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― 屋敷 居間 ―
[ここで待て、といわれたから、言われるままにソファにこしかけた。簡素な服に包帯だらけの男は、おそるおそるといったありさまだった。沈み込む柔らかさのソファが怖いのだろうか。
今も腕の縄は結ばれたまま。
目を隠す頭も包帯も取れず、瞼も強く閉じたまま。光は戻るのかそれすらも男にはよくわからない。こんな手では瞼に触れることすらままならない
落ち着かない]
―― ……ろして、くれれば、いいの、に
[星読みなどまどろっこしいことなどせず。
そう人のいない居間で呟いた。
遠くで、誰かが風呂を使っている。タイルが水に叩かれる音がいやに*響いた*]
[そして自分が居間に通された直後に、誰かが来る気配]
[声ならぬ音を耳にする。聞き慣れている。
つい、よく見知った彼が出すその音を>>41]
クレス、ト?
[会うのは数日ぶりになるだろうか。
目が見えない。距離感が解らない。だから、手を伸ばされていても、まるで無頓着に反応できやしない]
ごめ、ん…… ごめん……
なんで…、お前が、 …… ごめ、ん……
[こうなる前だったら、Moi!と声をかけ、ふざけた時侯の挨拶などもしたが、今はまるで、何かにおびえるように背中を丸めてソファで小さくなる。
その謝罪の声も、やがて小さく、クシャクシャになっていった]
/*
どうも、ほいほいされてだんぼるでもいもいしているおやまです
表情のある子はいろいろむずいんで、
いっそ目がねえやつにしました
ハゲに引かれたのはいつものことですが、ここはぐっとがまんだ
あいつは目力がある…!
[小さく縮こまっていると、誰かの声が聞こえた]
ヴァル…… じい?
[ガラガラの喉が音を紡ぐ]
[村生まれの男にとっては、馴染みの声だった。
一体何故自分以外が選ばれたのかわからない。
呼びかける声には、困惑の感情が混じる]
[たどたどしい手つきで、コップを握る。
それが何なのか確かめるようにごつごつとした手で確かめて、それがコップだと縁のかたちをなぞらった後に、ようやく口にする。
その頃には、水が1/3ほど減っていた]
……あり、が、と…
[たどたどしく礼をいう。少しは落ち付きを取り戻したようだった]
……せんせぇ、 も?
[ニルスの声はまだ聞いていなかった。
身分が高いもの低いもの、弱いもの強いもの、みんないっしょくたに集められているような印象を感じ、より声は困惑を増した]
ねぇ、ヴァルじい――…・・
昔も、こんなこと、が?
ヴァルじい……が、うまれる、まえ……
[まるで想像つかない。
見えない目で数字を追っているようだった]
たすかった 人は、 いるのか、な……
[ぽつりと漏らした言葉は切実な響きがあった]
[水を飲み干す。
未だ縄にとらわれている腕で、じつにたどたどしく、足でテーブルを探して、そこにそっとコップを置こうとするが――
[○] ○:成功 ×:失敗]
[誰にとっての不都合なのか。学のない男にはすぐにはぴんとこなかった]
[>>66 怪我のことをいわれたら、ヘンな音をのどから漏らした。
しゃっくりのような、言葉がひっかかって出てこないような、そんな音を]
[学はないが、ニルスの研究には興味があった。いや、村で普通に生きていたら触れることのない、ニルスの話に興味があったというのが正しいか。しょっちゅう力仕事を頼まれては、その話に興味深く耳を傾けたものであった。]
そう、か……。
人狼の、脅威が、去った、って
どうやったら、 わかるの、かな
[まだこの時はそれでも――何事もなく、明日がくると、男は信じていた。いや、信じたかった、というのが正しいかもしれない]
[目が見えぬ男はまだ、アイノの来訪には気付いていなかった。大きな声に、小さな声はかき消される]
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