
─村の通り─
[傘をくるくる回しつつ、村の通りを歩いていく。
まだホズミを探す者に消息を聞かれたなら、見つかった事を教えたりしつつ]
……さて、と。
ギンちゃんとか、どこら探してんのかなー?
[右手のてるてるに聞いたって、答えなんかはないのだけれど]
[山から下りて、村の通りを歩く]
どうしたもんかのう。
グレートブリテン……なら廃屋じゃが、一応建物は残っとる。
公園で雨に濡れよるのが一番心配じゃの。
[やがて公園に近づくと、雨傘を差した人影を発見。こちらに気がつくと、しきりに手を振っている]
お、タカハルがおる。何じゃ?
……もしかして!?
[タカハルに駆け寄り、ホズミ無事保護の経緯を伝えられた]
そうか。
ほんで、ンガムラさんたちが、連れて帰ってくれたか。
……そうか。
[ほーっと、大きなため息をついた]
ありがとうな。ほんまに、姉ちゃんが迷惑かけて……すまんかった。
けど、おおごとにならんで、良かった。ほんまに。
[呟いた後、ふと視線を上げればギンスイの姿]
お、いたいた。
おーい、ギンちゃーん。
[ぶんぶん、と振り回すのはてるてる持った右の手。
事情を説明した後の様子に、気にすんな、と言ってにぃ、と笑った]
ん、でも、花畑にいたのに最初に気づいたの、ヌイっちだから。
言われんかったらオレ、気づかんかったし。
[ここまで言って。次の言葉の前に、ちょっとだけ真面目な面持ちに]
……それよか、ギンちゃん。
ネギ兄やん、どっかで見たか?
[タカハルにこっくり頷いて]
おお、ヌイにも礼を言わんとな。ンガムラさんにも、探してくれた他のみなにも。
ネギヤさんにも、えらい迷惑かけるとこじゃった。
……ん?
ネギヤさん、おらんのか?
イベントの打ち合わせでもしとるんとちゃうんか?
ワシは、姉ちゃんおらんてンガムラさんに聞いてから、お社へ行って今下りてきて……その辺ちょっと歩いたが、見かけなんだのう。
[裏山を降りた後、ホズミを探そうかとも思ったが、一旦家に帰る事にした。帰り道。笛を吹く気にもなれず、とぼとぼと]
……お姉さん、見つかったかな。
何もないといいけど……
[呟きつつ、歩いていく]
そか、見てないかぁ。
んー、それがさあ。
[がじ、と頭を掻いて]
なんかさー、ネギ兄やん、いきなり消えたんだって……ガム兄の軽トラん中から。
は?
軽トラん中から?
すまん、意味がわからん。どういうことじゃ。
ドアでも開いて、転がり落ちたんか?
や、そんなら怪我くらいするじゃろうけど、消えたりはせんのう。
突然[歌手デビューを持ちかけられた]か?
……誰が持ち掛けんだよ、それっ!
いや、乗っていきそーだけど!
[最初に入れるのは、突っ込みだった]
なんか、乗せて走ってたら、いきなり消えたんだって。
落ちたとか、そういうんでもなかったらしいぜ?
わけわからんのう。
姉ちゃんが見つかったと思ったら、今度はネギヤさんか。
歌手デビューするとしても、今この時期だけはあり得んじゃろ。
ネギヤさんが、イベントを捨ててどっかへ行きよるとは思えん。
自分の意思で消えたんでないとすると……おおごとじゃの。
ンガムラさんに、話聞いてみた方がええんじゃろか。
姉ちゃん送ってくれた礼も言わねばならんし、ワシちょっとンガムラさん家へ行ってみるわい。
[そのうちに家に到着した。具合でも悪いのか、と母親に聞かれ、風邪気味らしいと答える。心配がる様子に、首を横に振り]
……はあ。
[自分の部屋に戻ると、溜息を吐きながら、机に向かった]
あんまり、考えても……仕方がないよね。
うん。
[気分を変えようとするように言うと、引き出しから掃除棒を取り出し、ガーゼを巻き付けて。リコーダーの内部を掃除し始め]
ほんとだよなー。
[わけわからん、という言葉に頷いて]
そも、走ってる車の中からってーのがアレだし。
ネギ兄やんがイベントほっぽり出すってのも、ないだろしなぁ。
ん、詳しい話は、ガム兄に聞いた方がいいだろ。
オレは、も少し探して歩いてみるわ。
怪談はやめろよ。
[自転車を漕ぎ出したヌイの背中に呟いた。
助手席をちらりと見やる]
そういうのは、ごめんだ。
[軽トラは低速で進んで行く]
[ギンスイとともにタカハルからの話を聞く。
ホズミがいたという喜ばしい知らせには
安堵するも、ネギヤの失踪には訝しげな顔になり]
……消えたんですか?
ネギヤさんが?
さっきまでその場にいた人が消えるなんて…
そうか。
[もう少し歩いてみるというタカハル>>69に、軽く手を挙げて]
ほんじゃ、また。
……二度目じゃの、今日は。
[小さく苦笑い]
次に会うときも、見つかった知らせじゃとええな。
さて……。
[タカハルと別れ、ふと自分の格好に気がついて]
他所の家へ行くのに、びしょ濡れも失礼じゃのう。面倒じゃが、着替えるか。
[一度家へ帰り、ホズミに捕まって散々愚痴を聞かされる。やがて夕食時になり、結局ンガムラ宅へ向かったのは遅い時刻]
―― 夜更けの廃屋 ――
[辿り着いた其処に、
「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」なる
愛称をつけた者が居るとは知らぬままに、自転車を停める。
夜更け、廃屋の横に停まる自転車と軽トラのライト。
ネギヤ探しに村人が出歩いていれば厭でも目立つか。
移民の男は、廃屋を眺めてから同行者を振り返る。]
… 祭りの催しで使うような
準備 しちょったげにゃ 見えん か…
―夜更けの道―
[ぶつぶつ独り言を言いながら歩いている]
すっかり遅くなってしもうた。
姉ちゃんは、嫌ならエントリーせねばええ話じゃろ。何でワシが女装して出にゃならんのじゃ。
今から行っても、大丈夫かのう。ンガムラさんはともかく、親父さんたちはもう寝とられやせんか。
……灯り、消えとったら帰ればええか。できれば、これは持って帰りとうないのう。
重いんじゃ。
[手に持ったレジ袋を、少し持ち上げる]
お?誰ぞ来よる。
[前方からゆっくりと近づいてくる、車のライトと小さなライト]
[灯りはまっすぐ向かって来ずに、途中の角を右へ曲がった。街灯が車体をぼんやり照らす]
ンガムラさんの軽トラじゃ。
こんな時間に、何じゃ……まだネギヤさん見つかっとらんのか。
いくら何でも。
[表情を曇らせ、走り出す。軽トラの曲がった道へ入り、やがてライトを頼りに廃屋へたどり着いた]
―― 廃屋 ――
「晴天」 じゃなくて 「いい天気」。
…ネギヤさんが願うなら、そっち て。
婆っばんは 俺に 言うたが。 …嫉妬?
タカハルがぶら下げちょる てるてるは ふたつ。
てるてる同士でも 嫉妬する?
[ンガムラの左手へ一度視線を落として、真面目に応える。
廃屋の柵を乗り越えながら、ぐっと眉根を寄せて]
… 逃げや せん。
―夜更けの廃屋―
グレートブリテン、今こんなになっとるのか。
一昨年、姉ちゃんが無理矢理泊まり込んだ時は、洒落た店じゃったが。
すっかりボロボロじゃのう。
ん。
[駐車された軽トラの、空っぽの運転席を覗き込み]
ンガムラさーん?
ネギヤさん、まだおらんのか?
……中か。
[おっかなびっくりの足取りで、廃屋に足を踏み入れる]
ンガム……わあああぁ!?
[突然何かが飛んできた。軽い音を立てて、足もとに落ちる]
な、何じゃ……。
[そおっと拾い上げようとしたところへ、もうひとつ何かが飛んできた。かがんだ頭へまともに当たる]
ごあ!誰じゃ!誰がおるんじゃ!
ほ
… ギンスイ か?!
[怒鳴り返す声に、移民の男は太い声で問う。
つけっぱなしの軽トラのヘッドライトを頼りにやがて見つけて]
追うて来ちょったんか…!
危なか かも しれんとに――
[ギンスイの腕を掴んで引き寄せながら、辺りを窺う]
驚いたのはこっちじゃ!
[ンガムラ>>88にまた怒鳴り返し]
んあ?おう、ワシじゃ。
[名を呼ぶヌイ>>86には、落ち着いた声で返す]
何じゃ、二人とも。こんなとこにネギヤさん、
[言いかけたところで腕を掴まれ]
危ないって、何じゃ。
確かに人気はありゃせんが、この村で、そんな物騒な……
ことに、なっとるかも、知れんのか?
[声を潜め、ひどく真剣なヌイの顔を見上げた]
[自宅に戻ると、少し早目の夕食が準備されていた。
両親は、まだ花畑の方で花たちが
本来の色を取り戻せるようにと頑張っているのだろう。
一人だけの食卓で夕食を採りながら考えにふける]
……。
[花の様子も気になるが、今はやはり
突然姿を消したネギヤが気になった。
湯を浴び服を着替えると、夜の闇へと向かっていった]
[>>30の言葉に]
消えた……?気をつけろ……?あんまり縁起がよくない言葉だね…
[真っ先にホズミのことが頭をよぎり、ちらりと>>34ギンスイを見るが、首を振って思考を振り払い]
うーん、気のせいだったらいいんだけど。
……あれ?
[なんとなしに傘の取っ手を見ると、桃色の傘につけていた小さなてるてる坊主がなくなっている]
あれ…紐、切れてる…いつの間に落としちゃったんだろ。せっかく晴れますようにってネギヤお兄ちゃんが作ってつけてくれたのに……
[先ほどの「消える」「気をつけろ」との不穏な単語も手伝ったのか、急に襲ってくる不安感。
浮かない顔のまま、山を降りていく。]
[寄り道しながら帰り着いた家は静かなもの。
でも、それもそれで、いつもの事なので気にせずに。
適当に夕飯を済ませると、書き置きを一つ残して外に出る。
左手の傘と、右手のてるてる坊主は変わらず持ったまま]
……てるてるぼーず、てるぼーず、っと。
人探しの役には、たたねーかなー?
[掃除をしてから吹いたリコーダーは、よく響く綺麗な音がした。調子を試すために吹いた曲は、晴れ晴れの歌。
題名通りの明るい旋律。だが、気分は晴れない]
……ん。
ああ、お母さん。うん、大丈夫だよ。
[様子を見にきた母親には、笑い。夕食をとりに行ったのだった]
―公園→自宅―
[レインコートを着た球体関節人形が、ボタンの小机の上に鎮座している。
窓辺では、風に吹かれて回転している、てるてる坊主。]
[着替えた後、店先へ出て]
洗濯物が乾かないくらいで、愚痴言うんは、やめんさい。
みっともない。
[うんざりした顔で、嫁へ小言を言った。]
[まずはどこに向かおうかと思案して]
そういえば、なんだっけ?
あのギンスイさんの言ってたお店の名前。
凄く長い名前で……
グレートマジンガーアイランド……?
[そこで何やら大きな声やら音やらが響く]
きゃっ!?
[どうやら近くの廃屋から聞こえてきたようで
こっそりと戸を細く開けて何があったのか確認する]
[夜の闇、時折り過ぎる、光の軌跡。
ネギヤを探す村人たちの手にした灯りか]
……さーあてぇ。
探す、さがす、かぁ。
……みっつかんのかなぁ。
[ぽつり、呟く。
口元に浮かぶ笑みは、今は夜の帳と傘の影]
[夜目にも鮮やかな白の軌跡は、
簡易レーダーがようやく動きを止めた、カウンターの後ろへと。
ぶぶ ぶ… 羽音の質は、高くもやさしく――
移民の男は、其れを確認しンガムラへ、見つかった、と告げる。]
死なされる て 充分 酷くなか か?
[ふは、と心の準備をするように息をついてカウンター裏を覗き。
わるい夢にうなされるような表情で、外傷も無く
其処でつめたくなっているネギヤを…見つけた。]
[ヌイに腕を掴まれたまま、ンガムラの問い>>94に首を振り]
いや。すまんが、ワシ姉ちゃんに愚痴聞かされとって、まだほとんど探しとらん。
そうじゃ、姉ちゃん送ってくれたんじゃな、ありがとう。
ヌイも、見つけてくれてありが……とう。
姉ちゃんは見つかったが、ネギヤさんは……。
[頭の上で交わされる、ンガムラとヌイの会話。ヌイの低い声で告げられる、『物騒』への肯定>>97]
酷い事……物騒なこと?
セイジも、嫌な事が起こるって言うとった。
イベントがいやになって逃げた……なんてことあるはずないよ、最近はお天気を気にして大変そうだったけど、準備はすごく張り切ってたんだもん。それに今日は帰ったら実行委員会の人達と前日打ち合わせがあるからまっすぐ帰るって言ってた……。
[ホズミが消えたと聞いた時にはなかったような不安感が膨らんでいき、思わず傘をぎゅっと握って]
私、裏山のほう探してくるよ……!もしかしたらお天気のこと、神様にお願いに行ったのかもしれないし……戻ってきた私達と行き違いになっちゃったとか、あるかもしれないし。
[ギンスイ、タカハル、キクコに別れを告げて裏山の方に引き返して駆けていった]
[ネギヤの首元に手をやってから、淡々と言う]
死んでるな。
第一発見者って、要らん疑いかけられたりすんじゃねー?
―人形店―
[店の前を、幾つもの灯りがいったり来たり。]
なんじゃいね?
[表へ出てみると、
心配げな顔をした船頭も、灯りを手にして立っていた。]
――ネギヤがまだ帰ってこん?
まあまあ、どうしたんかねえ。
[しんどそうに腰を叩いて、短い立ち話を。]
―裏山―
お兄ちゃんどこに行ったんだろ……
突然マジックみたいに消えるだなんて、そんなこと……あるのかな……
やだ…なんか、さっきの縁起の良くない言葉がすごく気になってきたよ……
[あたりを見回すが、少し薄暗くなってきた山は見通しが悪く。]
うーん、よく見えないや…お社のほう、どっちだったかな……
おにいちゃーん!ネギヤおにいちゃーん!
[ネギヤの名を呼びながら裏山の中を進んでいく]
てるてるぼーず、てるぼーず。
[呟くように歌いながら、道を歩いていく]
あーした天気にしておくれ……。
[言いながら。
持っていた二つのてるてる坊主。
その一つを、ぽん、と空へ投げ上げた]
[夕食の後は、早めに眠りに就いたが――階下から聞こえてきた話し声に、目を覚ました。辺りはもう真っ暗になっている。
妙なざわめきが感じられて]
……?
[パジャマ姿で階段を降りていく、と、玄関先で母親と父親、それと誰かが話す内容が耳に入った]
……え?
ネギヤさんが……消え……?
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